曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

マダラチョウの飼育も終盤を迎えました。

2019年07月14日 | 日記

今日の果物

さくらんぼ  食べて好し、見て美しい果物ですね。今年は堪能するほどあちこちからいただきました。そして、私はいつものゴンベエさんになって、さくらんぼの種を播いてみました。種からはどんな木が生まれ、どんなにおいしい実がなることでしょうね?

 


 マダラチョウたちの幼虫は日に日に大きくなり餌の供給が大変でしたが、その成長も終盤を迎えました。一日に何度となく飼育小屋へ入って様子を伺っています。南国の蝶たちは成長が早いですね。親の蝶が我が家へ届いたのは6月26日のことです。まだ20日もたっていません。卵の殻を破って出て来たばかりの幼虫は数ミリメートルしかありませんでしたが、今幼虫は4~5㎝の大きさになり、青虫の嫌いな人にとってはとてもグロテスクで気色悪いものになってしまいました。でもその気色悪い幼虫が前蛹を経て蛹になり、宝石のような形に姿を変えます。こんな変化を見ていると本当に生命の不思議を感じます。これから先もっと不思議で驚くべきことが起こります。この緑の宝石のような蛹の中では青虫が蝶に姿を変えるべく細胞の組み換えが行われているのです。10日から2週間でその組み換えが完了すると蛹の殻が背中から割れて完成された美しい蝶が生まれてくるのです。この羽化の瞬間を見るのもとても感動的です。蝶の生育など人間の社会とはほとんど縁のないことですので、興味のない方が多いかと思いますがこのブログではこんなことばかりやっていますので今しばらくお付き合い下さい。

 


マダラチョウの幼虫が蛹に

 

 

 

 

幼虫から蛹に姿を変える途中の段階を前蛹と言います。

 

まだ前蛹まで行かない幼虫も沢山います

 

また蛹に戻りますが、幼虫がこの蛹の姿にどうやって変わるのか不思議な気がしませんか。

この蛹の状態でいる期間は外敵が近づいても逃げ出すことはできません。危険が一杯です。野外だと野鳥が見つけると食べます。小さな野鼠も木登りをしますので食べることでしょう。