曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

春の京都で 2.

2019年04月06日 | 日記

今日の昼食

普茶料理のメニューです。

 


 多くの人は年をとると若いころに比べて夢や希望が萎んできますよね、そして色気も失われてきますが逆に食い気はますます盛んです。と言っても、食べ物の量は酒量と一緒で年とともに落ちてきますが、美味いものや珍しいものを食べたいという意欲は若いころより今の方が強くなっているように思います。この度の旅行の計画中に、京都→宇治→万福寺→普茶料理 と言う風に食べ物に行きつきました。花もいいがお団子も、と欲張ったわけです。万福寺の中でも普茶料理をいただくことができるそうですが、予約など間に合わなかったので、門前にある「白雲庵」と言うお店で普茶料理をいただくことになりました。50年余り前学生時代に万福寺を訪れたときにはとてもそんな余裕はありませんでした。この歳にしてようやく念願がかなったわけです。

明の高僧の隠元禅師は黄檗宗と共にいろんなものを日本に伝えましたが、普茶料理もその時伝えられ、今まで続いています。普茶料理は精進料理ですが和風と言うか京料理と異なり中国風の精進料理です。以前から一度食べてみたかった料理です。精進料理ながら肉や魚を食べている気持にさせる所が憎いですね。味付けは薄めですが食事が進むほどにお腹がいっぱいになりました。

 


黄檗普茶料理

 

 

御料理

澄子  お菓子とお茶

 

蔴腐   ゴマ豆腐から始まりました。イクラが乗っているようですがタピオカで作られたものです。

雲片   13種類の野菜や木の実が入った吉野葛の餡かけです。

冷拌  和え物

 

笋羹   菜煮の盛り合わせ

何から食べようか迷ってしまいます。

揚げ物

餃子の中身はジャガイモでした。

 

この後ご飯もの、汁物、香の物で締めました。

万福寺 花見の後は腹満たす。