“気ぃ付けなはれや”は、これから始まる。
大阪市は18日に国家戦略特区の調剤業務の一部外部委託の第1号案件をホームページで公表した。
と言っても大阪市のホームページからは探せなかった。
マスコミからの記事からの私の感想である。
参加企業は4社あり委託4店舗の受託4店舗の8店舗としている。
4社は「薬局DX推進コンソーシアム」のアインファーマシーズ、スギ薬局、日本調剤と代表理事のファルメディコである。
予想通りと言えば、予想通りな気がする。
そもそもは中小薬局に対物業務の軽減から端を発した提案であるが、本命が置き去りにされた感がある。
さらに、先ずは同一社内の店舗間の外部委託から始めるそうだ。
外部委託と言うよりも社内分業と言った感じだろうか。
そうなると思っていた。
基本的に同一社内以外では成り立ちづらい仕組みである。
先日の日本在宅薬学会学術会議でも、調剤業務の一部外部委託の話題で盛り上がったようだ。
マスコミの記事を読む限り薬局の在宅市場に大きな波紋を投げかけることになるだろう。
これからの調剤市場は外来から在宅へと移行する。
そんな時に中小薬局に勝算はあるのだろうか。
中小薬局を守る立場の日本薬剤師会は、どんな対応を取るのかに個人的には興味がある。
そして、いつも言い続けているが”アリの一穴“は”真綿のごとく”である。
一包化だけの一部外部委託では何かと不便である。
患者のためと言いながら、いつの間にか全調剤の完全外部委託になるような気がする。
すでに、そんな議論も出始めている。
そして国は対人業務の最たる部分の調剤料の引き下げを狙っている。
引き下げられたら中小薬局はやっていけるのだろうか。
大阪市で始まった国家戦略特区であるが、次はあなたの身近な地域でも始まる。
急性期の処方箋はマンツーマン的な薬局が利便性の面から有利であるが、それはしぼむ外来であることを忘れないで欲しい。
そしてやっと獲得した、これから増えそうな在宅処方箋は、機械化されて合理化された効率のいい調剤機器の元で大量に調剤される。
その調剤センターからダイアグラムを組んで高齢者施設などに配送される。
服薬指導は応需した薬局がオンラインで行い、処方箋を受託した薬局からは薬剤師以外が配達する。
面倒な個人宅には積極的にかかわらない。
ただし、個人宅でもがんの患者など特殊な処方箋には積極的に取り組む。
これは国が薬局に望んでいて、それに伴う高報酬で報われるからだ。
何となく、これからのイメージが浮かんできただろうか。
今回の調剤業務の一部外部委託に関して大手調剤チェーンとドラッグストアは、新しいビジネスチャンスが広がったと感謝しているのではないだろうか。
コンサル料くらい払いたいくらいの話だ。
ただ時代の変化には勝てません。
何事も過去の積み重ねから出来上がっています。
その土台にはなれると思っています。
木でいえば根に、街中だと下水道や上水道みたいなものです。
2030年までにはかなりのデジタルインフラが整備されるでしょう。
その時歴史は動く!
個人的には新体制に期待しています。
組織体質を変えて欲しいですね。
人は平等に時間を消費します。
けれども、歳を重ねて成長できる人とそうでない人がいて、ほとんどの場合は成長できないため、年老いるのではないでしょうか?
駒形sanは成長なさっています。
ところで、明日のブログネタかもですけど
いよいよウエルシア × Amazon時代が報じられましたね。
仕事があるってありがたいですね。
明日も楽しみです。
先日、あるメディアに「調剤がなくても生き残れる薬局」のタイトル記事が出ていました。
具体的な内容がなく、どこかに迎合するように調剤業務の一部外部委託について書かれていました。
はっきり言って無責任だと思います。
まぁ、無責任と言うと私も似たり寄ったりかもしれません。
最近、自分がもう少し若かったらと思うことがあります。
あと4カ月もすると68歳になります。
もっと若い人の声が欲しいですね。
どこの組織団体もです。
確かに、ひっそりとありますね。
次に控える第2号はどこになるのでしょうか。
何となく想像がつきます。
それぞれの国には、それぞれの国の文化があり、本質的に尊重されるべきです。よそ者がやってきて、もともとある文化を否定して、よそ者が持ってきた押し付けることは侵略行為とみなされると、某AIは解説します。
調剤薬局関係者の皆様にこれから起こることは、上記内容と近しい状況といえるのではないでしょうか?
ここでは、駒形sanがおっしゃるように日薬がどう出るのか、大変注目しています。文字通りなんです。薬局DX推進コンソーシアム理事長先生は文字通り、狭間にいらっしゃいます。茨の道を、国民のためにあえてすすみ、医師と薬局の間を取り持つ存在になる、、、?何か違いますね。中小薬局と大手?これも違います。いったい全体理事長先生はどこの狭間にいらっしゃるのでしょうか?あ、もしかして、行政と薬剤師の狭間?でもそれって本来は日薬のお仕事では?日薬が話にならないから理事長先生が仕方なく代わりにうごいてらっしゃるのかも?事実は如何に?
調剤報酬の行方を、中小薬局を中心に考えますと、どうもソフトランディングできなさそう。控えめに言ってハードランディングになりそうです。下手したら墜落。
それで、この行方を決めるのは、日薬ではなかったことがポイントですね。
複雑です。
たらればはいけませんが、駒形san、あるいは駒形sanのような薬局愛あふれる方が、薬局のリーダーならどうなっていたでしょう?
"Fight ! Fight !"
アメリカ大統領候補の言葉です。
調剤薬局のアニキは駒アラートで「ファイト!ファイト!」と数千回の励ましをなさってきました。
ああ!またしても、暑苦しい夏に暑苦しい、内容があるようで"ないよう"な駒形ファンコメントになってしまいました。
収集がつきませんので、ここでいつもの言葉
仕事があるってありがたいですね。
明日も楽しみです。
薬局における調剤業務一部委託事業について
大阪市:薬局における調剤業務一部委託事業について (…>薬務>お知らせ)
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000627579.html