医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

為五郎…ってか!

2023-03-13 05:03:48 | 薬局
速いのはいいけど、きちんと先を見据えた決定を望む。

10日に中医協が開催された。
8日にも開催がありの矢継ぎ早である。
何か急ぎの要件かと思うと「新型コロナウイルス感染症の診療報酬上の取扱いについて」が議題である。
政府は今日からマスク着用を「屋内外を問わず個人の判断にゆだねる」ことを通知した。
個人の判断ほど難しいものはない。
人は”十人十色“でそれぞれの価値観が異なる。
今は花粉が飛び交うのでマスクは必要かもしれない。

さらに、新型コロナウイルス感染症に関しても5月8日から2類相当から5類に引き下がる。
9月くらいまでは部分公費負担となるが、インフルエンザと同様に外来では薬以外の治療費が必要になる。
そんな背景もあり、急ぎ中医協での対応となったようだ。

結論から言うと「薬剤師によるコロナ患者への医薬品の提供・服薬指導等については、コロナ治療薬を処方された来局患者への対応も考慮しつつ、引き続き評価する」となった。
そして「自宅・宿泊療養患者に薬剤を配送した上での訪問による対面/電話等による服薬指導(500点/200点) ⇒ 陽性患者に薬剤を届けた上での服薬指導(訪問による対面500点/電話等200点) ※薬局におけるコロナ治療薬の交付は、服薬管理指導料:2倍(+59点又は+45点)」と決まった。
変に私の解釈を交えるとおかしくなっては困るので、中医協の資料のコピペである。
単なる説明が面倒なので手抜きだ。

さらに、介護保険施設等の入所者への対応として「薬剤師による緊急の医薬品の提供・服薬指導等について、介護保険施設等の入所者等の患者に実施した場合についても評価する」となっており、「コロナ患者に薬剤を届けた上での服薬指導(訪問による対面500点/電話等200点) 」と示されている。

コロナに臆せず頑張った薬局はそれなりに報われる。

それにしても水面下では事前審議が行われていたと思うが、当日に議題が出てきて、当日に採決され決まった。
会社の会議もこれくらいスピディーに行われるといいのだが…。

この速さはオンライン資格確認の導入に関する加算と後発医薬品の供給不足への対応でもあった。
昨年の12月21日の大臣諮問から23日には中医協が了承し答申を出している。
これもアッと言う間で驚いた。
まさに“アッと驚く為五郎”である。(誰も知らん!)

どうでもいいけど”付け焼刃“で火傷しないようにして欲しい。
何と言っても”カネがない“んだから。
コメント
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