医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

やっぱりお金か・・・

2014-07-18 06:32:42 | 薬局
ガンが増えて負担も増える。

国立がんセンターは10日、2014年に新たにガンと診断される人が88万2,200人と予測し、ガンで死亡する患者は36万7,100人としている。
これは高齢化を背景として2010年と比べると患者数は約7万7,000人増加し、死亡者は2012年より約6,000人増加すると見込まれている。
予測患者数の首位は胃ガンで13万700人、肺ガンが12万9,500人、3位が大腸ガンの12万8,500人だそうだ。
4位は乳房ガンが8万6,700人、5位は前立腺ガンが7万5,400人となっている。
2010年との違いは肺ガンと大腸ガンが逆転したことである。

死亡者数では肺ガンが首位で7万6,500人、胃ガンが5万300人、大腸ガンが4万9,500人、すい臓ガンが3万1,900人、肝臓ガンが2万9,700人となっている。
ここでの変化は胃ガンが数年横ばい傾向で続き大腸ガンとの差が縮まってきている。
治療が難しいすい臓ガンは肝臓ガンを抜いて増える傾向にあるらしい。
因みに、肺ガン患者の増加と死亡者は喫煙率の高い年代が高齢化になったためらしい。
タバコはサイレントキラーである。

この治療に使われる薬が混合診療のターゲットとなっている。
何と言っても抗がん剤は高価である。
米国や欧州で承認され、日本では未承認のガン治療薬41種類のうち、24種類は薬代が円換算で月に100万円を超えるそうだ。
さすがにこうなると国も簡単に保険適用するのは難しくなる。
そこで混合診療の解禁となる。
要は、高額の薬は自己負担で賄い、その他の治療費は保険でみるって事になる。
まともに保険適用にしたら医療費はガン患者でパンクしてしまう。

この41種類は2000年以降、欧米で承認され、2014年5月末時点で日本では承認されていない抗ガン剤やワクチンだそうだ。
領域では血液が15種類、皮膚が8種類、泌尿器が7種類、甲状腺が2種類となっている。
この内、米国で薬価が確認できた34種類を円換算にして1月分を計算すると、月に100万円を超えたのが24種類もあったそうだ。
特に、6種類は300万円を超えて、最高額は前立腺ガンを対象としてワクチン「シプリューセルT」で620万円だそうだ。
月に100万円を下回った薬でも5万2,000円から96万5,000円だと言うから恐ろしい。

こんな薬は誰が使えるのか。
やっぱり地獄の沙汰も金次第って事なのか。

って事は、ガンになってもいいように高額報酬も欲しくなるって事なか。
妙に納得してしまう。
私は素直に地獄の沙汰を受け入れるしかない。




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