医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

あれ!

2013-02-21 06:43:52 | 薬局
あらら!

自分の意思とは関係なく尿が漏れることを「尿失禁」と言う。
この「尿失禁」に悩むのは9割以上が女性だそうだ。
特に高齢者の女性に多く見られるが10代の女性でも15%くらいいるらしい。
40代になると2人に1人に「尿失禁」がみられると言われている。
原因は大きく2つほどあり、「腹圧性尿失禁」と呼ばれて咳、くしゃみ、笑った時や急に立ち上がったり、荷物を持ち上げた時などの体動により、腹圧が上昇した瞬間に漏れるパターンが一番多く48%になる。
その他に「切迫性失禁」は抑制しきれない尿意があり、トイレに間に合わず漏れてしまう。
この繰り返しが癖になり安静時でも尿意をもよおしたり、夜間に何度もトイレ通いの原因にもなる。
こちらは全体の30%くらいになる。
この他に混合型として18%となっており、単純に何が原因とは言いがたいようだ。

もちろん男性にだってある。
「溢流性尿失禁」などは排尿が上手に出来ず、膀胱容量一杯までオシッコがたまり、知らず知らずの内に漏れてしまうケースだ。
前立腺肥大などになると起こりやすい。
そう言われれば、おしっこをした後でタラタラしていることが多くなった。
それって前立腺肥大か?
男の勲章などと言っていられない。
どちらにしても年齢とともに、ある意味では必然的な現象なのかもしれない。

この対策に用いるのが「軽失禁用パット」などである。
これは店頭で買いにくいものだ。
何軒かの薬局にお邪魔して感じることは、この関係の商品が店内の意外に目立つところに陳列されていることである。
要は目立ち過ぎる場所に置いたんでは買えない。
これを持参してレジまでは辛い。
何気なくひょいと買える仕組みが欲しいものだ。
そこで、これこそが宅配に向いている商品ではないだろうか。
薬局のどこか目立たないところにパンフレットと価格表が置いてあり、または仕切られたカウンターの上に何気なく持って行きやすい雰囲気がある。
それを自宅からファックスか電話で注文できる。
後は、お互いに都合がいい時間を調整してお届けする。

薬局には高齢者の女性患者は多い。
ここにサイレントニーズがある。
市場規模として2013年度は約180億円と前年比で12%も伸びると予想されている。
中でも利用者の9割を60歳以上の女性が占めているという。
この年齢層は患者として取り込みやすいのでは。
ちょっと吸収量の多い200cc以上の商品の伸びは20%超だそうだ。
この市場を黙って見過ごしてはいけない。

人ごとじゃないよ。
はぁ~くしょん!(チビット、チョロン)



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