医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

どこにいるの

2012-04-15 06:23:52 | 薬局
どうすりゃいいの?

薬局を訪問して、困っていることを聞くと必ず言われるのが「薬剤師がいない」である。
本当に薬剤師は足りないのか?
では、薬剤師を確保するために何をやっているのかと問うと、これが意外にも何もしていない。
何もせずによってくる薬剤師は希有である。

いつも話しているが先ずはホームページを作成、また内容の刷新を提案している。
いまどきの学生はどんな会社か調べるのにわざわざ訪問などしない。
手ごろな情報収集として、ホームページでその会社の概要を把握する。
その段階で気が載らないと先へ進まない。
ここで引っ掛かると次はメールにて連絡となる。
まさか、直接電話でと問い合わせるほどの度胸もない。
ましてFAXでの対応など考えにくい。

そこで問題になるのが名刺にメールアドレスが有るか無いかである。
ホームページがなくても、ここだけは押さえておきたい。

さてホームページであるが、あればOKではない。
学生でも中途採用者でも必ず確認するのが、研修体制である。
新人であれば新人研修プログラムは大いに気になる。1~2日間の接遇研修程度では物足りない。

先日セミナーでそんな話をした後で、参加者の方が近寄り「実は今年2名の新人が入社しました。ところが2日後に1人が辞めてしまいました」と言うではないか。
彼いわく「当社には新人研修プログラムがないのが原因だったでしょうか」と振り返っていた。
時すでに遅し。

中途採用者にも同様にキャリアプラン・スキルアップ研修などが必要となる。
計画だけでなく、実績や写真なども更新されていることが望ましい。

そして新人にはもう一つ欠かせないのが、在宅である。
在宅訪問業務は学生に人気がある。
ただ単にやっていると掲載するだけでは魅力がない。
在宅業務の流れ図や写真なども掲載する。
ただし、こんな掲載の工夫は最低限である。

足しげく大学への訪問も欠かせない。
そう言うと、そんな余裕がないとなりがちだが、そんな余裕も作る必要性を感じてもらいたい。

患者が薬局を選ぶ1番の要因は
「信頼できる薬剤師がいる」ことらしい。
これからは人への投資が次につながると信じて取り組んでみてはいかが。

昨日は、広島での「ネクスト経営塾」の第6回が修了した。
手前味噌の内容もさることながら、後の懇親会も大いに盛り上がった。
また、ありがたい事にエネルギッシュな若手が2次回も企画してくれた。
セミナーで4時間、懇親会で2時間さらに2次回で2時間と合わせて8時間も話してしまった。
今朝は、少し喉がヒリヒリする。
でも、満たされた気分だ。
広島に感謝!


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コメント (6)
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