医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

何となく!

2010-08-02 07:18:51 | 薬局
なぞは解けた!
ちょっと遡るが、6月22日のリスファックスに『「リフィル処方」と「箱出し調剤」が目玉』の記事が掲載されていた。
医療経済研究機構が厚労省保険局医療課から委託を受けた「薬剤使用状況等に関する調査研究」なるものがある。
その中に、次回の診療報酬改定に両項目の導入が議論されているらしい。
それも目玉に!
この時に、リフィル処方せんについては、いろいろ考えられる影響など書いたが、箱出しについては少し疑問が残った。
箱出し調剤がどんな影響をもたらすのかに知恵が回らなかったからだ。
それが、先日友人と話をしていて、ふと思いついたことがある。
医療を含めて社会保険制度は財政的に厳しい状態となっている。
厳しいを通り越して破綻寸前と言ってもいいかもしれない。
当然のことの様に医療費を抑制するのは大前提である。
そうなるとリフィル処方せんも箱出し調剤も医療費抑制に関わる仕組みとして検討されているわけだ。
そこで問題です。
箱出し調剤は、調剤となっていますが調剤行為になるのでしょうか?
例えば、薬局に行って「ガスター10」を買った場合は、調剤となりますか。
これは調剤とは言えないよね。
それと同じことが調剤薬局の箱出し調剤として行なわれることになったらどうだろう。
こうなると調剤とは何かの議論が必要である。
皮肉れ者の私は、箱出しになったらテクニシャンでも構わないとなるのではないか、尚且つ調剤料はなくなるのではと心配してしまう。
ここまで来ると医療費抑制の下に、調剤報酬改定も大鉈を振るう改革となりそうだ。
何気なく議論されている事が、現実となって襲い掛かってこないことを願っている。
そう言えば、EUでは箱出しが主流である。
ここでは調剤料などなかった。
アメリカでもなかったけどね。



コメント
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