議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

一体としての機能

2006年12月14日 21時48分34秒 | 過去の疑義照会
問65 
令第7条第1号から第8号までに規定する産業廃棄物処理施設のうち種類が同一である機械が複数設置される場合、これらの機械が一体として機能していればこれらの機械の処理能力を合計したもので法第15条第1項の設置届出の必要性を判断してよいか。

答 
お見込みのとおり。

【昭和57年6月14日 環産21】

※注意・・・[はじめての方へ]の[過去の疑義照会とは]をご一読ください。
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合計した処理能力

2006年12月14日 21時47分20秒 | 過去の疑義照会
問64 
令第7条各号に区分する産業廃棄物処理施設の種類(令第7条第14号に掲げる施設についてはイ、ロ、ハの区分を含む。)が同一である施設二基を設置していた者が、二基の施設の処理能力を合計した処理能力を有する施設一基に変更する場合、法第15条第1項の変更届出が必要か。

答 
お見込みのとおり。

【昭和57年6月14日 環産21】

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通知とは

2006年12月13日 23時53分09秒 | コンサル日誌
 2日連続ですが、アスパラ様からのこの記事でのご質問に、こちらでお答えしたいと思います。

■ご質問
 この通知についてのご質問でした。通知の中身については、ここでは詳しく取り上げませんが、通知をどう解釈するのかというご質問でした。

■回答
 そもそも通知とは法律ではないということを確認したいと思います。しかも、環境省から出された通知について、自治体はそれを尊重すべきですが、すべて従う義務はないということでもあります。(ご興味のある方は、行政法の勉強をしてください)。もちろん、排出事業者についても同様のことがいえます。
 で、今回の通知の解釈ですが、当然自治体で解釈してよいと思います。通知で紹介されている科学的知見を参考にし、その趣旨にのっとって解釈すべきでしょう。

 ということで、アスパラ様が今回の通知の趣旨に反しないと解釈されるのであれば、それでひとまず問題はないと思います。(以上について、ご承知の上でのご質問かと思いますが、、、)

 少々突き放したような回答になってしまい申し訳ありませんが、あとは化学の世界になってしまいます。この際、科学的知見を出された国立環境研究所にご相談されるというのも手かもしれません。
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最終処分の場所に売却先を記載すべきかどうか

2006年12月12日 23時09分17秒 | コンサル日誌
アスパラ様からこの記事に頂いているご質問について、こちらで回答させていただきます。

■質問
 規制改革通知にあるように、有価で買い取ってくれるところに持ち込むときに、運賃を払うとトータルでマイナスになってしまう場合、マニフェストの最終処分の場所の記載はどうしたらよいのか。

■回答
・処分受託者欄
 まず、処分受託者の欄ですが、これは記載不要です。処分受託者欄の記載については、施行規則第8条の21第5号で「運搬又は処分を受託した者の住所」とされています。処分の委託にはなっていないので、記載する必要はありません。

・最終処分の場所
 最終処分の場所ですが、施行規則第8条の24第4号で、「当該処分が最終処分である場合にあつては、当該最終処分を行つた場所の所在地」とされています。(もちろん最終処分とは、法第12条第3項にあるとおり再生も含みます。念のため。)

 しかし、再生を委託しているわけではありませんので、これも記載不要です。 

 ところが、法律で記載不要のところに何を書いても問題はありません。従ってここに売却先を書いてもなんら問題はないと思います。

■ただし・・・
 よくあるのですが、リサイクルして外部に売却するような場合、最終処分の場所に「有価売却のため最終処分は行っていない」旨の記載を見かけます。また、売却先の会社名が入っていることもあります。(上記事例では、いきなり売却できますが、この事例ではリサイクルしてから売却するため状況がまったく異なります。念のため。)
 いずれも不適切だと考えています。売却できる状態にした時点で「再生」にあたりますので、「最終処分の場所」はあくまで再生を行った場所(つまりリサイクル業者)となるべきです。売却先は、再生をするのではなく、再生されたものを使っているだけです。したがって、最終処分の場所欄には記載されるべきではないと思います。

 いかがでしょうか。
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処理能力

2006年12月12日 20時23分05秒 | 過去の疑義照会
問63 
令第7条第1号から第8号までに掲げる産業廃棄物処理施設について規定されている「一日当たりの処理能力」とは、当該施設に投入される前の時点における一日当たりの産業廃棄物の量と解してよいか。

答 
お見込みのとおり。

【昭和57年6月14日 環産21】

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記事もおかしい

2006年12月11日 23時26分19秒 | ニュースクリッピング
 今日はやはりこの記事でしょう。

不法投棄医療廃棄物、50病院 業者任せ

 これによると、無許可業者に委託して、マニフェストも業者任せでの運用だったとのことです。病院側は、「処分方法を確認する義務があるとは知らなかった」らしいです。結果として不法投棄されています。

■記事のおかしなところ
 また、記事では「同社(無許可業者のこと)から最終的にマニフェスト提出を受けていなかったことがわかった」(カッコ内堀口注)らしく、しかも「マニフェスト制度について~中略~警視庁では、『罰則がないことが、制度の形骸(けいがい)化を招いている』」だそうです。
 マニフェストは業者から提出を受けるものでもないですし、マニフェスト制度には罰則もちゃんとあるのですが、、、おかしな記事です。

■つまり・・・
 みんな、マニフェスト制度なんてわかっちゃいないということです。個人営業の獣医さんが、マニフェストを理解していなくてはならない、というのも無茶な要求のようにも思えますが、、、でも、われわれが目指す将来の理想の社会は、そうあるべきなのでしょうか。

■あるべき姿は・・・
 確かに、これからは廃棄物を出す人はだれでも(どんな小規模事業者でも)それくらいのことは知っているべき、という気もします。逆に許可の確認だけはやってもらって、あとは行政が厳しく許可更新を審査したり、行政処分をすることで業者の質を上げていくべきとも思えます。

 どうすべきなんでしょう。皆さんはどうお考えでしょうか。
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薬剤による脱水・乾燥

2006年12月11日 22時03分31秒 | 過去の疑義照会
問62 
汚でいに薬剤を投入して発熱反応により水分を除去する施設は令第7条第1号又は第2号に掲げる施設に該当するか。

答 お見込みのとおり。

【昭和57年6月14日 環産21】

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1周年記念

2006年12月08日 23時52分01秒 | 余談コーナー
 本ブログを開設したのが、昨年の12/7ですので、昨日で1周年を迎えたことになります。セミナーで「ブログ見てます」とおっしゃってくれる方や、書き込みをしていただいている方、その他サイトに来ていただいている方(ちゃんと何名の方がいらしているか、把握していますよ)おかげさまで続けることができました。ありがとうございます。

 それなりに、業界内でも知名度が上がってきたのではないかと、勝手に自負しております。皆様、これからもどうぞよろしくお願いします。
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パワーポイントの操作について

2006年12月08日 23時45分08秒 | コンサル日誌
 今日の仙台でのセミナーでは、普段やらないことをやりました。それは、パワーポイントの操作を他の人にお願いした、ということです。これが結構大変でした。

■流れにのれない
 普段は、話しながらクリックするので、話を途切れさせることなく、スムーズにセミナーを進めることができます。ところが今回は、「ハイ」といわなくてはならなかったため、話の流れがうまく作れませんでした。

■脳の使い方が違う
 また、これまで画面操作を指で行っていたのに、今回は口を使っての操作指示だったため、それだけでも脳内の情報処理プロセスに負荷がかかっていたようにも思えます。


 ということで、内容そのものは問題ありませんでしたが、結構気を遣ったためにかなり疲れました。これからは出来るだけ自分で操作するようにしたいと思います。
 もしセミナーのご依頼を頂くときは、プロジェクタとPCをつなぐケーブルは、できるだけ長いものを用意してください。
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今日は名古屋でセミナーでした

2006年12月07日 23時02分40秒 | コンサル日誌
 今日は、名古屋の産業技術記念館というところでセミナーでした。事前に場所のご案内いただいたとき、「地元の商工会議所かなんかで、ちょっと小奇麗な感じの所だろう」と思っていたのですが、ぜんぜん違いました。なかなか面白そうなところでした。

 「面白そう」としか書けないのは、実際に中を見る時間が取れなかったからです。直前まで名古屋駅周辺で時間をつぶしていたのがもったいなかったです。


入り口


中に入って、受付の周辺


トヨタ関連の施設なだけあって、織機がありました。


 →詳しくは産業技術記念館をどうぞ。


■刺激を受けました

 他に3名の方の講演もセットで開催されていたため、いろいろなお話を聞くことが出来ました。いずれも環境関連の話題でしたが、内容、話の構成の仕方など、いろいろと勉強になりました。


■話題がダブったのは・・・

 人手不足が原因で、事故が起こったり、管理が甘くなったりしているという話がある一方、ちゃんとみんなで取り組んでいるので、改善が進んでいるという話がありました。つまり、コスト削減も大切ですが、必要なところには十分な人員配置が必要だということです。当たり前のことですが、最近はそれが出来ていないことが増えています。

 「安全や環境よりコスト優先」という考え方が、あちこちで悲劇を呼んでいるのに・・・。これからも、廃棄物管理の必要性を訴えていかなくてはならないと感じました。
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