議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

アンケートの結果

2013年12月20日 14時56分43秒 | コンサル日誌
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12月13日(金)のエコプロのセミナー、100名以上の方にご参加いただき、好評の
うちに無事終了しました。

以前本ブログ・メルマガでアンケートさせていただいた内容も踏まえて、
講演いたしました。

結果はここで公表というお約束でしたが、集計して・・・というほどの母数は
集まっていませんので、私の気付いた点、印象に残った点をご紹介します。

ただし、このアンケートにお答えいただいた方々は、相当にしっかりした会社に
所属されていますので、その点を差し引いてお考えください。

■WDS改訂について
・WDS改訂への対応方法について、会社として指示がだされていますか?

  回答としては、半々でした。この問題に対する認識というより
  本社と現場の関係性による部分も大きいのかもしれません。

・WDS改訂への対応方法を教えてください
該当する選択肢→(法定要件は変わっていないため)特に対処していない

(A)過去のWDSも、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリの場合は差し替える
(B)過去にWDSを出していた場合は、遡って全て改訂版に差し替える
(C)新規契約・変更時などの書面作成がある場合には、改訂版を使用、
既存のものは遡ってまで差し替えない
(D)自社独自の情報提供用の雛形を修正し、遡って差し替えた
(E)自社独自の情報提供用の雛形を修正し、書面作成がある場合に
改訂版を使用する
(F)自社独自の情報提供用の雛形で十分なため、特に対処していない
(G)(法定要件は変わっていないため)特に対処していない
(H)その他 下記に記載してください

  CかEが多いようです。つまり、WDSか独自様式かはともかく、遡って
  までは差し替えていないようです。でも、中には遡って全部差し替えという
  方針の会社もあるようです。

・WDS改訂やホルムアルデヒド事件を受けて、会社として廃棄物管理の方法や
考え方は具体的に変わりましたか?

  変わったかどうかの判断がしにくいからかもしれませんが、変わったという
  回答はほとんどありませんでした。会社全体で問題の難しさを理解するのは、
  なかなか大変かもしれません。


■手元マイナスの改訂について(運賃により逆有償となるケース)
(手元マイナスの詳細についてはこちら)
http://blog.goo.ne.jp/jizokukanou/e/2683307b91bbd784138b650d05b1a811

・既存の取引で運搬時に廃棄物としていた物を、有価物として運用を変えたものは
ありますか?

  既存の取引、つまり現在動いている物件についてはあえて
  運用・解釈の変更をしていないようです。総合判断などという難しい判断をするリスク
  を犯す必要はありませんから、妥当と思います。

・新規の取引で、運搬時も有価物として運用しているものはありますか?
 
  これは、少しあるようです。もしかしたら、廃棄物としてでは運用が
  難しいものも含まれているのかもしれません。

・上記のいずれかのような例を、他社で聞いたことはありますか?

  これも、少しあるようです。

・売却先も処分業の許可が必要であるとの行政指導を受けた(した)ことはありま
すか?

  これも、少ないですがあるようです。実際、そのような指導をしている
  自治体があると聞いたことがあります。困ったものです。。。

  なお、環境省の「全国統一相談窓口」は、自治体によって判断が違う場合にのみ問い合わせを
  受け付けるということのようです。バイオマスに限った話のようですが。
  逆の見方をすれば、バイオマス以外で自治体間の指導が違ったとしても、環境省は
  基本的には受け付けないということです。キリがないのだと思いますが、調整してほしいなぁ。
  http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16835
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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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今年は、セミナーを94回実施しました。

看板に偽りがあるといやなので、間違いなく実施されるであろう「年間50回以上」をうたって
来たのですが、来年は100回を超えるかもしれません。これ以上は難しいかもしれません。
ご相談はお早めに。

そういえば、昨年は82回でしたので、前年比​115%です。収入も同じだけ増えるといいの
ですが・・・・。
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今年の振り返り(エコプロ予告)

2013年12月04日 07時29分38秒 | コンサル日誌
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とうとう師走です。

13日の金曜日に予定しているエコプロでのセミナーコンテンツをまとめている関係で、
今年1年間の振り返りをしているところです。

以下、順不同で。

■WDSの改訂
■手元マイナス(いわゆる逆有償)の考え方の変更
WDSも手元マイナスも、後になって漢方薬のようにジワジワと効いて来るか、
もしかしたら何の効果もないか??くらいハッキリしません。でも、その
なかでも見えて来ている動きをご紹介します。狙った効果は、現れていない
わけでもなさそうです。

■特別管理産業廃棄物の1,4-ジオキサンの追加
特管の話は、エコプロでは触れないかもしれません。比較的分かりやすい
話ですし、一度対応してしまえば、あとはどうということはありませんから。

■エバークリーン事故
とすると、エバークリーンの事故が俄然目立っています。
途中経過にしかなりませんが、正面から取上げたいと思います。


さて、エコプロのセミナーは、毎年、振り返りが中心でしたが、
 「廃棄物管理の往く2013年・来る2014年」
というタイトルの通り、今回は来年の話もします。

来年の話としては、

■優良認定はどうなるか
優良認定を踏まえた、各社の現地確認・処理業者選定の考え方の変化について
紹介します。うまく使って、現地確認を合理化しようとしています。

■電子マニフェストについて
電子マニフェストは、動きというより、コンプライアンス上の注意点を
ご紹介します。ISOの審査員は、電子マニフェストといえば、ノーチェックで
パスしていることが多いようですが、それは間違いです。

薬はネット販売より対面販売が安全だというなら、廃棄物も対面引き渡しのほうが
安全に決まっている??という話です。

■埋立処分の中長期リスク
これは、今年初めて紹介したリスクで、受講者の評判の高かったものです。
来年の話というより、今後の中長期的なリスクという視点になります。


是非、ご参加ください。
http://www.amita-oshiete.jp/seminar/entry/001858.php

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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今年の環境問題の重要な話題としては、IPCCの第5次報告書が出たことかもしれません。
どのリンク先が一番いいのか分かりませんが、一応下記をリンクします。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar5/index.html

人間活動の不要物の排出という意味では、廃棄物もCO2も同じ問題です。
影響の範囲が、廃棄物は固体なのでローカル、CO2は気体なのでグローバルなだけです。
CO2のReduce Reuse Recycleは、どうしたらよいのでしょうか。
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