議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

産業廃棄物処理基準

2006年08月31日 23時05分04秒 | 過去の疑義照会
問3
焚き火程度の規模の焼却であっても、焼却する産業廃棄物の種類により、悪臭、ばい煙等に係る生活環境保全上の支障が生じていれば、改正令第6条第2号イで引用する第3条第2号イの規定に違反していると解してよいか。


お見込みのとおり。

【平成4年8月31日 環水企183・衛環246】

※注意・・・[はじめての方へ]の[過去の疑義照会とは]をご一読ください。
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一般廃棄物の再委託について

2006年08月31日 22時45分00秒 | コンサル日誌
 処理業者が産業廃棄物の再委託をする場合、排出事業者は承諾書を出すことになります。

*法第14条第14項************
 産業廃棄物収集運搬業者は、産業廃棄物の収集若しくは運搬又は処分を、産業廃棄物処分業者は、産業廃棄物の処分を、それぞれ他人に委託してはならない。ただし、事業者から委託を受けた産業廃棄物の収集若しくは運搬又は処分を政令で定める基準に従つて委託する場合その他環境省令で定める場合は、この限りでない。
********************

 「その他環境省令で定める場合」については、排出事業者から承諾書をもらうこと、ということが施行令6条の12に書かれています。

 ところが、一般廃棄物の再委託については、この「ただし」という文言がありません。
*法第7条第14項**************
 一般廃棄物収集運搬業者は、一般廃棄物の収集若しくは運搬又は処分を、一般廃棄物処分業者は、一般廃棄物の処分を、それぞれ他人に委託してはならない。
*********************
 つまり、一般廃棄物処理業者は再委託をしちゃいけないのです。ご存知でしたか?
 従って、実際に一般廃棄物処理業者が自社で処理できないという事情が発生したら、再委託ではなく、排出事業者がその廃棄物を引き上げることになるのでしょう。頻繁にあることではないのでしょうが、一応知っておいていただいたほうがよいと思います。
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処分の定義

2006年08月30日 23時15分08秒 | コンサル日誌
(昨日の記事で、アスパラ様からのご質問を頂いておりますので、ここで回答したいと思います。)

 積み替え保管と処分のどちらが該当するのか、迷われたことはないでしょうか。例えば、解体や分別が、積み替え保管の一貫なのか、処分になるのかわからない、というケースがよくあります。

■□よく聞く判断基準□■
 私の認識では、処分の明確な定義はないと思います。よく聞く話としては、機械、それも大掛かりな機械を使うかどうかで、積み替え保管か処分かの区別をしているようです。機械の大きさは、行政によって判断が異なります。電動ドライバー、チェーンソー、ベルトコンベヤで流れ作業で分別する、などいろいろな判断基準があるようです。困った話です。
 ということで、アスパラ様、ちょっと基準はないように思います。もちろん、保管基準は発生すると思いますが、処分か積み替え保管かで保管上限が異なりますから、結局は最初の問題に戻ります。
 マニフェストも契約も、この部分が整理されないと、運用方法が決まりません。

■□私見□■
 私見では、「積み替える」という範疇に入るかどうかということなので、単なる「移動」までが積み替え保管とするべきだと思います。その廃棄物に物理的な力を加えて形状を変える結果になるかが問題だと思います。従って、機械かどうかの問題ではなく、例えば普通のドライバーを使うのであれば、基本的には処分業に含めるべきだと思います。

 話はそれますが、処分業者が積み替え保管もやろうとすると、事業範囲の変更ではなく、改めて許可申請が必要となります。しかも積み替え保管は収集運搬業の一部なので、収集運搬車両も保有することになります。変な話です。

 と、これは個人的意見ですが、皆さんどのようにお考えでしょうか。
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岡谷セミナー

2006年08月29日 22時55分31秒 | 余談コーナー
 今日は、岡谷でセミナーでした。岡谷というのは、長野県の諏訪の近くの町です(私はつい最近知りました)。このあたりは精密機器をはじめとした産業が盛んで、少し遠くの長野市も含めて比較的広い範囲から参加していただきました。ありがとうございます。

 いつものように、訪問した土地の写真をご紹介したいのですが、残念ながらあまり時間がなかく、駅前には「コレ」というシーンがなかったため、よい写真がありません。ということで、今回はスタッフ紹介をさせていただきます。


 まず、マーケティングチームの渡邉君です。セミナーのコーディネートを担当してくれています。司会をしてくれることもあります。どんなキャラかは、写真でご覧の通りです。



 そして、今回セミナー会場に来てくれた3名そろって写真を撮りました。
左から、会社説明をしてくれた東京営業所の渥美君、司会の東京営業所の五来所長、そして渡邉君です。


 渥美君の寝癖に注目!!している瞬間です。本人曰く、わざとそのようなヘアスタイルにしているのだそうですが、、、。

 長野は東京営業所の管轄ですので、基本的にこの2人が担当となります。よろしくお願いします。
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廃棄物排出量とリスクの大きさの関係

2006年08月28日 22時56分52秒 | コンサル日誌
 ご存知かと思いますが、青森と岩手県境で大規模な不法投棄がありました。そして、一定の法的要件に該当する一部の排出事業者に対しては、不法投棄廃棄物の撤去命令か、撤去にかかった費用の納付命令が出されています。注目は、その納付金額です。

 青森県の「排出事業者に対する措置命令等」をご覧ください。
 →排出事業者に対する措置命令等

■□2,000円支払いの行政処分□■
 この表の2項目にあるとおり、なんと2,303円の納付命令が出されています。皆さん、今ご自分の財布の中を見てください。2,303円おそらくありますよね。この程度の金額でも、納付命令を受けるのです。(納付命令とは、行政処分のひとつです。)

 セミナーでもよく申し上げているのですが、少量だからといって、テキトーに管理すると、えらい目にあいます。つまり、排出量とリスクの大きさとは必ずしも比例しているわけではないのです。これからはそのような意識を持って、廃棄物管理業務にあたっていく必要があると思います。
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一般廃棄物・特別管理一般廃棄物基準

2006年08月28日 17時52分10秒 | 過去の疑義照会
問2
改正令第4条の2第1号ハの厚生省令が定められていないので、特別管理一般廃棄物は運搬用パイプラインを用いて運搬してはならないと解してよいか。


お見込みのとおり。

【平成4年8月31日 環水企183・衛環246】

※注意・・・[はじめての方へ]の[過去の疑義照会とは]をご一読ください。
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昨日、今日と名古屋で研修でした

2006年08月25日 23時26分04秒 | 余談コーナー
 最近の死体は腐らないという話を聞いたことはあるでしょうか。ちゃんとした情報ソースが見つからなかったのですが、あちこちで(特にブログで)騒がれていることです。
 比較的信頼が置けるかな、と思われる方のページをひとつご紹介します。後ろのほうに、葬儀屋さんに聞いた話ということで説明されています。
 →池上公介の教育論
 曰く、保存料入りの食品を沢山食べているので、死体も腐敗せずに保存されてしまう、ということです。これを統計的に調査したという話は見つかりませんでしたが、あながちいい加減な説でもなさそうです。


 名古屋での研修と何の関係があるのかというと、、、ちょっとだけあります。最近、なぜか名古屋の出張が多いのですが、よく食べている駅弁があります。こちらがその駅弁です。



 これが、保存料を使っていないのです。近ごろ東京では保存料のない駅弁も増えてきていますが、まだまだ少ないです。名古屋に至っては、上りの新幹線ホームの9号車のあたりにある屋内店舗にしか、保存料のない駅弁は売っていないようです(下りホームはチェックしてませんが)。違ってたらすみません。

 すし、ということで酢飯であるということと、ワサガードというわさびの抗菌効果を利用したシートを使っている関係でしょう、なんと常温保存で24時間以上持つのです。
 ということで、腐らない死体と、保存料なしの駅弁と、名古屋の研修は、私の中ではひとつのストーリーとして成立しているのです。保存料のない弁当がもっと増えますように。
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一般廃棄物・特別管理一般廃棄物処理基準

2006年08月25日 19時22分25秒 | 過去の疑義照会
問1
改正後の廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令(以下「改正令」という。)第3条第1項トにおいて「分別の区分に従って収集し、又は運搬すること」とあるが、1台の車に仕切り等により積み見分けて運搬することも可能か。


お見込みのとおり。

【平成4年8月31日 環水企183・衛環246】
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委託基準違反で逮捕

2006年08月24日 22時14分47秒 | ニュースクリッピング
 大変なことになりました。ご存知の方も多いと思いますが、かねてより委託基準違反(無許可業者への委託)の疑いで家宅捜索を受けていた会社の社員の方が、逮捕されました。会社も書類送検されたそうです。
(個人名も載っていますので、このブログからのリンクは差し控えたいと思います。)

 逮捕されたのは、環境施設課長と購買課長です。業者に外注に出すということで購買が関わっていたからでしょう、環境施設課長だけでなく購買課長もその責任を問われた形です。

■□この事件のポイント□■
 この事件が衝撃的なのは、(とある情報筋によると)不法投棄は起こっていないという点です。私は、不適正処理が行われていなければ、排出事業者が逮捕されるということはこの先5年はあり得ないだろうと思っていました。読みが甘かったです。
 「リサイクルされているから文句はないだろう。」「不法投棄は起きていないのだから、少々違法の疑いがあってもいいだろう」、ということで廃棄物処理法のことを軽く考えているケースをよく耳にします。もう、そんな考えはやめた方がよいでしょう。

 無許可業者への委託は、5年以下の懲役、1000万円以下の罰金となります。皆さんが携わっている仕事で、これほどまでに罰則が厳しいものはほとんどないでしょう。是非、気をつけてください。
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その他

2006年08月24日 20時48分32秒 | 過去の疑義照会
問136
改正規則で定められている各種様式について、記載事項の追加若しくは変更又は改正規則で指定された用紙の大きさの変更を行ってもよいか。


認められない。

問137
市章が印刷された用紙を許可証に用いてもよいか。


差し支えない。

問138 削除
 
・・・これで終わりです・・・

【平成4年8月31日 衛環245】
※注意・・・[はじめての方へ]の[過去の疑義照会とは]をご一読ください。
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