議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

環境新聞でも連載中です

2015年08月31日 09時48分20秒 | 政策提言
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実は、環境新聞で「揺らぐ廃棄物の定義」というタイトルで
月一回(第3水曜掲載)記事を書いています。

日経エコロジーの連載は、事例を基にして排出事業者目線で
教訓を得るというスタイルですが、環境新聞は廃棄物の定義
問題を扱っています。

各種リサイクル法や通知などをネタに、廃棄物処理法の廃棄物の
定義がぐらついているという話です。もちろん、5年後の
廃棄物処理法抜本改正(?)を視野に入れた、ちょっと大きめな
話です。

今後の記事のテーマは以下の通りです(記事のタイトルとは
異なります)。

あ、もう第5回まではやっていますので、「今後の」とは
言いませんね。

【1回目】概論、そもそも廃棄物の定義について
【2回目】循環基本法の廃棄物等 有価売却できても廃棄物等
【3回目】使用済家電製品の廃棄物該当性の判断について 売却できても廃棄物
【4回目】食品リサイクル法の食品廃棄物等 売却できても食品廃棄物等
【5回目】自動車リサイクル法 使用済み自動車は売れても廃棄物とみなす
【6回目】建設リサイクル法の再資源化 処理費払っても再資源化
【7回目】水戸木くず裁判 処理費払っても廃棄物ではない
【8回目】新・規制改革通知 手元マイナスの運搬段階は総合判断へ
【9回目】水銀廃棄物対策 有害性で判断
【10回目】バーゼル法 有害性で規制

・2回目~5回目までは、各種リサイクル法の中では有価物でも廃棄物等
 としてリサイクルに誘導している例
   →規制範囲を広げるべき
・6回目と8回目はリサイクル推進のために処理費がかかっていても
 廃棄物ではないとしている例
   →リサイクルのために規制範囲を狭めるべき
・9回目と10回目は、外圧を受けて有害性の視点で規制している例
   →世界の潮流

という流れにする予定です。
2~5回目と、6~8回目は、逆のベクトルなんですが、それだけ
廃棄物の定義が揺れているということです。

あとは、石原産業フェロシルトや大同特殊鋼の事例とかを取り上げる
かもしれません。

いずれも、私のたわ言ではなく、既にある規制を取り上げて、現状の
廃棄物処理法の廃棄物の定義の限界を指摘しています。


今後の廃棄物処理法の行く末に一石を投じられればと思います。
是非お目通しください。
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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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地方開催の法と実務セミナーがあります。

特に福岡と仙台はごくたまにしかないので(来年あるとも限りません)
お近くの方は是非ご参加ください。

10/8_福岡【基礎】

10/15_大阪【現地確認】

11/11_仙台【基礎】
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食リ熱回収施設マップ、だそうですが

2015年08月14日 14時46分22秒 | ニュースクリッピング
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サーバー移転のため、しばらくメルマガが発行できず、さらに7月は
セミナーロードだったこともあり、だいぶご無沙汰してしまいました。

ということで、サーバ移転のために配信できずに保存しておいた記事を
ご紹介します。


7月13日の循環経済新聞の4ページで
「環境省 食リ熱回収施設マップを描出」という見出しの記事が
ありました。マップなら見てみたい、ということで早速探しました。

記事では「詳細は、同省ホームページ参照」ということでリンク
されていますが、
このページを「マップ」で検索したら、「サイトマップ」だけがヒット
しました(笑)。どうやらこのページではマップについて言及していない
ようですが、それについて私が勘繰っている理由は後述。

さらに、このページからそれらしい資料を開くと、最後のページに
「熱回収が認められる可能性のある食品廃棄物の熱回収施設位置図」
という地図がありました。

これのことなんでしょう、きっと。

・・・感想
施設の一覧表とマップを併記するなら、両方に番号を振って、
マップ上でどの施設がどこにあるか分かるようにしてほしいものです。
マップ上に点があるだけでは、全く使えません。
それより、マップの元になった住所や電話番号の一覧表が欲しいです。

■なんでこんなマップに
おそらくは、このアンケート調査を発注する際の仕様書で「マップと作る」
と記載していたのでしょう。なので、しょぼいマップでも仕方なく公表
しました、目立たないように、みたいな所でしょうか。
このページでマップについて言及していないのは、あまりに出来が悪く、
みっともないので触れていないだけ、と私は勘繰っているところです。

でも、新聞でちゃんと見出しに入ってしまいましたね。


環境省の方は賢いですから、内心
「なんじゃこの使えないマップは」
と思っていることでしょう。

以前も似たような調査をしているのですが、
どうやらマップはレベルアップしてません。GoogleMapの爪の垢でも煎じて
飲んで欲しいものです。

■肝心の中身は一般廃棄物だらけ
よく見ると、市町村営の一般廃棄物焼却炉みたいなのばっかりです。
ここに持って行っていいのは、飼肥料メタン化施設が75㎞以内にない場合
だけですが、一般廃棄物なので当然市町村越境は原則NG。
つまり、一廃系はこの情報によって現状を改善できる余地はほとんど
なさそうです。

一応、産業廃棄物の許可があるのが11施設(43施設中)あるので、
ここだけは工場(産廃)系のモノでも参考になります。

■要望
・無駄な調査とは言いませんから、次回はせめてマップを何とかしてください。
・今からでもいいので、住所と電話番号をアップしてください。
・廃棄物処理法の熱回収認定施設は調査対象なのでしょうか。対象外
 なら、入れてもよいかもしれません。認定しているのですから。
 

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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7月6日~31日までの4週間で、事務所にちゃんと出れたのは1日だけでした。
セミナーは16本ありました。しかも終日セミナーはそのうち9本。

お盆休みの今週は出勤して、たまった業務を片付けました。
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