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廃棄物の世界では、逆有償という言葉が良く使われています。
しかし、その意味するところは文脈によって異なるので注意が必要です
(法定の定義はありません)。
逆有償という言葉は、もともとはスクラップなど副産物を有償売却する業界で
(例外的取引というニュアンスを含んで)使われていたのだ思います。意味合い
としては、単に「費用を払って処理委託する」ということだったと思われます。
(もちろん、今でもこの意味で使われることはあるようです。)
つまり、有償売却に対して、逆に費用を払うことを指したのです。有価物として
売却できていたものが、市況の変化で売れなくなった場合に「逆有償になった」と
言ったのでしょう。そしておそらく、売却できても運賃が高くて、トータルで
マイナスになる、といったケースが最も多かったのでしょう。
一方、廃棄物の業界では処理費を払うのが当然ですので、処理費を払うことを
わざわざ「逆有償」と言うことは余りありません。それどころか「逆有償」なんて
言ったら、逆に買ってもらえそうです。
で、おそらく、廃棄物の業界から見ても、有価物の業界から見ても「逆有償」
という言葉が共通して当てはまるのが「売却益より運賃が高い」という取引
なのです。
そしていつのまにか意味が転じて、逆有償というと、この意味として
使われる事が多くなってしまいました。特に規制改革通知以降の廃棄物の
業界では(この手の取引についての廃棄物処理法上の手続きについては、
この記事を参照ください)。
ということで、私は「逆有償」という言葉を使いません。誤解が生じる可能性が
ありますので。
使ったとしても、
「代金より運賃が高い”いわゆる”逆有償」
または
「運賃で逆有償になる場合」など
と言っています。
個人的には、「手元マイナス」がスマートでいいと思っています。
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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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9月11日に無料セミナーを開催します。私も登壇しますので、
良かったらご参加ください。定員30名、多分すぐ満席になると思う
のですが。。。
■廃棄物処理法のヒヤリ・ハットから学ぶ!
廃棄物管理業務ポイント解説セミナー
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としては、単に「費用を払って処理委託する」ということだったと思われます。
(もちろん、今でもこの意味で使われることはあるようです。)
つまり、有償売却に対して、逆に費用を払うことを指したのです。有価物として
売却できていたものが、市況の変化で売れなくなった場合に「逆有償になった」と
言ったのでしょう。そしておそらく、売却できても運賃が高くて、トータルで
マイナスになる、といったケースが最も多かったのでしょう。
一方、廃棄物の業界では処理費を払うのが当然ですので、処理費を払うことを
わざわざ「逆有償」と言うことは余りありません。それどころか「逆有償」なんて
言ったら、逆に買ってもらえそうです。
で、おそらく、廃棄物の業界から見ても、有価物の業界から見ても「逆有償」
という言葉が共通して当てはまるのが「売却益より運賃が高い」という取引
なのです。
そしていつのまにか意味が転じて、逆有償というと、この意味として
使われる事が多くなってしまいました。特に規制改革通知以降の廃棄物の
業界では(この手の取引についての廃棄物処理法上の手続きについては、
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ということで、私は「逆有償」という言葉を使いません。誤解が生じる可能性が
ありますので。
使ったとしても、
「代金より運賃が高い”いわゆる”逆有償」
または
「運賃で逆有償になる場合」など
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個人的には、「手元マイナス」がスマートでいいと思っています。
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