議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

2014年はどんな年でしたか?

2014年12月26日 09時04分47秒 | コンサル日誌
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2014年、世の中では色々なことがありましたが、廃棄物処理の世界では、
法改正がなかったこともあり、ほとんど無風でした。私個人にとっても
それほど大きな変化はない年でした。

巡航速度で進んできた、という印象です。

そんな中、あえて事件を挙げるなら、やはりアイダ設計でしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/jizokukanou/e/ea5fc3b28369801f219ebdb03e6a0ae9

ただ、建廃の業界では注目事件ですが、小粒感は否めません。

こんな年は、廃棄物管理それ自体への注目度が下がるため、セミナーニーズも
普段より高くはありませんが、こんな時こそしっかりと教育をして足元を
固めておくべきなんです。

ということで、セミナーの本数は、昨年の94本から102本に増えました。
繁忙期には、スケジュールが合わないためにアミタ社内のスーパーサブが
出動したりしましたので、さすがにこのあたりが上限かもしれません。

なんて言いながらも、来年は110本が目標だったりするのですが。
行けるとこまで行きます。

■目標は・・・
今年の目標のひとつに、「大学で教鞭をとる」があったのですが、
法政大の大学院でそれが実現しました。ある方の助力のおかげです。
ありがとうございました。

いつか母校でもやりたいなー。


来年は、テレビに出る、というのが目標です。正確に言えば、少し出たことは
あるのですが、ちゃんと出たいと思います。昨年よい機会があったのですが、
流れちゃいましたので。。。

いや、テレビ、というより、業界の枠をもう少し飛び出たい、と言った方が
正しいかもしれません。廃棄物の世界のこと、問題を、業界の外の人にも知って
もらいたい、という気持ちです。それがないと、廃棄物処理法の抜本改正が
進まないような気がしています。

たとえば、

「ゴミは、分別して資源としてリサイクルしましょー。」
「でも、リサイクルするからって、ゴミはゴミなんだけどね。」
「え?リサイクルできるものが、ゴミだっていうの?
 混ぜればゴミ、分ければ資源っていうじゃない。」
「売れないものは、資源として有効利用できても、ゴミなの。」
「えー、じゃあ学校で教えてることが嘘だっていうの?」
「そうそう、学校では法律違反をそそのかしているから、
 気を付けるんだよ。」

これ、初心者の方は、毎度間違える概念です。
でも、業界の中にいるとこれが変だと思わなくなっちゃうんですよね。

そろそろ、廃棄物処理法を一般常識、グローバル基準に合わせましょう。
廃棄物処理法はガラ法(ガラポー、と読みます。必要に応じて、
妖怪ウォッチのメロディーに合わせて歌います。)になってます。

少なからぬ外圧が必要です。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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今年も今日で仕事納めです。

皆様、インフルエンザなどにかからぬよう、体調には気を付けて、
どうぞよいお年をお迎えください。

コメント
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