議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

静脈産業の売上高の問題

2017年12月15日 09時25分52秒 | コンサル日誌
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こんにちは

皆さんの会社の売上高は、どれくらいでしょうか。
今の時代、「会社の規模は大きければいい」というものではないとは
思いますが、大きいなりのメリットはあります。

例えば、産業廃棄物の処理委託先の規模として、売上高が10億円未満
というのは少し心もとないかもしれません。
合弁会社を作るようなビジネスパートナーとして考えるのであれば、
売上高が100億円未満では安心できないのではないでしょうか。

つまり「大きい会社は安心できる」というのが、私の感覚です。

さらに、自社の全国の産業廃棄物の処理を一括して任せるのであれば、
1000億円未満だと、とても大船に乗った気持にはなれないと思います。
もちろん、全国に処理施設のネットワークが必要です。


ところが、売上高10億円を超える産業廃棄物処理業者は、全体の10%も
ありません。
逆に200億を超える会社は、なんと3社のみ。
(エコシステム、ダイセキ、大栄環境)
平成23年度産業廃棄物処理業実態調査業務 報告書」より


私が所属する会社のグループ企業でも、業界最大手とはいえ

・リバーグループは昨年度328億円
(鉄・非鉄スクラップ中心なので、上記3社には含まれていません)
 リバーグループ環境社会報告書より

・大栄環境グループは昨年度530億円
 大栄環境グループの環境づくり より

ですので、仮に両社足しても1000億行きません。

全国の廃棄物処理を任せてしまおう、というスキームが組める会社と
なるためには、全国のネットワークだけでなく、安定した売り上げ
収益基盤が必要です。
こういった会社で市場を寡占化すれば、廃棄物処理法も安心して
合理化されるのではないでしょうか。

個人的にはこんな世界を狙っていますが、まだまだ先は長いですねぇ。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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「ムリサイクル」って聞いたことありますか?
なぜ今まで思いつかなかったのか、いかにもありそうな言葉ですが、
ウェブでもヒットしません。
言うまでもなく、「無理なリサイクル」をムリサイクルに縮めた
言葉です。

インダスト12月号の記事
「排出事業者に対して産廃処理業者が求めること」
のp.32に出てきました。

産廃業者から排出事業者へのクレーム、愚痴が満載です。
是非お目通しを。
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