議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

エバークリーンの爆発事故

2013年11月17日 00時38分57秒 | ニュースクリッピング
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
 本ブログはメルマガでも配信しています。
 お申込、詳細についてはこちらをご覧ください。
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

エバークリーンの爆発事故、600m先の窓ガラスが割れたということで
相当な爆発だったようです。

既にニュースで取り上げられていますが、
 「エンジンオイルと異なる揮発性の高い油類を回収した可能性がある」
ということです。

エバークリーンの許可を「さんぱいくん」で調べたところ、

【蒸留】=普通廃油(エンジンオイルや重油)
【エマルジョン化】=特管(引火性)廃油

ですが、爆発は蒸留工程からということです。

普通の廃油を蒸留していて、あれだけの爆発をすることはありえないので、
引火性廃油を蒸留(もしくは近くで保管?)してしまったのでしょう。
引火性のガスが相当充満していたための、大爆発だったはずです。

引火性廃油を蒸留している処理業者もありますが、当然相当な防爆措置が
必要です。普通の廃油の蒸留施設で扱ったのであれば、爆発して当然です。

 重傷の社員2人は県警に対し、「(爆発前に)ガソリンが気化したような
 臭いがしたので、窓を開けながらエンジンを止めたら爆発した」


ということですので、間違いないでしょう。

■さて、ここからが問題です。

エマルジョン化の施設と蒸留の施設は全くの別工程のはずです。
なぜ、こんな間違いがおこったのでしょうか。

業務上過失致死傷容疑、ということですが、状況次第では、利根川の
ホルムアルデヒド事件と同様、処理業者の過失はほとんどなく、
排出事業者の過失が問われる可能性もあります。例えば、引火性廃油を
A重油として渡してしまい、そのまま工程に入ってしまえば、それで
爆発事故成立です。無論、その場合でも受け入れた処理業者側にも
臭気で揮発性かどうかすぐに分かるのですから、プロとして当然の
注意義務を怠ったという過失は認められるかもしれませんが。

現段階では、エバークリーンの社長が「申し訳ない」ということで会見で謝罪し
社員が周辺住民の住宅の清掃を手伝っているとのこと。しかも、優良認定を
受けていますので、それなりにまともな会社だという推測はできます。

原因もハッキリしないままエバークリーンが悪者にされるようなことがないよう、
一般の方が「処理業者はろくでもない」という印象を持たないように、マスコミ
の冷静な報道を期待したいところです。

エバークリーンのプレスリリース

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そういえば、エバークリーンは処理困難通知を出さないといけないかも
しれませんね。

それにしても、今月28日の環境省主催のセミナーで、私としてもこれに
触れないわけには行かないでしょう。エコプロのセミナーでも、重要な
トピックですので、解説しなくてはなりませんね。


コメント (4)

アンケートご協力のお願い

2013年11月15日 14時41分19秒 | コンサル日誌
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
 本ブログはメルマガでも配信しています。
 お申込、詳細についてはこちらをご覧ください。
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

すっかりご無沙汰しております。

最近、仕事はいつもどおりですが、その他活動としてのブログ・メルマガ等
の情報発信活動の優先度が下がっておりまして、今はインプットにはまって
いるところです。あとでよいアウトプットにつながりますように。

年末のあわただしい空気が迫ってきているように感じる、今日このごろですが、
毎年恒例のエコプロセミナーの募集が始まりました。


私の受け持ちテーマの中に「廃棄物データシート(WDS)改訂の余波など・・・」
というものがあります。正直、あまり余波を感じられないのですが、みなさま
いかがでしょうか。
「余波なし!!」と言い切ってしまうまえに、ブログ・メルマガの読者の皆様の
状況をお伺いしようと思い、久々の発信をさせていただこうと思った次第です。

エコプロでも発表しますが、その後に読者の皆様にも報告しますので、是非
ご協力のほどを。

下記の質問にお答え頂き、左欄にある「メッセージを送る」から送信してください。

■業種などについて
 ・あなたの勤務先は下記のどの業種ですか。
   (製造業・廃棄物処理業・左以外の民間企業・行政・その他)

■WDS改訂について
・WDS改訂への対応方法について、会社として指示がだされていますか?
 (はい・いいえ)
・WDS改訂への対応方法を教えてください
  該当する選択肢→(  )
 
 (A)過去のWDSも、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリの場合は差し替える
 (B)過去にWDSを出していた場合は、遡って全て改訂版に差し替える
 (C)新規契約・変更時などの書面作成がある場合には、改訂版を使用、
   既存のものは遡ってまで差し替えない
 (D)自社独自の情報提供用の雛形を修正し、遡って差し替えた
 (E)自社独自の情報提供用の雛形を修正し、書面作成がある場合に
   改訂版を使用する
 (E)自社独自の情報提供用の雛形で十分なため、特に対処していない
 (D)(法定要件は変わっていないため)特に対処していない
 (F)その他 下記に記載してください



・WDS改訂やホルムアルデヒド事件を受けて、会社として廃棄物管理の方法や
 考え方は具体的に変わりましたか?
 (はい・いいえ)
  はい、の場合は下記に記載してください



■手元マイナスの改訂について(運賃により逆有償となるケース)
(手元マイナスの詳細についてはこちら


・既存の取引で運搬時に廃棄物としていた物を、有価物として運用を変えたものは
 ありますか?
 (はい・いいえ)
・新規の取引で、運搬時も有価物として運用しているものはありますか?
 (はい・いいえ)
・上記のいずれかのような例を、他社で聞いたことはありますか?
 (はい・いいえ)
・売却先も処分業の許可が必要であるとの行政指導を受けた(した)ことはありますか?



■その他自由記載
何かご要望あれば、書いてください。当日お応えできるかどうか、分かりませんが。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エコプロのセミナーは、毎年満員御礼になります。ご興味ある方はお早めに
お申込ください。検定も受験できます(受験を省略することもできます)。

他にも、「審査・監査で電子マニフェストをパスしないように!!」という話もします。
乞うご期待!!

http://www.amita-oshiete.jp/seminar/entry/001858.php
コメント