秋も深まり各地の紅葉の名所は紅葉狩りで賑わっているようだ。昨日、紅葉を求めて奈良の洞川温泉に行って来た。近鉄阿部野橋から吉野駅まで走っている「青の交響曲」に初めて乗車した。乗ったことはないが、中は「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」のような重厚なデザインのようだった。
洞川温泉の紅葉はもう終わりに近く、初冬の風情を漂わせていた。晴れの予報に反して小雨がぱらつく天気となり肌寒く感じた。聞くところによると、ここは標高が高く日本海側の気候と似ているのだそうだ。洞川温泉は修験道の聖地とされる大峯山の入山口にあることから、修験道の修行をする行者のための宿場として古くから栄えた。昭和にタイムスリップしたような街並みや、温泉街沿いに連なる宿の縁側を利用したカフェなどがある。もう観光シーズンが過ぎたのかシャッターを下ろしている店もあり観光客はまばらだった。行者の宿「角甚」の男湯に入ったが一人で貸切状態、ゆっくり湯に浸かって芯から温まった。古来より副作用の心配のない自然生薬の胃腸の薬「陀羅尼助」を売っている店が多いのが目に付いた。愛用の胃薬でよく利用しているので土産に買って帰った。
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