昨年は記録的な猛暑であったが、今年は23日の処暑を前にして全国的に涼しくなり、過ごし易くなった。前線が南下、北から寒気が流れ込み雷雲が発生、局地的に豪雨となり不安定な天候が続いている。今年は節電の最中、天然のエアコンは有難い。しかし、このまま涼しくなるようなことはなく、来週辺りに暑さが戻ってくるようだが、暑さももう少しの辛抱だ。
東日本大震災の被災地支援を掲げ、「がんばろう!日本」をスローガンに開催された、全国高校野球選手権大会も、日大三の優勝で昨日幕を閉じた。15日間の開会中、準決勝戦で雷雨のため途中中断はあったが、雨で順延されることもなく暑い中、熱戦が繰りひろげられた。大会期間中の総入場者数も84万8千人にのぼり、大会8日目からは4日連続の満席の盛況であった。孫らも11日と15日、地元東洋大姫路の応援に行った。準々決勝の光星戦では押し気味に試合を進めながら、惜敗し残念であった。
昨夜から久し振りのまとまった雨となり、庭の植木には恵みの雨となった。そんな中、戸津説法の聴聞に滋賀坂本まで出向く。戸津説法は毎年8月21日から25日の5日間にわたり、大津市下坂本の東南寺において行われ、天台座主への登竜門と言われる。戸津説法とは比叡山を開かれた伝教大師(最澄)が琵琶湖畔の戸津の浜で両親への孝養の一つとして、両親はもとより、村人の為に法華経を説いたのが始まりとされている。今年は佐賀県、大興善寺の神原玄應師が説法師をつとめられた。説法が始まる頃には雨も上がり、この時期には珍しく涼しい気候に恵まれ、周りの落ち着いた佇まいと相まって、夏の疲れも何処へやら心安らぐひと時となった。九州からも遠路、観光バスや新幹線で聴聞に来られており、大勢の聴聞者で盛況であった。その後、滋賀院で昼食を頂き周辺を散策し帰途についた。