三枝草日記

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「新老人の会」フォーラム

2011-08-27 12:17:05 | 教養・文化
 一昨日「新老人の会」フォーラムが聖路加国際病院理事長の日野原重明会長をお迎えして、姫路文化センター大ホールで盛大に開催された。それに先立って前夜、ホテル日航姫路で日野原重明先生を囲む会があった。受付を済ませテーブルにつくと、そこには日野原先生はじめ世話人代表の戸部隆吉先生や石見利勝姫路市長さんらの主賓席だったので、こんな席に座っていいものか、戸惑いもあり始めは少々緊張した。しかし、日野原先生の講演内容のプレゼンテーションをインターネットのデーター便で送って下さった、事務局長の岩清水さんと翌日の打ち合わせをする内に気分もほぐれ、いろんな話も出来て有意義な時を過ごせた。それにしても、こんな華やかな催しに出席したのは初めてかな。女性の服装はさながらファッションショーのような、華麗でエレガントで、さすが「新老人の会」だと思った。
 翌日のフォーラムの総合司会は元フジテレビの看板アナウンサーで逸見政孝氏らと同期の結城思聞(松倉悦郎)氏が担当された。軽妙な語り口と当意即妙の司会ぶりは、さすがだなと思った。日野原先生は「逆風の中で勇気ある生き方」と題して、東北の被災地を訪れられた体験をふまえて話された。前夜の囲む会から当日も講演の前後にロビーでサイン会、しらさぎコーラスの指揮もされ、過密スケジュールにも拘わらず、百歳の年齢を全く感じさせない行動ぶりに、ただただ感服するばかりである。声にも張りがあり全く老いを感じさせない、そのエネルギーはどこから来るのであろうか。
 当日、日野原重明先生の著書「10歳のきみへ」を読んで感動した小6の二人が先生に是非、会いたいといって会場へやって来た。最後に舞台に上がり、将来日野原先生のような医者になりたいとう作文を披露した。その作文の内容は素晴らしかった。この児童の感性の鋭さに聴衆も大いに感動し、あたたかい拍手をおくっていた。日野原先生も感動され、思わず児童をハグされた。私も大いに感銘を受け、胸が熱くなるのをおぼえた。
 「新老人の会」のフォーラムへの出席は3回目になるが、これまでは客席で聴いているだけだったが、今回は講演のデーターを受け取り、パソコンを持参して操作、裏方として手伝いができ、少しは役にたてた満足感で一杯である。感動する事は健康にも良いようで、これが心の糧にもなるようだ。「新老人の会」に入っていて良かったとつくづく思った。ちなみに会員は20歳からのサポート会員も結構おられるようだ。
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戸津説法

2011-08-21 18:06:54 | 教養・文化

 昨年は記録的な猛暑であったが、今年は23日の処暑を前にして全国的に涼しくなり、過ごし易くなった。前線が南下、北から寒気が流れ込み雷雲が発生、局地的に豪雨となり不安定な天候が続いている。今年は節電の最中、天然のエアコンは有難い。しかし、このまま涼しくなるようなことはなく、来週辺りに暑さが戻ってくるようだが、暑さももう少しの辛抱だ。

  東日本大震災の被災地支援を掲げ、「がんばろう!日本」をスローガンに開催された、全国高校野球選手権大会も、日大三の優勝で昨日幕を閉じた。15日間の開会中、準決勝戦で雷雨のため途中中断はあったが、雨で順延されることもなく暑い中、熱戦が繰りひろげられた。大会期間中の総入場者数も84万8千人にのぼり、大会8日目からは4日連続の満席の盛況であった。孫らも11日と15日、地元東洋大姫路の応援に行った。準々決勝の光星戦では押し気味に試合を進めながら、惜敗し残念であった。

  昨夜から久し振りのまとまった雨となり、庭の植木には恵みの雨となった。そんな中、戸津説法の聴聞に滋賀坂本まで出向く。戸津説法は毎年8月21日から25日の5日間にわたり、大津市下坂本の東南寺において行われ、天台座主への登竜門と言われる。戸津説法とは比叡山を開かれた伝教大師(最澄)が琵琶湖畔の戸津の浜で両親への孝養の一つとして、両親はもとより、村人の為に法華経を説いたのが始まりとされている。今年は佐賀県、大興善寺の神原玄應師が説法師をつとめられた。説法が始まる頃には雨も上がり、この時期には珍しく涼しい気候に恵まれ、周りの落ち着いた佇まいと相まって、夏の疲れも何処へやら心安らぐひと時となった。九州からも遠路、観光バスや新幹線で聴聞に来られており、大勢の聴聞者で盛況であった。その後、滋賀院で昼食を頂き周辺を散策し帰途についた。

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立秋

2011-08-08 14:38:13 | 四季・天候
 今日は、はや二十四節季の立秋である。暦の上では秋が始まる頃とされているが、各地で猛暑日を記録し、これから盆にかけて暑さの本番を迎える。台風9号、10号も日本列島から遠ざり、台風より遠く離れていても、ゲリラ豪雨に見舞われた所があるのは不思議だ。
 この時期サルスベリ(百日紅)が豪華絢爛に今を盛りと咲きほこっている。サルスベリは花が次々と咲き、長い間花を楽しめるところからそう呼ぶのか、漢字と読み方がぜんぜん対応していないのも面白い。また、幹がツルツルとしていて猿もすべるところから「猿滑」とも言うそうだ。サルスベリには白色もあるが赤色、ピンクが多いようだ。サルスベリ程には目立たないが、蓼もやや控えめにピンク色の花をつけ庭に彩りを添えている。蓼にもイヌタデ、ハナタデ、オオケタデ(大毛蓼)、ヤナギタデと種類が多いが、庭に咲いているのは、2メートルにもなる、オオケタデのようだ。「蓼食う虫も好き好き」はヤナギタデのことを言うようだ。
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