三枝草日記

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万博記念公園

2018-03-29 10:45:26 | 旅行

 今冬は記録的な寒さに見舞われ、今年ほど春が待ち遠しかったことはない。3月に入りやっと暖かい日が続き、昨日は3月の観測史上最高気温を記録した地点も多く、今日は更に気温が上昇し夏日になる所もあるようだ。桜前線も一気に北上し26日に大阪で桜が満開となった。 満開は1953年の観測開始以来、最も早く平年比でも10日早いようで、これまでは2002年の3月28日が最も早い記録だった。この暖かさはシベリアの寒気を運ぶ偏西風が北に蛇行し一方中国大陸の暖気を運ぶ偏西風が南に蛇行、南北正反対に蛇行する偏西風に挟まれ日本付近は高気圧が停滞し暖気エリアに覆われ続けているからだ。こんな気圧配置は5月頃によく見られ晴天が続くことがある。

 そんな汗ばむ初夏の陽気に誘われ、昨日は孫の運転で今月18日に神戸ジャンクション~川西インター間が開通したばかりの新名神高速道路をドライブして来た。孫も運転免許を取得して1年余り、運転したくてたまらない時期でもあり、クラウンンのハンドルも握ってみたかったようだ。同時にオープンした宝塚北サービスエリアは西日本最大級の店舗面積及び駐車台数を誇り、南欧風景観をイメージした建物外観は宝塚に相応しい。そこで休憩して川西インターから一般道を通って大阪空港駐車場に車を預け、初めて大阪モノレールに乗車し万博記念公園に向かった。中国自動車道を走っている時、何時も目にしていたのはモノレールと髙さが日本一(123メートル)の観覧車だったので一度は乗車してみたいと思っていた。孫の思いとも一致し、敢えて万博記念公園の駐車場まで行かず大阪空港の駐車場よりモノレールに乗車した。それと万博記念公園の駐車場は桜も満開になり、行楽シーズンを迎え混雑しているのではないかという思いもあった。ホイールゴンドラからは春がすみにかすむ大阪の街並みが一望でき万博記念公園の「太陽の塔」も真上から眺められた。「あべのハルカス 」もホイール ゴンドラから眺められるようだが今日は残念ながら春がすみで見えなかった。1周の所要時間は約18分、座席シート以外の床面が透明ガラスのシースルーになっているので高度恐怖感も心配だったが、写真を撮ったり騒いでいるうちに時間が経ち、そんな心配は杞憂に終わり楽しかった。夜にはライトアップもされ23時まで営業しているので夜景もさぞかし綺麗だろうと思った。観覧車を降りてから昼食となったが、どこのレストランンも混雑していて時間待ちだったので大阪空港まで帰り、空港のレストランでゆっくり食事をとった。今日は9時前に家を出て3時過ぎには家に帰ることができ良い気分転換となった。

 

 

 

 


生け花展

2018-03-16 14:38:14 | 教養・文化

 間もなく彼岸を迎える頃となり気温も上昇し、昨日の最高気温は20℃を超えた所も多く、暑さも感じる程だったが夜からは風向きが北風に変わり夜中よりも今日の昼間の方が寒く感じられる。こうして三寒四温を繰り返しながら徐々に暖かくなっていくようだ。今年は3月に入り比較的暖かい日が続き、桜の開花も早まりそうで高知では17日の開花予想が出ている。

 昨日、大阪高島屋で開催されている未生流中山文甫会生け花展に家内が出瓶しているので観覧に出かけた。なんば高島屋に行く前に明治安田生命大阪梅田ビル30FにあるMODO DI PONTE VECCHIOで家内の生け花展出瓶と娘の誕生日を兼ねてランチでお祝いをした。地上150mからの眺望や高さ6mの天井モダンな空間デザインも素晴らしい。淡路産トラフグと菜の花のタリオリーニ焼き白子添えやウズラとフォアグラのパートフィロ包み焼きトリュフ風味も美味しかった。

 未生流中山文甫会生け花展は大勢の観覧者で大盛況であった。展覧会のテーマは「あち こち はな はる」めぐり来る季節の幸せをシンプルに表現するものであった。華道は日本独特の文化、芸術として世界中に広く知れ渡っていて、今日まで伝えられる伝統的な「型」には花をより美しくみせる先人の発見した美の法則があると言われている。日本人と同様にこれらに魅了される外国の方も多く作品の美しさだけでなく花器や作法の一つひとつまで芸術として称賛されている。花展の生け花もさることながら花器も素晴らしいものが使われていて、同時に花器展のコーナーも設けられいた。案内状を出していた落語家 林家染太さんはフランス公演中だったので、奥さんに観覧頂き今朝お礼の電話を入れておいた。5月3日に林家染太さんの独演会を予定しているので、土産話が楽しみだ。

 家内は後片付けがあり、すぐには帰れないので高島屋地階の食料品売り場でグリコバトンロール(バターをふんだんに練り込んだ生地をじっくりと焼き上げ澄ましバターとシュガーのシャワーをくぐらせて創り上げたバターリッチなプレッツェル。ミルク、ストロベリー、宇治抹茶など、それぞれに個性ある味わいのチョコレートをコーティングしてある)を土産に買ったあと、道頓堀界隈をぶらぶらしてから心斎橋駅で地下鉄で大阪駅に向かいエキマルシェのベンチで時間待ちした。道頓堀は久し振りであったが、以前とかなり様変わりしていて外国人観光客で溢れ活気があった。大阪高島屋が東京日本橋の高島屋より売り上げ高が多くなったのもうなずける。