何時の間にやらもう彼岸を迎える頃となった。先月までの猛暑は何処へやら、暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったものだ。昨日今日は雨のせいもあり肌寒く感じるようになった。明日からの３連休中も天気予報によると、ぐずついた天気が続くようだ。この時期になると、真夏の間に猛暑をもたらした太平洋高気圧が南へ移動し、大陸の冷たい高気圧が日本海や北日本方面へとせり出し、この違う性質の２つの空気がぶつかり、秋雨前線が発生し秋の長雨をもたらすようだ。
今月４日には心配していた台風２１号
が襲来し関西空港が水没するなど近畿地方に大きな被害をもたらした。先月行った貴船や鞍馬寺界隈も倒木により大変なことになっているようだ。６日には思いがけない北海道地震があり甚大な被害があった。地震や台風などの自然災害は、時として想像を超える力で襲ってくる。何時襲ってくるかも分からない災害に対して防災意識を高め、万一に備えて日頃の準備をしておかなければならない。打ち続く災害を目の当たりにして、家庭で準備しておくべき防災グッズを一応チェックしてみた。ヘッドルーペライト、ダイナモＬＥＤランタンラジオ（携帯電話充電機能付、多機能ラジオライト）は役に立ちそうだ。停電や断水の非常時には裏山の湧水や倒木を薪として利用できそうだ。これに加え非常食も用意しておかなければばらない。
彼岸が近づくと律儀に花を咲かせる彼岸花。花のあと葉が伸びてくるが、冬と春を越して夏近くなると葉は全く消えてしまう。花と葉を同時に見ることはない。葉のあるときには花はなく、花のときには葉がない。裏の竹林にボールが落ちているのかと思ったらオニフスベのようだ。夏の暑さや大雨が原因で生えてきたのかも知れない。天ぷらなどにして食べることもできるらしいが、気味が悪いので食べない。
