今日はバレンタインデーである。デパートではこの時期になると特設コーナーを設け、有名ショコラティエのチョコレートが並び、この商機を逃すまいとあの手この手で客を呼び込もうとしている。チョコレートも高級ブランド化し、そんなチョコが結構売れているようだ。
バレンタインデーの起源については諸説あるようだが、女性が異性にチョコを贈るのは日本独自の文化のようだ。最近は女性同志で、日頃の感謝の意をこめて贈る、友チョコが圧倒的に多くなってきているようだ。江崎グリコが実施したインターネットのアンケート調査でも、「友チョコ」が一番の売れ筋で、次いで多いのが父親となっており、相手もいろいろで、バレンタイン事情も時代と共に変化しているようだ。それにしてもバレンタインの経済効果は1,300億円といわれている。いま、チョコの世界市場は約7兆6000億円にまで膨らみ、コーヒー市場の約10兆円と肩を並べる程になっている。
甘く、ほろ苦いチョコの原料となるカカオ豆の産地は、高温多湿な熱帯地域に限定されている。なかでも西アフリカのガーナ、コートジボワールの生産量が圧倒的に多い。カカオの木は高さ10メートル程もあり、枝から幹までラグビーボールに似た実がなる。実には白い果肉にくるまれた種が数十個あり、この種がチョコの原料となるカカオ豆だ。
バレンタインデーには縁がないと思っていたが、孫からは手作りのチョコを、娘や息子の嫁、家内からも、もらちゃった。