三枝草日記

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アサギマダラ

2018-10-31 15:45:06 | 環境

 今日ではや10月も終わり、秋本番を迎え紅葉の便りもきかれるようになった。日本で唯一「渡り」をする蝶として知られるアサギマダラ(最長2000キロにもおよぶ旅をする蝶)が今月8日に今年初めて飛来した。今夏の猛暑でアサギマダラが好む藤袴の生育が悪く今年はどうかと思っていたが、例年より遅く律儀に飛んで来た。飛来数は昨年と比べて何処もケタ違いに少ないようだ。それでも毎日2,3頭(チョウは昆虫の一種だがクイズ番組などで出された際の“正しい”数え方は「1頭、2頭、3頭…」とされている。もっとも通常使う「匹」も間違いではない ようだ。)のアサギマダラが藤袴の周りを飛び回り吸蜜していた。もう南方へ飛んで行ってしまって数日前より姿を見せなくなっていたアサギマダラが、一昨日珍しく裏山で1頭見かけた。ひょっとして裏山で産卵しているのかも知れない。21日(日)には蝶愛好家の方や写真教室にいっている娘の仲間が来られ、さながら撮影会となり写真談義に花が咲いたようだ。写真はその時のものを拝借した。カメラも上等、腕もまずまず、流石に一瞬をよく捉えている。

 秋は実りの秋でもある。柿がよく実っていたが殆どカラスに取られてしまい収穫できたのは僅かだった。カボス、スダチ、ユズがたわわに実った。スダチもカボスもユズの近縁種でミカン科の香酸柑橘類の仲間になる。旬の焼きさんまにきゅっとしぼって爽やかに味わうと何とも美味しい。カボスとスダチの見分け方はその大きさ。カボスは1個当たり100~150グラムくらいで、テニスボールくらいの大きさになる。一方、スダチはカボスよりも一回り小さく1個あたりの重さは、40グラム程度でゴルフボールくらいの大きさだ。写真はアップして撮っているので比べるのは難しい。生姜などと共に花も茎も香味野菜として日本では古くから親しまれているミョウガもいっぱい顔を出した。古くからの言い伝えでは、沢山ミョウガを食べるとバカになると言われてきたが、安心して良いようだ。これは、釈迦の弟子の一人「周梨槃特(スリバンドク)」という人物がいて、彼はいつも自分の名前すら忘れてしまうほど物忘れが激しかったそうです。その彼の墓に生えていた草(みょうが)に、名前を荷って死んでいった彼にちなんで「茗荷」と名づけたようです。

 


秋祭り

2018-10-08 14:22:31 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は二十四節気の寒露、朝晩が冷え込み本格的な秋の始まりの頃と言われているが、一昨日来のこの暑さはどうだろう。台風25号の影響で気温が上昇、6日には新潟県三条市で10月としては観測史上最高の36度を記録、昨日も静岡県清水で34.3度を記録した。今日も青空が広がり汗ばむ程の陽気になっている。昨日は播州地方の殆どの所で恒例の秋祭りが行われた。今年は天神社の秋祭りに地元の三枝草獅子保存会による獅子舞も披露されるので、久し振りに秋祭りの雰囲気を味わいに行ってきた。台風25号も日本海に去り、当日はまずまずの天候に恵まれ盛大に秋祭りが行われていた。神輿が天神社の135段の石段を登り勇壮な宮入を見た後、昼食休憩となる前にひとまず家に帰った。午後、天神社を宮出した後、神輿が鹿谷中学校のグラウンドに集結、そこで行われる梯子獅子を見に行った。獅子舞は若い頃経験があるが、この暑い中、毛獅子を被り中腰で獅子の頭を両手で支えて舞うのは大変しんどい。しかも梯子獅子は高度恐怖症ではとてもつとまらない。3連休の秋祭りに帰省している人も多く、鹿谷中の卒業生に声をかかられ、久し振りに再会でき出かけた甲斐があった。

秋は味覚の秋でもある。お祭り前に山海の珍味を頂いた。松茸は半世紀前は裏山でも松茸狩りが出来たものだが、赤松が松くい虫で枯れてしまい松茸は「高嶺の花」になってしまった。松葉ガニは11月にならないと解禁にならないが、紅ズワイガニは9月解禁になっていて境港の土産で頂いた。近所の方より作っておられるブドウや里芋も頂き味覚の秋を堪能した。