三枝草日記

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秋祭り

2018-10-08 14:22:31 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は二十四節気の寒露、朝晩が冷え込み本格的な秋の始まりの頃と言われているが、一昨日来のこの暑さはどうだろう。台風25号の影響で気温が上昇、6日には新潟県三条市で10月としては観測史上最高の36度を記録、昨日も静岡県清水で34.3度を記録した。今日も青空が広がり汗ばむ程の陽気になっている。昨日は播州地方の殆どの所で恒例の秋祭りが行われた。今年は天神社の秋祭りに地元の三枝草獅子保存会による獅子舞も披露されるので、久し振りに秋祭りの雰囲気を味わいに行ってきた。台風25号も日本海に去り、当日はまずまずの天候に恵まれ盛大に秋祭りが行われていた。神輿が天神社の135段の石段を登り勇壮な宮入を見た後、昼食休憩となる前にひとまず家に帰った。午後、天神社を宮出した後、神輿が鹿谷中学校のグラウンドに集結、そこで行われる梯子獅子を見に行った。獅子舞は若い頃経験があるが、この暑い中、毛獅子を被り中腰で獅子の頭を両手で支えて舞うのは大変しんどい。しかも梯子獅子は高度恐怖症ではとてもつとまらない。3連休の秋祭りに帰省している人も多く、鹿谷中の卒業生に声をかかられ、久し振りに再会でき出かけた甲斐があった。

秋は味覚の秋でもある。お祭り前に山海の珍味を頂いた。松茸は半世紀前は裏山でも松茸狩りが出来たものだが、赤松が松くい虫で枯れてしまい松茸は「高嶺の花」になってしまった。松葉ガニは11月にならないと解禁にならないが、紅ズワイガニは9月解禁になっていて境港の土産で頂いた。近所の方より作っておられるブドウや里芋も頂き味覚の秋を堪能した。



地震

2018-06-18 17:08:31 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝、朝ドラ「半分、青い」直前の午前7時58分緊急地震速報がなり、阪神淡路大震災以来の強い揺れを感じた。阪神淡路大震災を想起し半分蒼くなった。大阪で震度6弱を観測する強い地震であった。地震の影響で死者が3人になり、ライフラインや交通にも大きな影響が出ているようだ。孫は電車がストップしたので、入社の最終選考の面接は延期になった。昨日、埼玉の孫も野球の大会で群馬の館林に行っていて震度5の地震に遭遇した。最近地震が頻発しているので不安になる。

 昨日17日は父の日であった。何時になっても息子や娘からプレゼントを贈ってくれるので有難い。これからも健康で、少しでも人のために役立つような人生を送りたいと思っている。「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」

 庭では、この時期いろいろな種類の紫陽花が見頃を迎えている。色がついているのは萼で、花はその中の小さな点のような部分になる。しかし、やはり萼が目立ち紫陽花は梅雨時に似合う花だ。 

 紫陽花や  藪を小庭の  別座敷」  松尾芭蕉 

   紫陽花の  末一色と  なりにけり」 小林一茶

   紫陽花や  はなだにかはる  きのふけふ」正岡子規                           



晩秋

2017-11-14 14:10:56 | 日記・エッセイ・コラム

 早や立冬から1週間経ち、朝晩はめっきり冷え込むようになり暖房の温もりが恋しい季節となった。紅葉(黄葉)の便りもあちこちから聞かれるようになり、これから紅葉の見頃をむかえる名所旧跡では多くの紅葉狩り客で賑わうことだろう。先月の週末に日本列島を襲った台風21号、22号により裏山の杉が数本倒れ、紅葉前のカエデやモミジの枝も折れる被害がでて、その後始末も大変だった。シルバーに頼んでもなかなか来てくれず、義弟や孫、教え子の協力により今月初めにやっと方が付いた。教え子は倒木の処理から車庫、倉庫のスレートや雨樋の修理までしてくれたので有り難かった。

 浜坂の知人より6日に解禁になったばかりの松葉ガニが送られてきた。早速、カニすき鍋にして美味しくいただいた。冬の味覚の王者松葉ガニ、甘く上品で口にほおばるとギュッと心地よい弾力性のある食感を持ち極上の味だった自家製のユズ、スダチ、椎茸も鍋物には欠かせない。今年はカボスは実を付けなかったが、鍋物料理がおいしい季節になりユズは、ぐつぐつ煮込んだ野菜や肉、魚の味を引き立てる。スダチはすがすがしい香りで料理を引き立てる。今年は天候不順とホダ木も古くなり、なかなか椎茸が生えてこなかっが、やっとこの時期になり少し生えてきた。新鮮な生シイタケは鍋物の味を一層引き立たせる。


秋祭りとアサギマダラ

2017-10-16 11:10:47 | 日記・エッセイ・コラム

 いつも間にやら日が経ち、気がつけば秋祭りのシーズンとなった。播州地方は祭り一色、昨日は灘のけんか祭りで有名な姫路白浜町、松原八幡神社の秋季例大祭の本宮であった。昨日は生憎の小雨模様の天候であったが、先週は真夏を思わせるような陽気に恵まれ夢前町前之庄、天神社の秋祭りが盛大に行われた。今年は太鼓の音に誘われ、特に用事もなかったので久し振りに天神社に足を運んでみた。神輿を担いで124段の石段を駆け上あがる、石段上がりは迫力満点、氏子の気合と団結力で無事宮入ができた。近年、氏子の高齢化と若者が都会へ行き、伝統の石段上りを維持していくのも大変なようだ。滅多に出会うことのない教え子や大勢の方と近況を話したりして、寛ぎの時を過ごせたのも良かった。

 この時期になるとアサギマダラが秋の七草の一つ藤袴の蜜を求めて毎年飛んで来る。今年も10月1日に例年より早く1匹(頭)姿を見せが、それ以後、時々1,2匹が飛来する程度で期待外れに終わっていた。毎日のようにアサギマダラの撮影に来られる方も気の毒であった。ところが13日(金)14(土)に一挙に十数匹(頭)が乱舞していてアサギマダラの習性は凄いなあと思った。アサギマダラは春から夏にかけては本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始しする渡り蝶なので、先週は真夏のような天候が影響したのかも知れない。チョウは昆虫の一種ですが正しい数え方は1頭、2頭だそうだ。目からウロコサギマダラの飛来を新聞社に連絡したが、この時期、秋祭りと今年は衆議院選挙が重なり記事にならないようだ。(昨年は朝日新聞に掲載された) 選挙や祭りが終わった頃にはアサギマダラは飛び去っていて後の祭りだ。

 


食事と音楽

2017-06-09 14:07:30 | 日記・エッセイ・コラム

 6月も早や1週間余りが過ぎ5日は二十四節気の芒種であった。芒種は、それまでの初夏らしさから蒸し暑さを感じる時期になり、同時に梅雨入りもする頃と言われているが、近畿地方は平年通り7日に梅雨入りした。紫陽花が咲き、梅の実が青から黄色に色付き、蛍が飛び始める頃でもある。近くを流れる明王寺川でも蛍が飛び交っている。

 昨日はコンサートに行くため早めに家を出て、フェスティバルホールに程近いリーガロイヤルホテルのイタリアンレストラン [ベラ コスタ」でランチをとった。ネットで調べた5周年記念メニューはリーズナブルで盛り付けも素晴らしく美味しかったので得をした気分だった。堂島川の景色を眺めながら寛ぎのひとときを過ごすことができた。演奏会の開演まで時間が相当あったので、中之島バラ園まで時間つぶしに行ってみたが残念ながら花はもう終わりになっていた。しかたなく中之島公園を散策しながら公演会場に向かった。それでも時間があったので4月に完成し店開きしたフェスティバルタワーウェストで暫し休憩した。その後、堂島川の向こう側にある堂島ロール本店で土産を買ってからフェスティバルタワーに戻り、大阪でトップクラスの人気を誇る「ラーメン 而今」で軽めの夕食を済ませホールに向かった。これには付録があって堂島ロールで買い物中、リーガロイヤルでの忘れ物に気付き、急いで京阪電車中之島線に乗車し忘れ物を取りに行った。切符を買う手間が省けICOCAが思わぬところで役に立った。ホームまでの乗降に汗だくだく、お腹も空きラーメンが殊の外美味しかった。

 辻井伸行x服部百音究極の協奏曲コンサートは素晴らしかった。服部百音の父は服部隆之、祖父は服部克久、曾祖父は故・服部良一さん。5歳からバイオリンを始め8歳でオーケストラと初共演。2009年、ヴィエニアウスキー国際バイオリンコンクール ジュニア部門で史上最年少(10歳1ヶ月)優勝並びに特別賞を受賞した。 本日の曲目はチャイコフスキー「バイオリン協奏曲ニ長調」であった。時々演奏の合間に汗を拭きながらの熱演、その美しい音色にうっとりした。 辻井伸行は盲目というハンディを背負いながらも2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールにて日本人史上初優勝で一躍有名になった。曲目はショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ単調であった。時折体を前後に動かしながらリズムをとっていたが実際ライブで聴くと凄いの一言、鳥肌が立つぐらい感動した。演奏が終わると万雷の拍手が鳴りやまず、服部百音と共に再登場しアンコール曲「真田丸」メインテーマを演奏した。昨日は美味しい料理と素晴らし音楽を聴き身体も心も癒され幸せを感じた一日となった。