三枝草日記

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歌舞伎

2018-07-12 17:26:11 | 教養・文化

 大阪松竹座「七月大歌舞伎」二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎襲名披露公演に昨日行って来た。6月2日(土)ザ・シンフォニーホールで予定されていた「ズービン・メータ指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団」公演が指揮者のズービン・メータの健康上の理由のため来日が不可能となり公演が中止になった。払い戻しをして代りに七月大歌舞伎のチケットをゲットした。イスラエルフィルも、楽しみにしていたがズービン・メータも何分高齢なのでやむを得ない。夜の部「女殺油地獄」は近松門左衛門が書き下ろした世話浄瑠璃であり、ご当地大阪に相応しい演目となっている。題名に"油地獄"とある通り、借金に追いつめられた与兵衛が衝動的にお吉を殺害する場面での油まみれになりながらの立廻りは大きな見せ場であり、河内屋与兵衛役の幸四郎(染五郎)もなかなかのもので迫真の演技に感動した。そして七左衛門の女房お吉役は猿之助であった。猿之助の舞台は東京歌舞伎座の義経千本桜以来2年ぶりであり去る5日、ポートピアホテルで行われた福聚教会西日奉詠舞本大会にも松竹座公演の合間を縫って観覧に来られた。夜の部の見せ場、襲名披露口上では猿之助、中車(香川照之)にも、ひときわ大きいい拍手が送られていた。舞台より4列目の花道前の席だったので迫力満点であった。帰りに大阪駅で土産を探していたら「忖度まんじゅう」が目に付いた。「忖度まんじゅう」はシリーズ販売累計10万箱を突破する人気となっていて2017年の流行語大賞に選ばれた「 忖度」の文字をプリントしたまんじゅうである。大阪に向かう車中LINEで孫の就職内定の吉報も入り最良の日となった。


生け花展

2018-03-16 14:38:14 | 教養・文化

 間もなく彼岸を迎える頃となり気温も上昇し、昨日の最高気温は20℃を超えた所も多く、暑さも感じる程だったが夜からは風向きが北風に変わり夜中よりも今日の昼間の方が寒く感じられる。こうして三寒四温を繰り返しながら徐々に暖かくなっていくようだ。今年は3月に入り比較的暖かい日が続き、桜の開花も早まりそうで高知では17日の開花予想が出ている。

 昨日、大阪高島屋で開催されている未生流中山文甫会生け花展に家内が出瓶しているので観覧に出かけた。なんば高島屋に行く前に明治安田生命大阪梅田ビル30FにあるMODO DI PONTE VECCHIOで家内の生け花展出瓶と娘の誕生日を兼ねてランチでお祝いをした。地上150mからの眺望や高さ6mの天井モダンな空間デザインも素晴らしい。淡路産トラフグと菜の花のタリオリーニ焼き白子添えやウズラとフォアグラのパートフィロ包み焼きトリュフ風味も美味しかった。

 未生流中山文甫会生け花展は大勢の観覧者で大盛況であった。展覧会のテーマは「あち こち はな はる」めぐり来る季節の幸せをシンプルに表現するものであった。華道は日本独特の文化、芸術として世界中に広く知れ渡っていて、今日まで伝えられる伝統的な「型」には花をより美しくみせる先人の発見した美の法則があると言われている。日本人と同様にこれらに魅了される外国の方も多く作品の美しさだけでなく花器や作法の一つひとつまで芸術として称賛されている。花展の生け花もさることながら花器も素晴らしいものが使われていて、同時に花器展のコーナーも設けられいた。案内状を出していた落語家 林家染太さんはフランス公演中だったので、奥さんに観覧頂き今朝お礼の電話を入れておいた。5月3日に林家染太さんの独演会を予定しているので、土産話が楽しみだ。

 家内は後片付けがあり、すぐには帰れないので高島屋地階の食料品売り場でグリコバトンロール(バターをふんだんに練り込んだ生地をじっくりと焼き上げ澄ましバターとシュガーのシャワーをくぐらせて創り上げたバターリッチなプレッツェル。ミルク、ストロベリー、宇治抹茶など、それぞれに個性ある味わいのチョコレートをコーティングしてある)を土産に買ったあと、道頓堀界隈をぶらぶらしてから心斎橋駅で地下鉄で大阪駅に向かいエキマルシェのベンチで時間待ちした。道頓堀は久し振りであったが、以前とかなり様変わりしていて外国人観光客で溢れ活気があった。大阪高島屋が東京日本橋の高島屋より売り上げ高が多くなったのもうなずける。




歌舞伎

2017-10-28 14:34:06 | 教養・文化

 昨日、大阪へ歌舞伎見物に出かけ、昼過ぎに大阪に着きフライング トマト カフェで昼食をとった。ハロウィンメニューや玄関を入ると1F、2Fのロビーにはハロウィンの豪華な飾りがしてあった。日本でも最近国民的行事として定着しつつあるようだが、火付け役はTDRやUSJなどのテーマパークのようだ。もともとケルト人の収穫を祝い、悪霊を追い払う宗教的行事であったが、宗教的な意味合いは薄れアメリカなどで娯楽化、商業化しイベントとして楽しむようにり、日本でもバレンタインデーを凌ぐようになった。

 歌舞伎の開演まで相当時間があったので、あべのハルカス美術館で開催されている展覧会(英博物館 国際共同プロジェクト北斎-富士を超えて)に行ってみることにした。ところが、40分の時間待ちで長蛇の列、これではとても歌舞伎の開演に間に合わないので、16Fの屋上で四天王寺から梅田方面の景色を眺めながら一休みして歌舞伎会場の松下IMPホールに向かった。北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は「The Great Wave」として世界で最も知られる作品の一で是非観ておきたかった作品なので残念であった。

 IMPホールもJR京橋駅から5分のところにあるのに、ビルの中に入って行くと分かり難かった。昨年、東京歌舞伎座で市川猿之助の義経千本桜を観て以来、久し振りの歌舞伎見物であった。今日の演目は操り三番叟、舞妓の花の宴、釣女であった。客席の大向こうから成駒屋❗️松嶋屋❗️と掛け声が飛び交い、艶やかな着物姿の女性も多く歌舞伎の雰囲気を久々に堪能した。藤原紀香も受け付けでにこやかに挨拶していた。

 

 


佐伯義郎展

2015-05-22 13:21:19 | 教養・文化

 昨日は二十四節気の小満であった。風薫るさわやかな五月晴れのもと、緑滴る山並みを仰ぎながら中国自動車道を西に向かって車をとばした。中国自動車道の佐用インターより西に行くのは、随分久し振りのことである。前後に車の姿は殆どなく、よく空いていたが急カーブや急勾配の坂道があり、しかも工事中の区間も多く走り難かった。途中携帯の着信があったので、勝央SAと七塚原SAで小休憩して、目的の佐伯義郎展が開催されている三次市三良坂平和美術館に11時前に着いた。佐伯義郎は宮澤賢治の挿絵や装丁、岩波書店の広辞苑の挿絵を手掛けた画家であり詩人でもある。京都在住の奥様より案内を頂いていたので、何とか期間中に行くことが出来て良かった。宮澤賢治童話集の挿絵、広辞苑、教科書等のカット、ガリ版刷り絵入詩集や豆本、版画、油彩、水彩、素描を含め600余点のアトリエに残されていた作品が一堂に展示されている。繊細なタッチと配色が施された素晴らしい作品の数々に触れ心が満たされた感じであった。

 素晴らしい作品を観賞した後、近くの三次ワイナリーでバーベキューの昼食と買い物を済ませてから帰路に着いた。帰りは3月に開通した中国縦断自動車道・中国やまなみ街道(尾道・松江線)を通り山陽自動車道で帰った。中国やまなみ街道の世羅以北は今春開通したところでカーナビにも出てなく、通行料金も無料になっていたので帰りの山陽自動車道の方が通行料金は安かった。しかも通行量は少なく、距離的には若干遠回りになったが、走りやすく思いのほか早く帰ることが出来た。これだけの距離をドライブするのは随分久し振りのことであったが、疲れはそんなに感じなかった。まだ若い

 


姫路城

2015-03-27 16:20:15 | 教養・文化

 いよいよ春本番、桜前線が鹿児島から北上、桜開花の便りもあちこちで聞かれるようになった。姫路城も今日5年ぶりにグランドオープンした。今朝のテレビで午前8時の開門を待って長蛇の列が出来ていた。安全対策のため、ゴールデンウィーク明けの5月10日まで大天守内部の見学者を1日1万5千人限定するそうだ。少し落ち着いてから行って見ようと思うが、灯台下暗しになってしまうかも知れない。グランオープンに先立ってマスコミでも大きく報道され、姫路城人気はいやが上にも盛り上がっている。今月16日には「お城・歴史・武将」をテーマに姫路城にかかわる100人にお城に精通した超人の対決を姫路城大天守・西の丸庭園で撮影した,NHK地域参加型のクイズ番組が放映された。18日にはNHK歴史秘話ヒストリア「姫路城」美の秘密」が放映され、24にはNHK歌謡コンサートでは小柳ルミ子の「私の城下町」が姫路城西の丸庭園よりライブで中継された。極めつけはオープンを控えた前日の航空自衛隊アクトバット飛行チームによる「ブルーインパルスが祝賀飛行を披露した。約6万人の市民や観光客が詰めかけ、テレビのニュースでは姫路駅前の大手前通りも人、人、人で埋めつくされていた。平成の大修理は2009年、大天守の化粧直しを目的に着工され、大天守を鉄骨の素屋根で覆い約7万5千枚の瓦を葺き直し、壁や屋根の漆喰も塗り替えられたので、ひと際鮮やかに白さが目立つようになり白鷺城に相応しい感じがする。