三枝草日記

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葉月

2016-08-23 14:07:31 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は二十四節気の処暑である。秋には立秋、処暑。白露、秋分、甘露、霜降の六節気がある。処暑は朝晩次第に冷気を覚える頃と言われるが今年は連日猛暑が続いている。21日には福崎で37度6分、20には姫路で37度1分を記録した。今月は雨らしい雨は降らず芝生や杉苔、植木の水遣りも大変だ。一方北海道には17日に台風7号が上陸し、気象庁によると台風の最初の上陸点が北海道なのは1993年の台風11号以来らしい。その後も11号、9号と立て続けに海道を直撃し大きな被害をもたらした。日本列島は南北に長く、雨が欲しいところには雨は降らず、何とか公平にならないものかと思うが自然は儘ならない。

 昨日、日本中が熱狂したリオ五輪も閉幕、高校野球も作新学院の優勝で幕を閉じ気分的に寂しくなり夏がもう終わった感じだ。今回のオリンピックでは金メダル12個、史上最多総数41個のメダルを獲得したが、獲得競技数ではロンドン大会の13から10に減っており御四家(柔道、レスリング、体操、水泳)で7割を占めバレーやサッカー等の団体競技ではメダルは獲得できず課題を残した。そんな中で400mリレーの銀メダルには感動した。如何にバトンタッチで時間を短縮するか、アンダーハンドパスの練習の成果が生かされたようだ。テイクオーバーゾーン内でのバトンタッチの熟練の技は凄いの一語に尽きる。更に今回のリオ五輪では内戦や紛争で祖国を追われた難民選手団10名が初めて参加、性的少数者(LGBT)も出場し多様性と寛容と言うメッセージを世界に発した。東京五輪では野球、ソフトボール等5種目が追加種目として正式決定されたので期待が持てそうだ。オリンピック期間中の高校野球も83万7千人が甲子園球場に詰めかけ高校野球人気も衰えていない。孫たちも14日(日)に早朝より甲子園球場に出かけたが、満員札止めで入場できなかった。甲子園球場に着いた時には阪神甲子園駅から長蛇の列で、こんな凄い人出の甲子園は初めて見たと言っていた。お盆には孫も帰って来て全員が揃ったので三鷹で食事をした。その晩一泊して甲子園に出かけその足で埼玉、大阪へ帰ってしまい束の間の一家団欒となった。

 夏の花の少ない庭に百日紅(サルスベリ)とオオケタデが彩を添えている。蓼にも種類があり諺の「蓼食う虫も好き好き」の蓼はヤナギタデのことである。その辛味を利用して古くから香辛料に使用されてきた。臭みを消し味を引き立て現在でも鮎の塩焼きに添えられるタデ酢等に使われている。 芭蕉の句に「草の戸を 知れや穂蓼に 唐辛子(薬味にタデとトウガラシを使っていますからぜひおいで下さい)とある。あぜ道でよく見かけるのはイヌタデのことである。庭の3本の百日紅(サルスベリ)も満開、9月いっぱい咲き続ける。 「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」 加賀千代女  「炎天の 地上花あり 百日紅」 高浜虚子 「百日紅 ややちりがての 小野寺」 与謝蕪村