三枝草日記

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

水無月

2017-06-29 13:15:40 | 四季・天候

 はや6月も余すところ1日、1年の半分がまたたく間に過ぎ去った。今年も7日に四国から関東甲信まで一斉に梅雨入りした。しかし、梅雨入り発表後、雨は殆ど降らず晴天の晴れ間が広がっていた。今月下旬になって梅雨前線が本州付近に停滞するようになり、鬱陶しい梅雨空が戻ってきた。7月に入り梅雨末期になると梅雨前線も活発になり局地的な大雨に注意が必要だ。今月に入り咲き始めたナツツバキ、ヒメシャラが見頃を迎えた。清楚な白い花を咲かせ、ナツツバキは沙羅の木とも呼ばれている。1日花で咲いた花はその日のうちにポトリと落ちてしまう。平家物語の冒頭にも「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色盛者 必衰の理をあらわす」。沙羅双樹の花の色は栄えたものも必ず衰ろえるという道理を表している。梅雨の時期に似合う花は何といっても紫陽花だ。庭では色とりどりの紫陽花が咲き揃った。梅雨で気分も滅入りがちになるが、綺麗に咲く紫陽花に癒され季節を楽しむことができる。この時期の果物と言えばサクランボ、今年も山形産の佐藤錦を頂いた。赤くて丸いルビーのようなサクランボ🍒大粒でパリッ♪プリッ♪ とした食感がたまらない。

 

 

食事と音楽

2017-06-09 14:07:30 | 日記・エッセイ・コラム

 6月も早や1週間余りが過ぎ5日は二十四節気の芒種であった。芒種は、それまでの初夏らしさから蒸し暑さを感じる時期になり、同時に梅雨入りもする頃と言われているが、近畿地方は平年通り7日に梅雨入りした。紫陽花が咲き、梅の実が青から黄色に色付き、蛍が飛び始める頃でもある。近くを流れる明王寺川でも蛍が飛び交っている。

 昨日はコンサートに行くため早めに家を出て、フェスティバルホールに程近いリーガロイヤルホテルのイタリアンレストラン [ベラ コスタ」でランチをとった。ネットで調べた5周年記念メニューはリーズナブルで盛り付けも素晴らしく美味しかったので得をした気分だった。堂島川の景色を眺めながら寛ぎのひとときを過ごすことができた。演奏会の開演まで時間が相当あったので、中之島バラ園まで時間つぶしに行ってみたが残念ながら花はもう終わりになっていた。しかたなく中之島公園を散策しながら公演会場に向かった。それでも時間があったので4月に完成し店開きしたフェスティバルタワーウェストで暫し休憩した。その後、堂島川の向こう側にある堂島ロール本店で土産を買ってからフェスティバルタワーに戻り、大阪でトップクラスの人気を誇る「ラーメン 而今」で軽めの夕食を済ませホールに向かった。これには付録があって堂島ロールで買い物中、リーガロイヤルでの忘れ物に気付き、急いで京阪電車中之島線に乗車し忘れ物を取りに行った。切符を買う手間が省けICOCAが思わぬところで役に立った。ホームまでの乗降に汗だくだく、お腹も空きラーメンが殊の外美味しかった。

 辻井伸行x服部百音究極の協奏曲コンサートは素晴らしかった。服部百音の父は服部隆之、祖父は服部克久、曾祖父は故・服部良一さん。5歳からバイオリンを始め8歳でオーケストラと初共演。2009年、ヴィエニアウスキー国際バイオリンコンクール ジュニア部門で史上最年少(10歳1ヶ月)優勝並びに特別賞を受賞した。 本日の曲目はチャイコフスキー「バイオリン協奏曲ニ長調」であった。時々演奏の合間に汗を拭きながらの熱演、その美しい音色にうっとりした。 辻井伸行は盲目というハンディを背負いながらも2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールにて日本人史上初優勝で一躍有名になった。曲目はショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ単調であった。時折体を前後に動かしながらリズムをとっていたが実際ライブで聴くと凄いの一言、鳥肌が立つぐらい感動した。演奏が終わると万雷の拍手が鳴りやまず、服部百音と共に再登場しアンコール曲「真田丸」メインテーマを演奏した。昨日は美味しい料理と素晴らし音楽を聴き身体も心も癒され幸せを感じた一日となった。