さすがの猛暑もようやく和らぎ、秋の気配が漂ってくると何処かへ旅行でもしたい気持ちにかられるようになってきた。何となく新聞を見ていると山陰の温泉地の広告が目に留まった。さらに詳しくインターネットで調べてみると、朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のゆかりの地を訪ねて、という案内が飛び込んできた。主人公である布枝さんの生家がある、安来市大塚町や水木しげるロードが紹介されていた。このドラマも今月で終了してしまうので、この時期を逃す手はないと急に思いたち、山陰方面へドライブに出かける。安来市には足立美術館や清水寺等の有名な観光地があるが、そこには以前何回か行っているので、まず目的地の大塚町をめざす。
大塚町は昔ながらのたたずまいの家並みが残り、騒々しい観光地の雰囲気でなく、とても落ち着いた感じがした。布枝さんの生家は現在も酒屋を営んでおられ、嫁ぐまで布枝さんも家業を手伝っておられたようだ。中に入るとドラマの写真やら、撮影にまつわる道具が所狭しと並べられていた。店番をしておられた、姪になられる方が、懇切丁寧に説明して下さり恐縮した。店の前では記念写真のシャッターを切るサービスをする方までおられた。地元の方は皆親切で人情味あふれる土地柄のようであった。ゲゲゲの女房のふるさと展には6万人近い入場者があり、ドラマの威力はすごいなと思った。
安来を後にし松江まで足を延ばした。いつの頃に行ったか忘れてしまったが、随分久し振りに松江城の天守閣に登り、美しい宍道湖を眺望できてよかった。その後、三朝温泉の湯に浸かり疲れを癒してから、これも約30年ぶりに鳥取砂丘に寄り帰宅する。米子自動車道、山陰自動車道、さらに鳥取自動車道が開通し、山陰方面へは非常に便利になり、手軽に行けるようになった。しかも山陰自動車道、鳥取自動車道は無料だったので、随分得をしたような感じである。
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YouTube: ありがとう~NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」 Classical Guitar (player: siokaze)