三枝草日記

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オーケストラとイタリアン

2011-09-25 16:29:22 | 音楽
 昨日、京都市交響楽団の演奏会が、兵庫県立芸術文化センターであった。プログラム第1部がNHK大河ドラマの「オーケストラで描くヒロインたち」と第2部がベートーヴェン:交響曲第7番であり、しかも広上淳一が指揮を振るとあって、公演の広告を見てすぐに申し込んでいた。
 8月1日にNHKでディープピープルというトーク番組が放送され、スーパー指揮者と題して広上淳一、小林研一郎、下地竜也の3名が出演していた。その放送を見て、広上淳一の個性溢れる音楽を紡ぎ出す演奏会に、是非行ってみたいと思っていた矢先に、この催しがあり、まさにラッキーだった。
 第1部では「その時歴史が動いた」のオープニングに始まり、「秀吉」、「黄金の日々」、「天地人」、「江~姫たちの戦国」、「龍馬伝」、「徳川慶喜」、「篤姫」と続いた。テーマ曲は短いものの、それぞれの作曲者が精魂こめて作曲しただけあって、ライブで聴くと迫力があり、その時々のドラマのシーンが蘇ってきた。特に「龍馬伝」は数ある大河ドラマの中でも何時も興味をもって見ていて、テーマ音楽を担当したのは広上淳一でもあり、独唱も入り圧巻であった。歴史上の主人公に焦点をあてて、司会の丸尾ともよさんと、ユーモアたっぷりの広上氏のトークも会場を盛り上げていた。
 第2部は最近ドラマのテーマ曲として、広く茶の間にも浸透したベートーベン:交響曲7番であった。リズムが弾み、躍動感とエネルギッシュな、この曲は大好きな交響曲の一つである。広上淳一の躍動感溢れる、個性的な指揮に身じろぎもせず聞き惚れていた。終ると熱狂的な拍手がなりやまず、アンコール曲はヘップバーン主演の映画「ティファーニーで朝食を」のテーマ曲で締めくくった。アンコール曲の最後の最後に大きな咳を続けてした人がいて、折角の良い気分が壊され、興ざめしたのは少し残念であった。
 帰りは阪急電車からJRへの乗り継ぎもあり、三宮で下車し北野のイタリアンレストランで夕食をとった。インターネットで調べて、予約したので行ってみるまで、どんな店か分からず、ミステリーディナーとなったが、結構雰囲気もよく味も合格点で良かった。どういう訳か、今まで北野に来る機会がなかったが、さすが神戸を代表する観光地だけあって、オシャレな店やレストランがあり、大勢の人で賑わっていた。北野坂を散策しながら帰途についたが、北野に来た甲斐があった。今日は良い音楽に美味しいご馳走と身も心もリフレッシュ、セロトニン神経も活性化、明日からの活力が湧いてきたようだ。今日は最高の一日だった。
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歌舞伎

2011-09-16 17:30:38 | 教養・文化
 昨日、歌舞伎の招待券を貰ったので大阪新歌舞伎座へ行った。以前、新歌舞伎座は難波にあったが、上六に移転開場して1年になる。新歌舞伎座新開場1周年記念、九月松竹大歌舞伎と銘打って、中村勘三郎の病気復帰の舞台となった。夜の部の「お祭り」では「申酉の花も盛りの暑さにも」と清元が語り出して開幕、中村勘三郎のいなせな江戸の鳶頭が、首抜きの衣装で華麗な踊りを披露すると、待ってましたっ!中村屋!と客席から大きな声がかかった。この「お祭り」は病気復帰の舞台に出すことが多いようである。片岡仁左衛門もこれで復帰を飾ったようで縁起の良い踊りだそうだ。最後はお馴染み長谷川伸作の「一本刀土俵入り」であったが、七之助や勘太郎の熱演に時間の経つのも忘れていた。年末の京の風物詩、京都南座の吉例顔見世興行には毎年欠かさず行っているが、今年はどうしうかな、迷っちゃうな。
 行く途中、大阪ステーションシティのルクアに寄って見た。開店直後の5月に来た時には、大阪三越伊勢丹や大丸を見て回るのに精一杯で、ルクアには足を伸ばせなかった。洋服、雑貨、コスメなど198店舗が入っている商業施設であり、百貨店等が軒並み売り上げ不振のなか、ルクアは開業以来、業績絶好調とあって大勢の買い物客で賑わっていた。ファッション店の中には、まだ残暑が厳しいにも拘わらず、店員さんが毛皮を身にまとって売り込んいるのには驚いた。ファッションは季節を先取りすると言われるが、それもうなずける。田舎に住んでいると、こんな光景を目にするすることはないので、たまに町に出てみるのも刺激になっていいな。今月は東京と大阪へ出て、都会の空気を吸って、今流行のファッションに接し、オシャレ感覚が少し身についたよ。ルクアの客層は若い奇抜な服装の女性が多く、我々の年代層はあまり見かけられず、やや場違いな感じもしないでもなかった。時間も余りなかったので、ざっと見てウインドウショッピングは終わりにして地階に下り、目当てのソフトクリームが何とも美味しかった。これでは店も儲からないな。
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2011-09-05 16:15:13 | 健康・病気



 小1の孫が7月29日に東京都立小児総合医療センターに急に入院した。知らせを受け一刻も早く、見舞ってやりたいと気がかりであったが、今年の8月は超多忙な毎日が続き見舞いにも行けなかった。孫が苦しんでいる時に行けないなんて、何とつらい事かな。9月になりやっと余裕ができ、2日の飛行機を予約した。ところが当初、台風12号は関東方面を直撃する予報がでていて、これはやばいなと思っていたが、太平洋高気圧の勢力が強く、台風の進路が徐々に西にそれ、飛行機は定刻の15時30分に大阪空港を離陸した。丁度台風を避けて東京に行っていたようで、4日夕刻に帰宅するまで、傘のお世話にならなかった。これも日頃の心掛けの賜かな。これは自分で言っちゃいけないな。
 病院は都立の大病院でセキュリティが完備していて、まず親が見舞いの受付をし、許可証を首にかけ、エレベーター前のドアと病室に入る廊下にセキュリティーポイントがあり、親が持っているカードでチェックしないとドアは開かない仕組みになっている。病院内を行き来し、やっと病室に辿り着いたが、孫の見舞いに来てまごまごしてしまったよ。病室に入るのも2人までと制限されている。
 ベッドに仰向けに寝たまま、1ヵ月余り入院生活をしていると聞いていたので、とても心配していたが、トレードマークの愛嬌を振りまき、思いのほか元気にしていたので一安心した。看護師さんからも可愛がられているようだ。しかし、枕元のインターホーンで看護師さんに「すみませんが、お茶を一杯お願いします」と言っておられますよと、隣のベッドの子どもに付き添っておられる、お母さんから聞かされ、いじらしくもかわいそうになっちゃったよ。普段から辛抱強い子だと思っていたが、親から離れてもダダもこねず、よく頑張っていると思った。これは爺バカかな。2日も病院に行けて、半日は付き添ってやれて良かった。間もなくリハビリに入り、順調にいけば今月中に退院できそうだ。最新の医療設備と手厚い看護に支えられ、安心して病院を後にした。
 折角東京まで出かけたので、見舞いの合間にあちこちに行ってみた。夜は日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会がサントリーホールであったので、演奏会に行った。曲目はマーラー:交響曲3番であったが、長大な交響曲の壮観さはまさに圧巻であった。3日は病院への道すがら、調布の深大寺に立ち寄った。ここは昨年、NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でよくでてきた所である。参道界隈にはソバ屋が軒を連ねていた。深大寺山門前のそばにあるソバ屋で昼食を取ったが、これが結構いけた。4日は東京スカイツリーに行って見たが、1年前と比べて周りの環境も整いつつあった。
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by saegusa1753