三枝草日記

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平成から令和へ

2019-04-30 16:16:54 | ブログ

 天皇陛下が退位され、あと数時間で平成から令和に変わる。天皇退位は1817年の光格天皇以来202年ぶりで憲政史上初となる。今日(30日)から明日(1日)にかけて退位・即位の儀式が執り行われる。新聞、テレビもこの話題で持ちきりになっている。平成に変わった直後は岐阜県関市平成(へなり)地区に大勢の人が押し寄せたがブームも一段落し、再び平成の終わりになると観光客で賑わっているようだ。平成時代を振り返ると国内外でいろんな出来事があったが、最近では歴史的ノートルダム大聖堂焼損はショックだった。850年以上、パリの歴史を守り続け、フランス人の精神的支柱でもあったノートルダム大聖堂の尖塔や屋根が焼け落ちてしまった。初期ゴシック建築の傑作、円形の大きなステンドグラスの「バラ窓」は今でも強く印象に残っている。個人的にも平成時代は変化に富んだ時代だったと言える。平成元年に管理職になり平成12年に退職し、その年に還暦を迎えた。あれから早20年が経過し人生4度目の成人式を迎えた。その間に3人の孫も成人に成長した。サミュエル・ウルマンの「青春の詩」の心持で、これからも老春を謳歌したいと思っている。

 今春は寒暖の差が大きく不安定な天候が続き、今日も肌寒い日となった。例年なら満開の平戸つつじもまだ蕾のままだ。今頃にょきにょき生えてくる筍も今年は裏年と天候不順で不作のようだ。ソメイヨシノに続いて八重桜(牡丹桜)も咲き寒さのせいで花持ちもよい。



平成の終わり

2019-04-04 13:47:12 | 日記

  この冬は暖冬傾向が続き、桜も彼岸頃の開花予報が出されていたが、彼岸を過ぎてから寒の戻りがあり、特に4月に入り真冬並みの日が続いた。その影響で当地の桜もまだ2~3分咲きである。因みに昨年の今頃は桜が満開になり見頃を迎えていた。これから気温も上昇するようなので、週末には一気に満開になることだろう。一足先に庭の伊予水木とレンギョウが黄色い鮮やかな花を咲かせた。伊予水木やレンギョウも満作や山茱萸等と同じに葉に先立って黄色の花を咲かせる。春先は黄色い花が多いようだ。日向水木と土佐水木の違いは花弁が丸くて花の数が2,3個なのが日向水木で、土佐 水木は花弁がややとんがって花が5から10個付く。土佐水木はなかったので、ホームセンターで買ってきた。続いて木蓮も咲き始め、モクレン科の辛夷(四手辛夷)も今が満開となった。辛夷は白い花が多く花びらの幅が狭く全開し白木蓮より小さい。四手辛夷は細長い花びらが10数枚あって垂れ下がるさまが神前に供える玉串の「四手」に似ているからと言われる。もうワラビが裏山で生え始めた。早速、初物のワラビを醤油で炒め煮し食卓に上がった。甘じょっぱい味で美味いしく食が進んだ。これから筍やタラの芽が旬を迎える。しかし、竹やぶが猪に荒らされ最盛期にならないと人間の口には入らない。これからソメイヨシノ、八重桜、牡丹桜が咲き始め百花繚乱の春を迎える。

 1日には新元号が「令和」と発表された。令和の典拠は万葉集の「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」から引用された。日本で記された国書を典拠とする元号は初めてらしい。選定の過程は詳らかにされていないが、令和以外に5案(英弘・久化・広至・万和・万保)があったようだ。令和は万葉集を専門にしている国文学者の中西 進氏が考案したとの見方が有力になっていて、それも3月に入ってから付け加えられたと推測されている。いずれにしても、今月で平成は終わり来月から新元号「令和」となる。