天皇陛下が退位され、あと数時間で平成から令和に変わる。天皇退位は1817年の光格天皇以来202年ぶりで憲政史上初となる。今日(30日)から明日(1日)にかけて退位・即位の儀式が執り行われる。新聞、テレビもこの話題で持ちきりになっている。平成に変わった直後は岐阜県関市平成(へなり)地区に大勢の人が押し寄せたがブームも一段落し、再び平成の終わりになると観光客で賑わっているようだ。平成時代を振り返ると国内外でいろんな出来事があったが、最近では歴史的ノートルダム大聖堂焼損はショックだった。850年以上、パリの歴史を守り続け、フランス人の精神的支柱でもあったノートルダム大聖堂の尖塔や屋根が焼け落ちてしまった。初期ゴシック建築の傑作、円形の大きなステンドグラスの「バラ窓」は今でも強く印象に残っている。個人的にも平成時代は変化に富んだ時代だったと言える。平成元年に管理職になり平成12年に退職し、その年に還暦を迎えた。あれから早20年が経過し人生4度目の成人式を迎えた。その間に3人の孫も成人に成長した。サミュエル・ウルマンの「青春の詩」の心持で、これからも老春を謳歌したいと思っている。
今春は寒暖の差が大きく不安定な天候が続き、今日も肌寒い日となった。例年なら満開の平戸つつじもまだ蕾のままだ。今頃にょきにょき生えてくる筍も今年は裏年と天候不順で不作のようだ。ソメイヨシノに続いて八重桜(牡丹桜)も咲き寒さのせいで花持ちもよい。