三枝草日記

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雅俗山荘

2015-07-29 18:02:47 | 日記・エッセイ・コラム

 暦通り大暑の頃より連日猛暑日が続いている。これからお盆にかけてますます忙しくなる。一昨日は草刈りの途中に足を滑らせ腰を強打してしまった。裏山の草刈りを一通り終え、夕食までもう一仕事と思ってやったのがいけなかった。多少の疲れと急斜面を降りた所で油断したのか何が何だか分からいうちに転倒してしまった。運悪くそこに看板があり手を着くことも出来ず、看板もしっかり固定されていたので、体重がもろに掛っても倒れずクッションの役目を果たさなかった。夜は激痛が走り仰向けに寝ることすら出来ない状態だったが骨には異常がなかったようで、翌朝には痛みも少しひき楽になっていた。思いきり転倒したが頭はケガなかった。こんな冗談が言え笑えて済ませる程度で済んで本当に良かった。気持ちだけは28歳でも身体が着いていってないようだ。年寄りの冷や水と言われないように気をつけないといけない。

 それでも2日間は自重し普段昼間は滅多に見ないテレビを見ながら休養した。丁度、高校野球滋賀県大会の決勝戦(比叡山高校対近江高校)中継をテレビ観戦した。お蔭で比叡山高校が甲子園出場を果たした瞬間を見ることができてラッキーであった。途中雷雨で試合が1時間中断したが、その間参議院の国会中継に切り替えて試合の再会を待った。忙しくなる8月に入る前に気分転換を兼ねて食事の予定もしていたので、今日は思い切って休養も兼ねて車をとばし大阪池田にある邸宅レストラン「雅俗山荘」に行って来た。姫路近隣のイタリアンでも良かったが、中国道を走れば1時間余りで行ける距離なので、かねてより行って見たいと思っていた所へ行けて良かった。「雅俗山荘は」阪急電車・宝塚の創業者である小林一三の旧宅をレストランに改装しクラシックな落ち着いた雰囲気の中でクラシカル・モダンのフランス料理を味わうことが出来る。レストランは旧宅の食堂を当時のまま使っており、小林一三が愛用したワイングラス等の食器も展示してある。料理長やウエーターも阪急インターナショナルに勤めていたようで接客も手慣れていて好感が持てた。雅俗山荘、茶室、長屋門などは国登録の有形文化財に認定され「小林一三」記念館として公開されている。9月にNHKで放映されるドラマ「小林一三」もレストランでロケが行われた。今日は落ち着いた雰囲気の中で美味しいフランス料理に舌鼓を打ち良い気分転換ができ8月も頑張れそうだ。

 

 

 

 


台風11号・インターチェンジ

2015-07-19 13:50:40 | 

 台風11号は四国に上陸後、中国地方に再上陸し日本海に抜け熱帯低気圧に変わった。近畿地方の各地は激しい風雨に見舞われ雨量が200ミリを超えて観測史上最多を記録した所もあった。交通網も大混乱しJR西日本では多くの路線で運休が続き17、18日の2日間で105人が影響を受けた。高速道路は阪神高速北神戸線や中国自動車道なども通行止めにり、町内の一般道路でも姫路~神河線の夢乃井の南で道路が冠水し通行止めになった。近くの明王寺では大雨で地盤がゆるみ、倒木が民家の入口の道路を塞ぎ、警察・消防が出動する事態となったが、森林組合の方が雨が降りしきる中、倒木を処理され大事には至らなかった。大雨で土砂崩れの危険性もあり避難路になる道路の障害物の除去は急を要した。関東甲信地方は今日梅雨明けしたらしいが、台風12号が接近しているので心配だ。

 姫路に中国自動車道初のスマートインターチェンジの工事が順調に進み、10月に開通予定である。姫路には自動車専用の幹線道路が東西方向に3本走っている。出入り口は姫路バイパスが6箇所、山陽自動車道が2箇所、中国自動車道にはなかったので市民の強い要望により3年前に着工された。事業主もNEXCO西日本が中国自動車道、兵庫県が県道三木~宍粟線の歩道、姫路市が料金所までの市道と県道姫路~神河線から県道三木=宍粟線に至るバイパス工事と別々の工事になっている。当初の計画では出入り口は姫路~神河線(夢乃井の北側)からであったが、県道三木~宍粟線にも出入り口が出来るようになったので便利になる。市内には塩田温泉、書写山圓教寺、今年3月にグランドオープンした国宝・世界文化遺産の姫路城もあり中国自動車道を通って観光客の増加も期待できる。

 


半夏生

2015-07-05 14:14:14 | 四季・天候

 この間、新年を迎えたと思っていたら早や1年の折り返しを過ぎ、月日の経つのは早いとつくづく思う。2日は半夏生であった。本来は夏至後 10日目から小暑の前日までを言っていたようであるが,現在では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つになっている。 半夏(烏柄杓)が生える多湿で不順な梅雨末期の頃とされている。半夏生はこの植物に因んで名づけられたようである。庭ではその半夏生が見頃を迎えた。地域によってはタコを食べる習慣もあるようだ。

 昨日は家内がメルパルクホール大阪で開催されている生花の未生流夏期講習講座に参加し、孫の1人暮らしの学生生活も気になっていて丁度良い機会だったので、大阪駅で家内と落ち合い孫のマンションへ行って来た。狭いワンルームマンションとはいえ我々の学生時代とは雲泥の差があり快適な環境で恵まれた生活をしているようだった。部屋も綺麗に整頓されていたので安心した。ただ食事が偏っていないか気になったので、その辺はしっかり伝えておいた。折角大阪まで出て来たので、かねがね行って見たいと思っていた、リーガロイヤルホテルのイタリアン「ベラ コスタ」で夕食をとった。これから8月にかけては忙しい時期になり、出かけることも出来難くなりそうなのと孫と大阪で食事するのは入学直後の4月以来なので思い切ってはり込んだ。大阪駅から6分おきに発着するシャトルバスは満員で次の便に乗った。それでも直ぐに満席になるお客さんの多さには驚きであった。多分外国人観光客が多いのではないかと思い納得した。雨にけむる堂島川の幻想的なイルミネーションが心和ませてくれた。孫は第2外国語はイタリア語を専攻していて「ベラ コスタ」とは美しい岸辺という意味だそうだ。海の幸と桃のスープ、冷製パスタ “ウニのカッペリーニ"等旬の食材を生かしたイタリア料理に舌鼓をうちながら寛ぎの時を過ごし、存分に英気を養うことが出来た。孫も食事しながら幸せ!と呟いていたので、こちらも幸せな気分になり逆に元気を貰った。学生の身分でこんな所へは滅多に来れないので、一緒に食事できて良かったが、やっぱり孫には甘いとつくづく思う。帰り際にウェイターに声を掛けられたので何かと思って振り向くと写真をお撮りましょうかと言われた。こんなところにもさりげないサービスを心がけていて、帝国ホテルの時もそうだったが超一流のレストランはサービスも行き届いていると思った。