ゴルフ

　この間、随分久し振りにゴルフに行った。ここ４，５年ゴルフにはとんと縁がなくなってしまっていた。以前は息子や娘婿らとプレイをしたり、学校の仲間からも誘いがあり、年に２,３回はプレイしたものだ。コンペとかで人数が足りなくて、誘いもないこともないが、長くやっていないと自信もなく断ったりしている内に、ゴルフをする気持ちも失せてしまっていた。

　そんな折、中学校の同級生から誘いがあり馴染みの佐用ゴルフクラブへ出かけた。丁度中学の同級生でゴルフをするのは４名であり、１人は遠路大阪からやって来た。長らくやっていないのでボールをまともに打てるか、不安もあり打ちっ放しの練習場に出かけ久し振りにクラブの感触をあじわった。時間とボールは無制限であったので、とことん打ち込んでやろうと意気込んで始めたものの、すぐに手に豆ができてしまい早々に引きあげざるを得なくなった。

　気心の知れた仲間で、スコアも気にすることなくゴルフを楽しめた。これまでレギュラーティーグランドで打っていたが、飛距離も出ないので今回初めてレディースティーグランドに近いグランドシニアで打った。少し前で打つだけでグリーンが近く、ドライバーはOBが無く、間に合わせの練習も少しは役に立ったようだ。それに毎日の散歩の成果も出たようだ。友だちは今月はもう３回目だとかと言って、しょっちゅうゴルフをやっているようだ。昼食時には積もる話に会話も弾み、久し振りの邂逅を楽しんだ。同級生は最高だ。そして来年の春頃の再会を約束して帰途についた。

 

秋本番

　一昨日来の雨も上がり、今日は小春日和のうららかな日曜日となった。あくまでも青く澄み切った空、なんと気分爽快だ。今が1年のうちで最も過ごし易いベストシーズンである。　　そうこうしている内に23日は二十四節季の霜降である。朝晩の気温が下がり、霜が降り始める頃と言われているが、近年は暖冬の影響で霜が降るのもずっと遅くなっているようだ。それでも昼との寒暖の差が大きくなり、体調の管理に気をつけないといけない季節でもある。　
　秋なのに八重桜が咲いている。今月になり次々咲き始め、雨に打たれても結構花が残っている。なんでも今年の猛暑と害虫の影響で、葉がすっかり落ちてしまい、今を春の陽気と間違えて新芽を出し「狂い咲き」したようだ。
　桜にはびっくりしたが、あちこちで秋の風景が見られる。シュウメイギクが赤や白の花をつけ、かわいいお茶の花も咲いている。お茶の花はどこか椿の花に似ていると思ったら、どうりでつばき科に属するらしい。ムラサキシキブも色づいてきた。この花は源氏物語の「紫式部」に由来しているようだが、他にも諸説あるようだ。木につるが絡まってカラスウリの実も赤く色づいてきた。当分秋の花々が心を癒してくれそうである。

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YouTube: 白川郷 里の秋 唄：鮫島有美子

法華大会

　

　１０月に入り朝晩はめっきり涼しくなってきた。日中との気温差が大きく体調の管理も大変だ。８日は２４節季の寒露である。朝方、裏山を散歩していると、靴に露がべったりついている。

　昨日は小春日和の中、比叡山延暦寺で行われている、法華大会に随喜した。法華大会は４年毎に行われる天台宗随一の法会であり、今年は１０月１日より６日まで大講堂で厳修されている。昨日は法華大会期間中の中日にあたり、天皇使を迎えて、きらびやかな「大行道」や「三方の出合い」など大行事が繰りひろげられた。「三方の出合い」は天皇使と新探題と次期探題の三者が、従者や多くの弟子を従えた殿上輿に乗って、三方から同時に大講堂の前庭に到着するという儀式であり、その行列はまさに平安絵巻さながらである。

　今年の法華大会には、書写山圓教寺大樹孝啓大僧正が、新探題の御役を勤められるとあって、姫路より信者さんや有縁の方がバス４台に分乗して比叡山に上り、次々と繰りひろげられる王朝絵巻に、ただただ感動の面持ちであった。

　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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by saegusa1753