三枝草日記

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秋霖

2016-09-29 13:45:23 | 四季・天候

 9月もあと1日、はや秋祭りの時期になった。今月は梅雨のような天気が続き、秋の抜けるような青空はついぞ見たことがなく日差しが恋しい。昨日も大雨洪水警報が出て、今日も雨が降ったり止んだりの愚図ついた天気で鬱陶しい。東日本と西日本で9月中旬以降の日照時間が平年の半分以下だそうだ。秋の長雨を秋霖と言う。不思議なことに新潟に行った1日だけ青空が広がり、弥彦山から佐渡島や越後平野の雄大な景色が見渡せた。晴男の面目躍如である。それでも、いつの間にやら彼岸花が満開になっていた。彼岸花は驚くほど沢山の別名がある。花が咲くときには葉がなく花が散ってから葉が生えてくるので「葉見ず花見ず」とも言うらしい。これはテレビでお天気姉さんが言っていた。庭では金木犀、銀木犀の花が咲き始め秋の訪れを感じる。こんな不順な気候でも植物は正直である。秋は味覚の秋とも言うが、今年も但馬の知人より松茸を頂いた。山で雨に少し濡れていてクール便で送られてきたので、松茸本来の香りが少しなくなっていたが、国産の松茸を滅多に口にすることはない。昔から香り松茸、味シメジと言うが店頭で売られているようなブナシメジではなく自然物のシメジのことである。尤も今はシメジも人口栽培されるようになったようだ。栗も台風で大分落ちてしまったが今年は豊作だった。早速松茸ご飯と栗ご飯にして秋の味覚を堪能した。

 


越後

2016-09-17 20:15:37 | 旅行

 忙しかった8月も終わり、彼岸前の空白の週を利用して47都道中、唯一行っていない新潟の温泉巡りに出かけた。金沢から上越妙高まで昨年3月に開業した北陸新幹線に初めて乗車した。まず新潟県村上市にある瀬波温泉♨️に宿泊した。日本海に面して佇む旅館の部屋から望む夕映えは燃えるようで神秘的であった。源泉かけ流しの"生の温泉"に入り身も心も癒された。湯船に流れ出る湯は90℃程あり手を当てると火傷しそうであった。ゆもみ板で湯もみして湯温を調節することになっていが、露天風呂なので外気に触れ丁度よい湯加減になっていた。新潟と言えば米と酒が有名であるが、ご飯のコシヒカリは流石に美味しかったが、残念ながらアルコールはやらないので食前酒で乾杯した。翌日は笹川流れの遊覧船に乗った。日本海の荒波に浸食された洞窟や奇岩が絵巻のように続き、見事な景観を誇る延長11㎞の笹川流れを楽しんだあと弥彦神社のある弥彦山に向かった。地元にある雪彦山は日本の三彦山と言われるが、三彦山(さんひこやま)とは、新潟県の弥彦山、福岡県の英彦山、兵庫県の雪彦山を指している。この三山は古来より修験者の山として知られており、この三山がある新潟県弥彦村、兵庫県姫路市(旧飾磨郡夢前町)、福岡県添田町では村おこしや地域活性化を狙い1991年から日本三彦山サミットが実施されている。その弥彦山に一度行ってみたいと思っていたので念願がやっとかなった。山頂からは日本海に遠く浮かぶ佐渡島、稲穂が黄金色に波打つ田園風景が広がる越後平野を一望でき、正に絶景であった。二日目は新発田市にある.月岡温泉♨️に宿泊した。月岡温泉の硫黄含有量は全国屈指を誇り、美肌と長寿の白玉の湯として知られている。瀬波温泉、月岡温泉も石油採掘の際に偶然発見されたそうで歴史は浅い。盆の疲れを癒す恒例の慰安旅行、天候にも恵まれ越後の味覚「極め寿司」と「村上牛」を食し、名湯に浸かり最高のリフレッシュとなり至福の一時を過ごすことができた。弥彦山からくっきりと佐渡島を一望できたのは、その週の中で1日位だったようでラッキーであった。やっぱり晴男はちがうね。新潟の観光地と言えば佐渡島位しか頭になかったが、温泉地は全国位、魚沼コシヒカリに代表されるコメは美味しく魚介類も豊富で見どころ満載であった。

 

 

 

 

 


赤穂

2016-09-01 20:36:42 | アート・文化

 早9月、今日から2学期が始まった学校も多い。8月は記録的な猛暑と台風による大雨に悩まされた月でもあった。北海道には三つの台風が直撃し、更に台風10号が観測史上初めて太平洋岸の岩手県に上陸し東北地方や北海道に甚大なな被害をもたらした。未だ行方不明の方もおられるようで、被害に遭われた方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。それにしても、世界的にも洪水、干ばつ、熱波と異常気象が続いていて温暖化が一因かも知れない。今週末には台風12号が西日本に接近しつつあり厳重な警戒が必要です。

 今日は暑さと忙しさを癒すため赤穂方面に出かけた。新聞でも紹介されている家内の中・高校時代の同級生である雲火焼作家の桃井香子さんが運営されている赤穂桃井ミュージアムを訪れた。今月は「涼を呼ぶ水琴窟の祭典」「雲火焼と赤穂緞通展」が開催されている。赤穂緞通は鍋島緞通、堺緞通と並び三大緞通と言われている。桃井ミュージアムの二階からの眺めは絶景であった。家内も久し振りに友達に出会えて、ゆっくり案内してもらって良かった。昼食は桃井ミュージアムの近くにある「さくらぐみ」に久し振りに行った。予約が取りにくい店として有名ですが、タイミング良く行けて良かった。真のナポリピッツァと海鮮ナポリ料理はボリュームがあり絶品であった。😊瀬戸内海に浮かぶ家島諸島を眺めながらの食事は最高帰りに「さくらぐみ」のシェフがオーナーのイタリアナポリの名物スィーツ「アラゴスタ」専門店「坂利太」に寄って土産を買った。赤穂坂越港近くの景観地区にある築70年の古民家をリノベーションし風情ある街並みは倉敷似ている。店の前はひっそりとしていて、休業日かた思ったが、中に入ると大勢のお客さんで混雑していた。今時ネットの宣伝力は凄い。今日は芸術・文化とグルメを堪能し、好天にも恵まれ瀬戸内海の絶景を眺めながらドライブし最高の気分転換ができた。