三枝草日記

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歌舞伎

2017-10-28 14:34:06 | 教養・文化

 昨日、大阪へ歌舞伎見物に出かけ、昼過ぎに大阪に着きフライング トマト カフェで昼食をとった。ハロウィンメニューや玄関を入ると1F、2Fのロビーにはハロウィンの豪華な飾りがしてあった。日本でも最近国民的行事として定着しつつあるようだが、火付け役はTDRやUSJなどのテーマパークのようだ。もともとケルト人の収穫を祝い、悪霊を追い払う宗教的行事であったが、宗教的な意味合いは薄れアメリカなどで娯楽化、商業化しイベントとして楽しむようにり、日本でもバレンタインデーを凌ぐようになった。

 歌舞伎の開演まで相当時間があったので、あべのハルカス美術館で開催されている展覧会(英博物館 国際共同プロジェクト北斎-富士を超えて)に行ってみることにした。ところが、40分の時間待ちで長蛇の列、これではとても歌舞伎の開演に間に合わないので、16Fの屋上で四天王寺から梅田方面の景色を眺めながら一休みして歌舞伎会場の松下IMPホールに向かった。北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は「The Great Wave」として世界で最も知られる作品の一で是非観ておきたかった作品なので残念であった。

 IMPホールもJR京橋駅から5分のところにあるのに、ビルの中に入って行くと分かり難かった。昨年、東京歌舞伎座で市川猿之助の義経千本桜を観て以来、久し振りの歌舞伎見物であった。今日の演目は操り三番叟、舞妓の花の宴、釣女であった。客席の大向こうから成駒屋❗️松嶋屋❗️と掛け声が飛び交い、艶やかな着物姿の女性も多く歌舞伎の雰囲気を久々に堪能した。藤原紀香も受け付けでにこやかに挨拶していた。

 

 


秋祭りとアサギマダラ

2017-10-16 11:10:47 | 日記・エッセイ・コラム

 いつも間にやら日が経ち、気がつけば秋祭りのシーズンとなった。播州地方は祭り一色、昨日は灘のけんか祭りで有名な姫路白浜町、松原八幡神社の秋季例大祭の本宮であった。昨日は生憎の小雨模様の天候であったが、先週は真夏を思わせるような陽気に恵まれ夢前町前之庄、天神社の秋祭りが盛大に行われた。今年は太鼓の音に誘われ、特に用事もなかったので久し振りに天神社に足を運んでみた。神輿を担いで124段の石段を駆け上あがる、石段上がりは迫力満点、氏子の気合と団結力で無事宮入ができた。近年、氏子の高齢化と若者が都会へ行き、伝統の石段上りを維持していくのも大変なようだ。滅多に出会うことのない教え子や大勢の方と近況を話したりして、寛ぎの時を過ごせたのも良かった。

 この時期になるとアサギマダラが秋の七草の一つ藤袴の蜜を求めて毎年飛んで来る。今年も10月1日に例年より早く1匹(頭)姿を見せが、それ以後、時々1,2匹が飛来する程度で期待外れに終わっていた。毎日のようにアサギマダラの撮影に来られる方も気の毒であった。ところが13日(金)14(土)に一挙に十数匹(頭)が乱舞していてアサギマダラの習性は凄いなあと思った。アサギマダラは春から夏にかけては本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始しする渡り蝶なので、先週は真夏のような天候が影響したのかも知れない。チョウは昆虫の一種ですが正しい数え方は1頭、2頭だそうだ。目からウロコサギマダラの飛来を新聞社に連絡したが、この時期、秋祭りと今年は衆議院選挙が重なり記事にならないようだ。(昨年は朝日新聞に掲載された) 選挙や祭りが終わった頃にはアサギマダラは飛び去っていて後の祭りだ。

 


味覚の秋

2017-10-02 13:33:15 | 食・レシピ

 早や10月、間もなく秋祭りのシーズンに入り、笛や太鼓の音が聞こえてくる。負けじと虫たちの鳴き声も喧しい。秋と言えば何といっても味覚の秋、裏山の栗も今年は豊作で栗拾いも結構疲れる。但馬の知人から秋の味覚の王者松茸が送られてきた。早速、松茸ご飯にして頂いたが何とも美味しかった。40年程前まで裏山でも松茸が生えていたが、松くい虫で赤松が全滅し松茸狩りもできなくなってしまった。当時、山に上がれば大きい松茸が数十本は採れたので、土瓶蒸しや焼松茸にして食べたことが懐かしく思い出される。今は松茸の代わりに椎茸、ヒラタケ、ナメタケを栽培しているので、気温が下がってくると生えてくる。北海道産のとうもろこしも頂いたが、これも甘くておいしかった。義弟が赤穂でなく日本海で釣ってきたアコウという魚、初めて食べたけどクセや臭みもなく肉質も引き締まっていて美味しかった。姿形も美しく美味で数も少ないことから、最も高級な魚のようだ。一般の店頭に並ぶことはほとんどなく特に大型のものは高級料理屋に直行するそうだ。これからは果物も豊富に出回る時期になり味覚の秋を堪能できそうだ。