三枝草日記

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雨水

2015-02-19 13:21:58 | 四季・天候

 今日は二十四節気の雨水、雨水の肌に与える冷たさが和らぎ、草木が芽ぐみ始める時分と言われている。陽光も日増しに明るくなり春の足音が聞こえてくるようだ。これからは三寒四温をくり返し春が待ち遠しい時期でもある。庭を散歩していると「春の使者」蕗の薹がもう顔を出していた。早速、摘み取り蕗の薹味噌にした。白ご飯とふき味噌の相性は抜群で、生命力あふれる春の苦みが何とも美味しい。この間行った黒門市場でもタラの芽や蕗の薹を売っていたが、取り立ての旬の物は新鮮で美味しく贅沢だ。先週行った「夢やかた」の夢咲ランチも夢工房のゆめさきいちごハウスで栽培された、いろんな種類のいちごが食材としてふんだんに使われていて、見た目にも春を感じさ美味であった。夢街道farm67では珍しい白いちごが売られていたが、天使のいちごと言うそうだ。黒門市場では淡雪と名づけられていた。

 一昨日孫から手作りの世界で一つしかないバレンタイン、ウーピーパイが届いた。♪゜+(超)=(嬉)=(し)=(ぃ)=(*pq∀`*)+゜♪ 中間テストと重なり14日には間にあわなかったらしい。14日には家内、娘、息子の嫁や法事の引き出物と一緒にチョコがそっと入れてあったり、親戚筋にあたる奥さんと娘さんが届けて下さったり今年は沢山チョコを貰った。思わぬプレゼントに年甲斐もなく心が弾んだ。


歌舞伎

2015-02-03 13:40:41 | 教養・文化

 中村鴈治郎襲名披露公演を観に大阪松竹座へ行って来た。午後の部(16時15分)開演前に行ってみたい所もあったので、昼前に家を出た。大阪駅から阪神百貨店前を通ると偶々大改装の売り尽くしセールをやっていたので、少し買い物をしてから近くにある「曽根崎心中」ゆかりの露天神社(お初神社)へお参りした。藤十郎、鴈治郎も先月19日成功祈願祭で参詣していて、観劇の前にお参りしておきたかった。   その後、松竹座へ行く途中にある黒門市場に寄ってみた。大阪の台所と言われるこの市場は、多くの買い物客で賑わい活気にあふれていた。多くの店舗が軒を連ね野菜、果物、鮮魚の品揃えが豊富で店頭に所狭しと並べられていた。姫路辺りではとても手に入りそうもない珍しい品物もあり、鮮魚店ではフグが10匹無造作に店頭においてあった。そこから歩いて松竹座に向かい法善寺横丁の「水かけ不動」にお参りし、丁度夜の部開演15分前に松竹座へ着いた。出かける前にネットで調べ、頭の中で計画した通り時間内に着いた。黒門市場から松竹座に向かう道すがら、大きな買い物袋を提げ何やら喋りながら歩いている大勢の外国人(中国・韓国・東南アジア)観光客に出会った。外国人観光客が増加し、観光バスが道頓堀周辺の道路を不法占拠し交通渋滞が常態化しているこ事はニュースで知っていたが、まさに百聞は一見にしかずであった。全国の百貨店の売り上げが落ち込む中、大阪の百貨店は初売りが好調のようで、外国人観光客に負うところが多いのかも知れない。

 2月大歌舞伎の演目はアンコールに応えて坂田藤十郎が一世一代のお初を演じる「曽根崎心中」、歌舞伎の人気舞踊の一つである「連獅子」、猿之助の宙乗りが見せ場の珠玉の名作「義経千本桜」であった。いずれも過去に何回も上演され、一番人気の出し物が見られる良い機会となった。特に最後の「義経千本桜」では猿之助の二役と敏捷な動き「狐詞」と言う独特の言い回しを駆使した演技が大きな見どころであり、相当の技量と体力が必要とされる。歌舞伎には花道があり、ここを通って出たり引っ込んだりし、一度立ち止まり見得を切ったりする。座席も花道横の4列目であり、ポットライトに照らされた役者の所作を間近で見ることができる最高の場所であった。3階席の大向こうからは掛け声がかかり、舞台効果をいやが上にも盛り上げていた。こんな掛け声を一度かけてみたいと思うが、タイミング等があり難しく大向こうの会に所属していないと無理のようだ。猿之助演じる源九郎狐が宙乗りで古巣へ飛び去っていく最後のハイライト場面では花吹雪が舞い、鳥肌が立った。今日は日本の伝統的芸術の神髄を堪能し、身体も心も癒され道頓堀のグリコのネオンを見ながら家路を急いだ。   +゜*。:゜+最高♪ヽ(ФωФ=)三(=ФωФ)ノ最高♪+゜*。:゜+