三枝草日記

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中尊寺・蔵王

2012-03-01 16:46:54 | 旅行記
 
 閏年の2月が終わり、今日から弥生3月、日射しにも心なしか日のぬくもりが感じられるようになった。それにしても、今年の冬はしばれたな。原因は北極海氷の減少により、シベリア高気圧の勢力が強く、北半球では記録的な厳冬となったようだ。
 昨年、国内で12番目に「世界遺産」に登録された、中尊寺へ行ってみたいと、かねがね思っていたが、その願望がやっと実現した。主に内陸部を回ったので、日々報道されている被災地の様子を目にすることはなかったが、それでも仙台空港周辺では、所々に山積みにされたガレキの山や廃墟となった家屋がいまだに放置されており、震災の爪痕が垣間見え、津波の凄さを物語っていた。仙台空港ターミナルビル1Fでは押し寄せた津波到達の高さが、柱に3.02mと表示されていた。そこで、偶然家内の母校でもある、姫路市立香呂小学校児童のメッセージ(心届けよう!)が展示されているのを目ざとく見つけ、一緒に1日も早い復興を願わずにはいられなかった。
 中尊寺では駐車場からの道中、讃衡蔵の屋根から物凄い勢いで落雪があり、危険なため迂回して金色堂へ向った。表参道月見坂も急な坂に雪が踏み固めれ、滑りやすくなっていたが、用意周到トレッキングシューズで助かった。雪の中尊寺も趣があり、水墨画の世界に引き込まれ、極楽浄土を体現するようであった。
 蔵王の樹氷も圧巻であった。北西の季節風が朝日連峰で多量の雪を降らせ、山形盆地を通って、再び蔵王連峰で上昇して雪を降らせるが、多くの雲粒が0℃以下でも凍らない過冷却水となって、アオモリトドマツに着氷、着雪して樹氷になるようだ。このような気象条件が揃わないと樹氷はできず、他に八幡平と八甲田山にしか見られない自然現象だ。ロープウェイの樹氷高原駅を降りると、見事に成長した樹氷のオンパレードであったが、気温はマイナス10℃、体感したことのない寒さに、駅のレストランへと駆け込んだ。
 この旅行で雪景色を堪能し、今年の豪雪を身をもって体験したが、ここで生活するのは大変だろうと思った。昨日は首都圏でも雪に見舞われ、滑って怪我をする人も多く、混乱した様子がニュースで報じられていた。今冬は例年にない寒さに震え上がったが、この地方では日常生活に影響するような雪は降らず、スノータイヤも役立たずに終わりそうで有り難いことだ。
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