三枝草日記

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秘湯めぐり

2015-09-28 14:28:02 | 旅行記

 夏の疲れを癒しに、彼岸も終わり悲願のみちのく秘湯天国、「元湯夏油」と奇跡の秘湯「新玉川温泉」に泊まり7つの秘湯をめぐる旅に出かけた。先ず仙台空港から東北自動車道を走って栗駒山の北麓に湧く(標高1,126m)雲上の秘湯「須川温泉」へ向かった。今年は例年より早くもう栗駒山の頂上付近は紅葉で真っ赤に染まっていた。1日目は秘湯中の秘湯「夏油温泉」に宿泊した。ここへは以前来たことがあるが日帰りだったのでゆっくりと湯に浸かれなかった。1年のうち半年しか行けない渓流沿いに点在する7つの露天風呂がある。源泉は100%源泉かけ流しで湯船そのものが源泉であり湯船の底や脇からこんこんと湯がわき出ている。自炊の湯治客も多く山小屋風の四畳半の部屋にはテレビや冷蔵庫、トイレ、洗面所もなく携帯も通じない。露天風呂をはしごした後はもう寝るしかなかった。翌日は八幡平にある藤七温泉と蒸ノ湯温泉に入浴し温泉三昧。藤七温泉はかっての湯治場としての素朴な雰囲気を残していて東北最高地海抜1,400mにある秘湯です。八幡平の絶景を眺めながらの露天風呂は最高であった。秘湯はどこも混浴が多いが、ここは女性はバスタオル、水着を着けて入浴ができたので女性の入浴も多かった。蒸ノ湯温泉は標高1,100mのブナの原生林の中にありマイナスイオン含有量は日本最大を誇り、ヒバでできた浴槽に白濁色のお湯が溢れていた。2日目は難病が治ると言われる奇跡の秘湯「新玉川温泉」に宿泊した。日本一を誇る1ヵ所からの湧出量と強酸性の温泉水、日本で唯一の天然岩盤浴も有名だ。新玉川温泉も2度目になるが、宿泊したので隣にある玉川温泉にも行くことができた。放射性を持つ北投石で有名な玉川温泉は、がんなどの難病をかかえた方が温泉治療で長期間逗留される方が多く予約も取り難いそうだ。ここで人生初めてとなるラジウム岩盤浴を体験できて良かった。3日目は秘湯ファン憧れの乳頭温泉に向かった。乳頭温泉の「鶴の湯」はよく知られているが、乳頭温泉郷と言うように個性的な7つの温泉がある。乳頭温泉には過去何回か来ているが黒湯には行ってないので、是非黒湯に行きたかったのだが時間の関係で行けずに残念だった。ここも11月頃から5月頃までの冬季は閉鎖されていて行くチャンスは限らる。秘湯めぐりの最後は秋田駒ケ岳の麓にある秘湯中の秘湯「国見温泉で」に行った。ここは全国でも珍しいエメラルドグリーンの湯が特徴で、冬季はやはり閉鎖されている。

 温泉三昧で湯あたりがするかと思ったが、それどころか身体も心もリフレッシュし、整形外科に通院したこともある脚の痛みも不思議となくなっていた。温泉効果絶大である。帰りは仙台空港内にある仙台名物牛タンで夕食を済ませ一路伊丹空港へ、機内からの大阪の夜景が綺麗だった。丁度、26日から中国道夢前インターが開通していて約1時間程で予定より早く家に帰れた。何時も東北地方に足が向くのは何故だろうか。東北地方にはまだ原風景が残っていて、東北の方は人情に厚く郷土料理も美味しい。しかも秋田美人、米沢美人に代表されるように美人が多いとも言われている。実際に東北地方に足を運んで見ると、震災5年目を経てまだ復興も道半ば観光客も震災前には戻っていないようだ。東北を訪れることで間接的な支援になるかも知れない。シルバーウイーク中に宮城スタジアムで4日間行われた嵐のコンサートは相当の経済効果があったようだ。秘湯にはさすがに外国人の姿はなく、日常の喧騒を忘れのんびりとした気分に浸ることができ、地元の方も入浴に来られるので温泉で裸の付き合いができたのも良かった。それに今年は残暑がなく急に涼しくなり紅葉も例年より早く、栗駒山、八幡平、駒ケ岳の見事な紅葉も見られてラッキーであった。

 

 



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