久しぶりに竹橋の東京国立近代美術館へ行ってきました。
竹橋のこの美術館は学生のころから通っていますが、いつも思い出すおかしな事件があります。
それはjesterが、お箸がころんでもおかしかったころ。
友達と二人で美術展をみて、近くの喫茶店に入りました。
あの辺は喫茶店もあまりないので、たぶん毎日新聞社の建物の中のお店だったかな?
なにか美術展のことで、話題が紛糾して、友人と熱く語りあいつつ、お店に。
お堀の見える、静かなお店でした。
紅茶を注文した私。
ガラスの容器にコルクの分厚いふたがしてある砂糖ツボをあけて、紅茶にお砂糖を一杯。
ニヒルに砂糖ツボのふたをしたはずが・・・・
テーブルの上を見たら、これから飲もうとした紅茶のカップの上に、コルクのふたがぷかぷかと浮いているんですね~
それをみて「あ・・・・」と驚く私、笑いだす友人、
つられて笑う私、
それを指差して涙を流して笑う友人、
それにつられて、泣きながら笑う私、
それをみて腹をよじって笑う友人、
それに触発されて、腹筋が苦しくなりながら笑う私・・・(以下エンドレス
言葉もなく永遠に笑い転げる若き乙女が二人。
店内の注目を集めても、どうしても笑いの発作が止まらない~~
ま、私が話題に熱中するあまり、うわの空で砂糖ツボにふたをしようとして、間違えて紅茶のカップにコルクのふたを落としてしまった、それだけのお話なんですが・・・・
それから、国立近代美術館というと、思い出すのはこのことばかり。
その時熱く語っていた芸術論などとっくに忘れましたが、紅茶の中にぷかぷか浮いていたコルクのふただけはわすれられましぇん・・・・
さて、今回見に行ったのは『美術にぶるっ! ベストセレクション日本近代美術の100年』です。
NYの美術館では当然のようにノーフラッシュで写真を撮ることが許されていて、日本ではありえない!と思っていましたが、最近は写真が許されたようで、みなさん撮ってらっしゃいます。(カメラ禁止の作品は別。)
なのでjesterも撮ってみました。
高村光太郎、安井曽太郎、岸田劉生、佐伯祐三、横山大観、青木繁、黒田清輝、佐藤忠良・・・と、おなじみの、何回も見たことのある作品に交じって、依然ブログで話題にした草間弥生さんの作品もありました。
やっぱり「北京秋天」は何回見てもいいなあ~~
それと上村松園さんの「母子」。
日本的な典雅な美しさの母親の表情に見ほれました。
それにしても、最終日間近(あ、今日までか)でとっても混んでいて、ちょっと横暴なお年寄りの男性がぐいぐい押して来たり、大分疲れて帰ってきました。
美術展は押し合いへし合い見るものではない・・のだ・・・ぞ・・・・・・
もしかして、テレビ番組かなんかで取り上げられたのかな?