「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

試聴会における「順番への思惑」

2019年11月02日 | 独り言

九州地方はこのところ爽やかな秋晴れが続いている。どうやら今日も快晴のようでほんとうに良かった。

実は本日(2日)、福岡から高校時代の同級生たちが3名、我が家に試聴にやって来る日なのである。

博多バスターミナルを9時半出発、別府市鉄倫(かんなわ)着が12時2分、それから17時まで試聴会、17時半から別府市中心部(北浜)の居酒屋で反省会、20時発の高速バスで博多へ帰還というスケジュール。

したがって試聴時間はおよそ4時間ほどになる。ほぼ3年ぶりぐらいになる試聴会だが、当時とはシステムがガラッと変わったのでどういう意見が飛び出すか、興味津々。

「全員一致」ということがあり得ないほどの個性的なメンバーであり、大学では全員「理系」専攻でありながら別々の志望学科である。

まずU君が機械科、次にO君が電気科、そしてS君が建築科といった具合。いつぞやのブログで「音楽好きは理系に多い」と題して搭載したことがあるが、このことが根拠になっている。

そして自分はといえば「農業経済学科」という理系とも文系ともつかない中途半端な学科で、本人と同様に「似たもの同士」なのがつらい(笑)。

4人ともクラシックファンとジャズファンが丁度いい具合に入り混じっているので談論風発して面白い試聴会になりそう。

さて、我が家には4系統のシステムがあるが、今のところ頭を痛めているのがどの順番で聴いてもらおうかな~。まあ、ぜいたくな悩みかもしれないが。

     

ずっと昔のブログで「順番への思惑」と題して投稿したことがある。

その時の要旨では、推理作家「阿刀田 高」氏の短編集をまとめて1冊の本にする場合、作品が全体で10本あるとして、出来のいい順からABCDとあって、後は「十把一絡げ」の作品だとする。

「最初から期待を裏切ってはいけないので1番目にBを持ってきて、2番目は展開力に弾みをつけるためにAを持ってくる。3番目にCを置き、4番目から9番目はありきたりの作品を置く、そして最後は後味をよくするためにDを持ってくる」というものだった。

成る程と思わず膝を打ったが、今回の場合は4系統ともそれぞれにいいところがありましてなあ(笑)。

順番のつけようがないので困っている。

そこで視点を自分から仲間たちへと移して(仲間たちが)好みそうな音を考慮して聴かせる順番はこうしようと思っている。

1番目 ウェストミンスター(改)

音のスケール感が何といっても群を抜いている。「箱の影響力」を肌で実感できるところがいい。

2番目 AXIOM80 

緻密な再生力と弦の響きにかけては相当なものできっと満足してもらえると思う。以前もそうだったので信頼度抜群。

3番目 JBL「LE8T」 

たかだか口径20センチのフルレンジにもかかわらず、これほど切れ味のいいサウンドを味わえるユニットも珍しい。実を言うと「エヴェレスト」や「パラゴン」などの大型システムよりもこっちの音の方がずっと好き。なにしろ「壺中の天地」を彷彿とさせますからなあ。

4番目 多国籍の3ウェイ 

自分の中では一番高い評価だが、仲間たちからは好き嫌いが入り混じりそうで、一番スリリングな展開になりそうだ。そこで危険度を見越して4番目にする。

そして、音質を左右する重要なアンプだが今回登場させるのは「300Bシングル」(銅板シャーシ)と「PX25シングル」の2台となる。

       

それぞれ出力管はオリジナルの「WE300B」(1988年製)と「PP5/400」(初期版)の
エース級を投入しよう

いわば手持ちのカードをすべてさらけ出してベスト・サウンドを目指そうというわけだが、はたして首尾やいかに~。

泣いても笑っても「飲み会」の席でホンネが吐露されることだろう(笑)。

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