「オーディオ愛好家」と自認している人たちは1日のうちでどのくらいの時間(システムの)スイッチを入れておくものだろうか。
これは会社などに勤めている人、あるいは自由業、さらには現役を引退してたっぷりと時間がある人など、置かれた環境によって様々だろう。
たとえば前者の場合、土曜、日曜などの休日は別にして、平日の夜のうちのせいぜい3~4時間程度充てることができれば上出来だろうし、一方、後者の場合ともなるととても大きな時間が割り当てられることになる。
そこで、我が家の事例を挙げてみよう。
まず早朝4時頃(とにかく早寝早起きです!)に起床してすぐにスイッチオン。
朝風呂(別府ですから温泉です!)や朝食の間もつけっぱなしの状態で、9時頃に自宅周辺のウォーキングに出かけるときに、ようやくスイッチオフ。
これで連続5時間。
帰宅してから昼食までミステリーを読み耽り、午後1時ごろから前日までに録画したテレビを鑑賞するためにスイッチオン。
3時ごろにいつも「運動ジム」(市営)に出かけるのだが、今はワクチンの接種会場となっているため休館中なので、(録画番組を観ながら)自宅のエアロバイクで50分ほど汗を流す。
それから、夕食、風呂、音楽鑑賞となって8時ごろに就寝。
これで連続7時間スイッチオン。
結局、1日〆て12時間の試聴時間となる。
何と1日のうちの半分は音を聴いている勘定となるが、一つのシステムだけでこんなことをやっていると、早晩、故障の憂き目を見るだろうし、さらには同じ音ばかりだと飽いてくるのも必定なのでその間とっかえひっかえする。
2種類のDAコンバーター、3台のプリアンプ、8台のパワーアンプそして5種類のスピーカーなど手駒は豊富である。
というわけで、我が家で何種類ものオーディオ機器が必要な理由が少しはお分かりいただけただろうか(笑)。
いずれにしろ、これだけの時間をオーディオに利用していると、ときにシステムのスイッチを入れるのにどうも気が進まないことがときどきある。
身体の不調や睡眠不足などの理由は言うに及ばず、体調がいいときでも一度聞いた後にある程度の時間を経て再びシステムのスイッチを入れようとしても何だか億劫に感じるときがある。
いったい、なぜ?
結局、「音」は「鼓膜の振動」を通じて脳で聴く(情報処理する)ものなので、脳自体が疲れているのだろうと素人なりにおよそ推測がつく。
しかし、「脳がなぜ疲れるのだろう?」と考えるうちに、思い当たることがひとつ~。
以下、続く。
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