「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

CD盤の磁気を除去する機器

2019年11月25日 | オーディオ談義

高校時代の同窓仲間「T」君は「ニコン・カレッジ」を卒業したほどの腕利きのカメラマンである。

このほど、「晩秋の佇まい」の写真を「同窓会のメールクラブ」に投稿してくれたので同意を得たうえで2枚掲載させてもらった。

<薄暮に浮かぶスカイツリー>

       

<西川口の銀杏並木>

   

さて、つい先日このブログにも搭載したようにメル友の「M」さん(関西地方)からお借りしたCD群。

  

大半が全集物なので枚数が多く、じっくりと聴かせていただいているが、困ったことに、この中で「イングリット・ヘブラー」女史のモーツァルトのピアノソナタだけがCDトラポで読み込まない。

おかしいなあ!

トレイに何度入れ替えてみても「NO DISK」の表示が出る。

このCDトラポは古いとはいえ我が家のエース級ともいえる「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS:英国)である。



そこで急場しのぎでもう片方のCDトラポ(CECのベルトドライブ方式)に繋ぎ変えて試聴しているが、モヤモヤ感はなかなか治まらない。

「なぜ、このCDだけ読み込まないのか?」

もはやミステリーとしか言いようがないが、原因はきっとあるはずだ。

あまり血の巡りの良くない頭で考えること1週間あまり(笑)、ようやく「CD盤が持つ磁気のせいではあるまいか」に辿り着いた。

というのも、ヘブラー女史のCD盤だけカラー印刷がレーベルいっぱいにベットリ張り付いているのだ!



関連のネット情報にはこうある。

「レーベル面の塗料に含まれる鉄や、信号面のアルミが磁気の影響を受け、ピックアップやモーターが発する磁束により帯磁が進む事によって、読取エラーやノイズ成分が発生してしまうというものです。消磁する事により、読取エラーによる情報の欠損や音の立ち上がり、下がりを防ぐ事が出来ます。」

どちらかといえばすぐに扇動されやすいタチなので、これは「CD盤の消磁器」を買わねばなるまいて・・

やれやれ、また「お金」に羽が生えて飛んでいく~(笑)。

ネットで注文して3日ほどで送ってきた。

  

さっそく「ヘブラー」女史のCD盤を所定の個所に載せて印刷面と裏の両方を消磁して、CDトラポのトレイに放り込んだ。まったく祈るような気持である。ダメなときはドブにお金を捨てたようなものだから。

しかし、やっぱり読み込まない。

焦ったねえ!(笑)

そこで2回目のチャレンジで再度「両面消磁」して改めてトレイに。

すると、見事に小窓で「READ OUT」の表示がなされた。

うれしかったねえ!(笑)

これまでは何度チャレンジしても読み込まなかったので明らかにこの機器の効果だ!

結局、レーベル面に多量のインクが付着している場合は2回の消磁が必要のようだ。インクの磁気って相当なもんですな。

そして、副次的効果として音質も凄く良くなった印象がする。何しろ元気が良くて瑞々しいサウンドが出現するのだ。

いや、けっして贔屓目ではなく~(笑)。

ただし、毎回読み込み可能となったわけではなく、まだ当たり外れがあるようだ。むしろCDトラポそのものに磁気以外の問題があるのかもしれない。

ちなみに、世の趨勢はCDトラポから「HDD」録音に切り替わりつつあるので、CD自体がもはや「時代遅れ」の感は否めないが我が家ではいまだに音楽ソースのメインとなっている。

何せ手っ取り早いし、気に入った曲目の入ったCDばかりだから今後も「HDD」と併用していくつもり。

となると、CDをHDDに取り込むときに「消磁」することも十分考えられるわけなので、この消磁器は「無用の長物」でもないと思っている。

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