「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

クラシック愛好家がなぜJBLを使うの?

2019年11月10日 | 独り言
先日(2日)の「交歓会」(高校時代の同級生たち4名)について、メル友の「I」さん(東海地方)から次のようなお便りがあった。

「同級生の方たちとの懇親、楽しそうですね。ブログが一日お休みになったのは、二日酔いのせいだろうと勝手に確定させていました(笑) 
 
SPシステムの研究をされている中で、JBLが引き立て役を演じていますね。2440、D130は追放されたわけですが、他のユニットはしぶとく生き残っている印象です。
 
きっと、〇〇さんの感性の中に、JBL憎からずというものがある、と解釈しています。」

いつもメールありがとうございます。

まず前段について述べてみましょう。メールに応じて「ですます」調で行きます。

学校時代の同級生たちとはずっと付き合いが長いのですが、翻ってオーディオ関連の交友となると実はどうもあまり長続きしないようなのです(笑)。

差し障りがあるのであまり詳しくは書けませんが、一時往来が激しかったのに今ではサッパリという方々が片手の指にあまるほどいらっしゃいます。

何故かな?

自分には性格的に多少「偏屈」なところがあるのを自覚していますが、どうもそればかりではなさそうです。

やはりオーディオとか音質に対する意見の食い違いがあったりして、それをあからさまに口に出すわけにもいかず腹の中でぐっと我慢をする、そういうことが積もり積もってストレスが溜まっていき、次第に疎遠になる、こういうことではないでしょうか。

もちろん、片方だけでなくお互いにそう思っているからこそ、磁石のマイナス同士が反発するような状況に陥っていきます。

オーディオが、たかが趣味の世界として簡単に片付けられるレベルではなく、人生のレーゾン・デートルとして大切になればなるほど、そういう危険性を孕んでいる気がしてなりません。

そういう経験をお持ちの方はおりませんかね・・。

我が家のオーディオの歴史といえば、ある意味では「交友の歴史」とも言えるもので、その時々の方たちから強い影響を受けており、そういう礎のもとに現在の「音」が築き上げられていて、いわばお師匠さんですね。

そういうわけで、もしこのブログをお読みでしたら、そう頑なにならずに気軽に連絡してくださいな。ラグビーでいうノーサイド」の精神で行きましょうや(笑)。

次にJBLが「引き立て役」として、さらには「憎からず」というご指摘の点について述べてみよう。

いかにもチャンデバで3ウェイのJBLシステムを愉しんでおられる「I」さんらしいご質問です。

「クラシック愛好家がなぜJBLを使っているの?」

自分ではまったくそういう意識がありませんでしたが、いざ指摘を受けてみるとたしかに変ですよね(笑)。

周知のとおり「JBL」はアメリカ産だし世間一般的に「ジャズ」向きとされているスピーカー(以下「SP」)だし、クラシック向きのSPはほかにもたくさんあるのにどうして。

   

その疑問に対して、思いつくままに箇条書きしてましょう。

 総じてJBLは能率の高いユニットが多くて使いやすい。我が家のように小出力の真空管アンプ愛好家にとっては大いに助かる

 音声信号に対する応答性が早く、音質に「澄み切った秋の青空」のようなスカッとした爽快感がある

 日頃から穏やかな英国系のユニットを使っていると、ときどき気分転換して破目を外したくなる

 弦楽器はある程度「目を瞑る」としても、ボーカル、ピアノ、管楽器系となると非常に捨て難い味がある

 市場に出回っている機器が多いので比較的簡単に入手できる

とまあ、こういったところでしょうか。

そういうわけで、我が家ではJBLは「引き立て役」どころか中心的なメンバーとしての位置づけですのでどうかご安心ください。

しかし、これは「答え」になっていますかね(笑)。

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