「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「スコットランド」からのメール

2023年01月31日 | ウマさん便り

このブログもいよいよ国際的になりましたよ~、何とはるばる「スコットランド」からメールが届いたんですからね。

何はともあれ、ご本人のご了解を得ましたので、ご意志を尊重して原文のまま紹介させていただきましょう。

「はじめまして、Uと申します。1949年生まれ、通称ウマと呼ばれている者です。

大阪からスコットランドの田舎に移住して20年になる音楽ファンです。
パソコンのスイッチを入れて真っ先に貴殿のブログを拝見しています。お人柄が偲ばれる文章にいつもニコニコしています。
 
さて、丸谷才一さんの旧仮名使いの文章に惹かれていますが、集英社文庫「星のあひびき」丸谷才一著の21ページ冒頭に、とてもとても嬉しいモーツァルトに関する記述があります。ぜひご覧ください。きっと、ニコニコされると思いますよ。
 
なお、大阪のミニコミ宛に送った文章を二点添付しておきます。お暇な折にでもご覧くだされば嬉しく思います。お返事・御返礼などゆめゆめお気遣いなく。」

いやあ、まったく光栄の至りです!

「袖擦り合うのも何かのご縁」ですからブログの読者は大切にしようというのが私の一貫したモットーです。しかもこういうご熱心な読者のおかげでブログを続ける気になろうというものです。

ただし、私の人柄となると「?」ですから「買被り」かもしれませんね~(笑)。

とりあえず返信のメールを打った。

「スコットランドからのメールとあって少々驚きました。拙いブログをご覧いただき、恐縮です。さっそくご紹介の有った添付ファイルを拝読させてもらいます。とりあえず、無事着信したことをご報告申し上げます。」

 そして、長文の添付ファイルをじっくり読ませていただいたところ、これが実に面白いお話。

要約すると、「反社会的集団」の構成員がモーツァルトの音楽に目覚めて人生が一変するというサクセス・ストーリーである。

実話だから驚く!

これは自分だけで所有するのはもったいない話と思ったので二弾目のメールを発信。

「あれから、添付ファイルを読ませていただきました。いやあ、実にめったにない面白い話ですね。

 

よろしかったら、私のブログで取り上げさせていただけませんか?

 

ただし、決して無理は申しません。困るということであれば潔く諦めます。

 

また、ブログの原稿を完成させた暁には、事前に一度目を通していただきますが、いかがでしょう。」

はたしてご返答はいかに~。

すると待望の返信が届いた。

「いつも楽しく拝読しているブログですので、意外な展開にびっくりしています。

原稿を事前に僕に見せる必要などまったくありません。どうぞご自由に遠慮なくお載せください。非常に光栄に思います。
 
日本フィルハーモニーのソロコンサートマスター木野雅之は僕の親友です。

彼はスコットランドが大好きで、コロナ以前は、毎年のように我が家にやって来ました。

焼酎好きの彼は、必ず熊本産の焼酎持参で、やはり焼酎好きの我が女房キャロラインと三人で飲み会が始まります。そして頃合いを見て「木野さん、ちょっと弾いてよ」「うん、弾こうか」…

キッチンテーブルで、1786年クレモナ産、あのルッジェーロ・リッチから譲り受けたロレンツォ・ストリオーニ(時価一億円?)を、フランス産の弓(時価1200万円!)で弾いてくれるんです。まことに贅沢なひと時ですね。彼によりますとストラディバリウスは玉石混交だそうです。師匠の名を付けたお弟子さんの作品も少なくないと言います。

世界最高のストラディバリウスはクレモナのヴァイオリンミュージアムにありますが、これを弾いた日本人は彼だけです。やはり素晴らしい名器だと木野は言ってました。

そうそう、パガニーニの生誕200年の時、イタリア政府の要請で、パガニーニのお墓の前で、パガニーニ愛用のヴァイオリンを弾き、テレビ中継されたそうです。
 
僕の長女 ”くれあ” はミュージシャンで、英国の有名ミュージシャンのバンドメンバーとして、常に世界ツアーの連続です。彼女が初めて日本で演奏したのは、ポップアイドルのハリー・スタイルズのバンドメンバーとしてでした。

ハリーが「クレア・ウチマ!」と紹介したとき「みなさん、こんばんわ」と日本語で挨拶したものですから会場は騒然となったそうです。

まさか、世界のアイドル、ハリー・スタイルズのバンドメンバーに日本人がいるとは思わなかったんでしょうね。会場にいた友人によりますと、そのあとの彼女のコメントに、会場中、ずっこけたそうです。

日頃、僕のことを「おとーちゃん!」と呼んでますので、その癖が出たんでしょう。「私は母がスコットランド人で、おとーちゃんはオーサカでーす!」
 
主に大阪のミニコミ誌などに宛て、気ままな文章を随分たくさん書いてきましたが、音楽に関しても楽しい話がかなりありますので、また、お伝えしたいと思ってます。ただただ読み捨てて下さるだけで嬉しく思います。
 
南スコットランドの田舎にいますが、周りはすべて牛、羊、馬の世界です。

二万四千坪の敷地は甲子園球場の二倍ありますが、林あり森ありで、野うさぎやリスが飛び跳ね、キジや鹿が散歩しています。お隣まで1キロ以上離れてますので、大音量の音楽にご近所迷惑はありませんが、家の中が問題ですね。家の裏にある電気トランスはうち専用ですので、ノイズとは無縁みたいです。家の写真を添付しておきます。
 
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」


 
まるでお城ですね~、これは!

ご快諾をいただき感謝です。さっそく次回から搭載させていただきます。

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改めて「整流管」の効果に驚く

2023年01月30日 | オーディオ談義

「ローマは一日にして成らず」をもじって「健康は一日にして成らず」、日頃の生活習慣が大切なのでコツコツとウォーキングに励んでいる。

目標は「1日8千歩」~。

いつも上着のポケットに「歩数計」を兼ねて「携帯」を入れているが、つい3日前のこと、その真っ最中に着信のアラームが鳴り響いた。

あれっ、相手先は珍しく「北国の真空管博士」だった。いつもこちらから電話するばかりだから、こういうことは極めて珍しい。

幸い公園だったので近くにあったベンチに座りこんだ。

まずは気候の話が先行し、北国の冬季ではほとんどのご家庭が「灯油」が生命線だそうで、降雪対策のため屋根の表面を常時暖めている家では1か月の灯油代が20万円にもなるとのこと。

九州では信じられない・・。豪雪地帯のご苦労が切に偲ばれます。

それから、いつもの真空管の話になって、四方山話のついでに「あなたの71Aプッシュプルは整流管の ”GZ32” や ”5V4G” が使えることをご存知でしたか?」

「いいえ~、現在 ”5Y3G” を使ってますけど、GZ32が使えるんですか! さっそく家に戻って差し替えてみましょう」。

「善は急げ」で、気もそぞろにウォーキングを切り上げて自宅に直行。

現行の「PX25シングル」アンプに代えて「71Aプッシュプルアンプ」を据え付けた。もちろん「整流管」はムラードの「GZ32=CV593」に代えた。



概要を述べておくと、初段管が「27」(メッシュプレート)の二段増幅で「ARCTURAS127」(ブルー管)と「レイセオンER227」、出力管「71A×4本」、整流管「GZ32」、そしてインターステージトランスは「パーマロイコア」、出力トランスは「ピアレス」(アメリカ)と、自分でいうのも何だがなかなか豪華な布陣である。

ちなみに、これが「CV593=GZ32」。「CV」表示はたしか軍用のはずなので信頼度は大きい。



さあ、どんな音が出るかとワクワク・ハラハラしながら耳をそばだてると、思わず唸った。

まったくの様変わりで、音に透明感がある、奥行きが深い、見事な音像定位、総じて元気がいい、などいうことなし。

さらに、これまで微かに「ハム音」が左チャンネルから出ていて気になっていたのだが、見事なまでに皆無になったのはうれしい限り。

これまで使っていた「5Y3G」よりも明らかに相性がいい、あるいは少し「5Y3G」がへたっていたのかもしれないですね。

とにかく、これでこのアンプは一躍我が家のエース級に格上げですぞ(笑)。

整流管って単に「交流を直流に代える」役目を担っているだけの「縁の下の力持ち」的存在だけど、基本的に真空管アンプを支配していますね。

というわけで、例の心配性が首をもたげて「GZ32」の予備が欲しくなる。

探してみると「5Z4GY」(画像左側)の新品があったので、博士にお訊ねすると「ああ、それはGZ32同等管として使えますよ」というわけでまずはひと安心。



「5V4G」も1本あるので、枯渇の心配はしなくてよさそうだ。

最後に、整流管の話のついでに「83V」(RCA)について。



「71Aシングルアンプ」に対して通常の整流管「80」から「83V」(博士から譲っていただいたもの)に差し替えたところ、これまでアンプのボリュームを全開(10)で使用していたのが8の位置で間に合うようになった。

つまり、電流供給能力が増大して出力が大きくなり、これまで能率の高いJBLの「075」「175」専用だったものが、それ以外のユニットにも使えるようになったのは大きい。

ことほどさように「真空管アンプ」は整流管次第で生き返ることがありますのでユメユメ簡単に諦めてはいけませんぞ~(笑)。


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オーディオ経費は惜しくないんだけど~

2023年01月29日 | 独り言

都会と違って、地方に住んでいると交通の便が悪いのでクルマは必須である。

とりわけ、我が家の居住地は傾斜がきつくて小高い丘の上にあり、バスが通らないところなので、クルマに乗れなくなった高齢者たちが次々に引っ越しているのが実情。

そのうち、我が家も例外ではなくなるが、そのときは「電気自転車」でも考えようかな~。

とりあえず乗れるうちはと、こまめにクルマの定期点検を受けているが、先日の点検の時にこう言われた。

「走行距離が2万7千kmになってます。タイヤの溝がかなり浅くなってますので、次回の車検(今年の7月)の時には通らないかもしれません。そろそろ交換を考えた方がいいですよ」

「えっ、そうですか。それでは見積をしていただけませんか?」

その見積額を見て仰天した!

何と「4本で17万円」・・。

ディーラーの見積額は総じて高いというのは、承知の上なので別の市内のタイヤ専門ショップでも見積もってみたところ、ここでは「16万円」とあまり変わらない。

それならと、その昔、利用したことがある大分市郊外の小さなタイヤショップに出かけてみたところ、お店の佇まいは変わらなかったが顔見知りだった店主さんが代わっていた。

「昔、この店を利用していた者ですが、温厚そうで大柄の店主さんはどうされたんですか~」

「それがですね、跡継ぎさんがおられなくて私が引き継ぎました」

「それじゃ病気で引退とか、そういうことではなかったんですね」

「ハイ、今も市内で元気で暮らされていると思いますよ」

(ああ、よかった!)

このお店は従業員もいないようで「40代前後」の店主さん一人で切り盛りしている感じなので、これならいけそうだという予感がした。

「B社のタイヤで見積もりをお願いします。サイズは ”225/15R19” です」

すると、「タイヤの価格は昨年の4月、そして9月と二段階で値上げされてます。近々値上げの噂もありますが、現在は特価期間中ですよ」と、パソコンを操作しながら「ハイ、13万円でいかがでしょうか」

何と、ディーラーに比べて4万円も安い!

一も二もなく飛びついた。

「久留米からの配送になります。木曜日の26日が無料の配送日になってますので、27日の午前中に交換ということでいかがでしょうか」

「ハイ、いいですよ」と、商談成立。

そして、たまたま翌日の「日経新聞」には「B社のタイヤの値段が4月から上がる」という記事があったので「滑り込みセ~フ」(笑)。

27日(金)は厳寒のもと、小雨降りしきる中でタイヤショップまで往復してきました。50分ほどの作業で無事終了。



このところ出費多端である。

スピーカーの修理が「ワーフェデール」「グッドマン」と相次いで計5万円、それに加えて今度は13万円だからかなり痛い。

で、しきりに家人の前で「タイヤ代」の話をして気を引こうとするのだが、敵もさるもので話に乗ってこない。

「虚々実々」の駆け引きもどうやら不首尾に終わったようで・・、ま、いっか~。

しかし、オーディオ経費は少しも惜しいとは思わないけど、タイヤ代は何だかバカらしい気がするのはどうしてかな~(笑)。



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オーディオにも「ホームグラウンド」があった

2023年01月27日 | オーディオ談義

周知のとおり、プロ野球の場合シーズンを通して「本拠地」(ホームグラウンド)と「敵地」(アウェイ=Away)の交互で試合をしている。

つまり、本拠地を根城に行ったり来たりしているわけだが、我が家のオーディオにも本拠地があることに、つい最近気が付いた。

どういうことかというと・・。

常に6系統のスピーカーに囲まれて毎日ルンルン気分だが、どうやら一定のパターンがあるようで、たとえば「JBLのスピーカー」を1週間程度聴くと、ウェストミンスターが聴きたくなる、そして1週間ほどするとグッドマンの「TRIAXIOM」を聴き、しばらくしてから再び「ウェストミンスター」へ戻るという繰り返し。

つまり「ウェストミンスター」が心理的にホッとする「本拠地」になっているというわけですな(笑)。

やはり、大きな箱じゃないとどうしても安心できない音があるみたいですよ。



で、このウェストミンスターについては先日のブログ「ウィスキーとバラの日々」で述べたように、「200~1000ヘルツの間に・・」と、要らんことを書いたばかりに「自縄自縛」になりやむなくクロスオーヴァー(以下「クロス」)を200ヘルツに設定したが、実はもうひとつの方法がある。

つまり、今度はクロスを1000ヘルツ以上に設定するやり方。

で、この際だから申し述べておくと市販のスピーカーを使用されている方にとっては未知の世界だが、「クロス」の設定に無縁の方はオーディオの楽しみを半分ほどしか味わえない方だと思っている。

なにしろ、設定値次第でアンプを代えたぐらいの変化があるのだからたまらない。

我が家の基本形は「フルレンジ+ツィーター」あるいは「フルレンジ+サブウーファー」だが、このウェストミンスターに限っては無限の可能性を秘めているので例外措置扱いにしている。

で、今回の実験は次のとおり。

まずは「銅箔コイル」(1.2mh(ミリヘンリー)で、1500ヘルツあたりで「ハイカット」(-6db/oct)する。



次に「高音域」を受け持つJBLの「175ドライバー」について、これまでは弁当箱のような大きさの「コンデンサー」(22μF(マイクロファラッド)を使って、900ヘルツ(-6db/oct)ローカットしていたが、今回はウェスタン製の「オイルコンデンサー」(10μF)を使い、2000ヘルツあたりでローカットした。


アンプは低音域用を「PX25シングル」、高音域用を「71Aシングル」で駆動。

そしてワクワク・ドキドキしながら出てきた音と言えば・・。

後はご想像にお任せします(笑)。

ちなみに試聴盤は「大公トリオ」(ベートーヴェン)でした。



あの「瀬川冬樹」さんが「大公トリオ」を聴かれながら、感動のあまり「ウ~ン」と頭を抱えて座りこまれたという逸話を読んだことがあるが、おそらく「第三楽章」(終盤のヴァイオリンからチェロに引き継ぐ部分)ではないかと推測している。

この曲には不思議なことにベートーヴェン特有の「音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である。さあ、俺の音楽を聴け!」という「気負いや押しつけがましさ」が無いですね。あの交響曲「第6番」(田園)も同様です。

至高の名曲だと思うけど、皆様はいかがかな~。


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待ち遠しい「WBC 2023」

2023年01月26日 | 独り言

いやあ、待ち遠しいですねえ!

「ワールド ベースボール クラシック 2023」

いわば国別の「世界野球選手権」だが、3月9日から23か国の参加のもと台湾、東京、アメリカ会場でパートごとに一斉に開催される。(準決勝と決勝はアメリカ会場)

なにしろ参加選手たちの顔触れが凄くて、各国のベストプレイヤーが集うので文字通り「野球の祭典」~。

中でも日本の大谷選手は各国の注目の的なのでこの際、焦点を当ててみよう。

2018年から海を渡ってメジャーリーグで大活躍中だが、2021年シーズンには「MVP」を満票で受賞するのだから、今やアメリカでは「野球の神様」扱いだそうですよ。

投げて良し、打って良しの二刀流だが、音楽を聴く合間の折々に録画していた芸術的な「神スウィング」に見入っている。


野球界には「ホームラン・アーチスト」という言葉があって「アーチ」(上方向に凸な曲線形状)と「アーチスト」(芸術家)を懸けた言葉だが、まさに大谷選手にふさわしい言葉だろう。

   

身長193センチ、体重93kgと恵まれた体格で、体も柔らかいのでおそらくどんなスポーツをさせても大成しただろうが、野球が「投げる、打つ、走る、捕る」という総合スポーツだからこそ育んだ能力があるに違いないと思っていたところ、「日本経済新聞」に同様のことが書いてあった。

引用させていただこう。

「アスリートの中にはどんな競技をしても成功しただろうと感得させてくれるユニバーサルな選手がいる。米大リーグに投打の二刀流で挑戦中の大谷翔平選手はその象徴だろう。

大谷選手の活躍に拍手を送りながら「この子がうちの競技を選んでくれていたら」と歯ぎしりするスポーツ関係者は山ほどいるに違いない。

たとえば相撲なら白鳳を超える大横綱に、ボクシングなら世界ヘビー級チャンピオンに、サッカーならFWやGPの名選手になっていたかもしれない。

すべては妄想に過ぎない。が、次々に浮かぶそんな「もう一つの世界」で遊ばせてくれるところにも大谷選手の希少性がある。(だからこそこの逸材には投打ではなく他の競技との二刀流を見てみたかった気もするのだが)。

大谷選手には今、いろいろな賛辞が贈られている、その中で驚きだったのはアスレチックスの監督の「なんて足が速いんだ」というコメントだった。

スピードとパワーを兼備した大型選手の躍動は米プロスポーツの真骨頂であり、見慣れた光景かと思っていたからだ。それでも大谷選手の速さに言及したのは従来の日本選手像が覆されるような衝撃を感じたということなのだろう。

大谷選手の特大級の活躍を見るにつけ、日本スポーツ界の良質なタレントが野球にはかなり集まっていると改めて感じる。某大学サーッカー部の監督に聞いた話だが、体育の授業でサッカーをさせると、野球部の学生の運動能力とセンスに唸ること再々だとか。

もう一つ感じるのは野球という競技が開発する運動能力の部分。外周23センチほどのボールが時速160kmという単位で飛び交う中、投げて打って走って捕まえてを繰り返し、鍛えられる特別な能力があるのだろう。

大谷選手は何をしても大成したと思いつつ、野球によってここまで大きくなったとも思うのだ。」

とまあ、以上のような記事だったが総合的にみて野球選手の運動神経は他のスポーツ選手よりも明らかに抜きんでている。

たとえばサッカー、ゴルフ、バスケットボールなどの選手が野球をやってもおそらく通用するのはごく一部だろうが、逆に野球選手はこれらのスポーツでもほとんどが通用しそうな気がする。

そういう意味で「スポーツ界の頂点に位置するのが野球」と思っているが、どうなんでしょう。サッカーファン、テニスファンからお叱りを受けるかな~(笑)。


いずれにしても、もうあと1か月半の辛抱で「筋書きのないドラマ」が見れますね。

最後に予言しておきます。

今年で「FA」になる大谷選手の年棒は桁外れになると言われているが、移籍する球団は「ドジャース、メッツ、ヤンキース」の3球団のどれかになるでしょう。確率99%だと思いますよ。

万一、外れたときは・・、そのときは腹を切ります(笑)。



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酒に酔ってオーディオ機器を弄ると碌なことがない

2023年01月25日 | 独り言

本日(25日)早朝のこと「10年に一度の最強寒波到来」は嘘ではなかったようで、オーディオルームに入った時の室温は8度でした。

現在、震え上がってブログを書いてます(笑)。

さて、修繕に出していたSPユニット(1本)がようやく戻ってきた。



グッドマンの「AXIOM150マークⅡ」(口径30cm2ウェイ)で、左側のユニットがそれ。

修理の原因はといえば、酒に酔ったまま箱からユニットを取り出していたら手が滑って膝の上に落としてしまい、サブコーンを壊してしまったというもの。何しろ重量級のマグネットなので予想以上に重た過ぎて~。

酒に酔ってオーディオ機器を弄り回すと碌なことがない(笑)。

素人なりの応急修理をしたものの、見た目が悪いので馴染のSP修理工房に問い合わせると「診てみましょう」ということなので急いで送付したところ次のようなメールが返ってきた。

「ダブルコーンを破いてしまったということでしたが、少々の破れかと思っていましたが、欠損、破れをいろいろな方法で修理を試みたものでした。

このように修理を試みた場合、費用もかかりますし、仕上がりが悪くなります。フィクスドエッジも何か所も直した跡があり、酷い状況です。これを直すより中古のユニットを探した方が安上がりだと思いますが如何でしょう」

弱ったなあ、と思わず頭を抱え込んでしまった。

残りの1本をオークションで処理するか、それとも該当の1本を曲がりなりにも修繕してもらうかの二者択一。

どうせ1本だけオークションに出しても「雀の涙」程度の金額だろうからできる範囲で修理してもらうことにした。

そこで次のメールを発信。

「このユニットは低音域(500ヘルツ以下)専用に使うつもりですが、それで何とかできないものでしょうか?」

「150マークⅡを500ヘルツ以下で使用するのであれば、酷いダブルコーンは撤去、センターキャップ修正(凹んでいる)、エッジの穴あき補修(見た目は無視)して異音が出ないようにすることは可能です。想定費用として1万5千円程度です。ご検討お願いいたします」

もちろん「OK」だが、高い「酒代」についたなあ(笑)。

かくして修理完了して戻ってきたというわけだが、低音専用として使うのであれば、「ウェストミンスター」にぜひ使ってみたいところ。

現在入っているユニットはワーフェデールの「スーパー12」(口径30cm)だから補助バッフルがピタリと合う計算。ただし、「スーパー12」にはゾッコンなので、交換となると異音が出た時ぐらいかな~。

「TRIAXIOM」も候補の一員だし、実に悩ましい。

で、これは余談になるが故障したユニットを発送しようと黒猫さんに持ち込んだときのこと、「専用カード」の暗証番号を「タブレット」に打ち込むのが指先が太過ぎてどうも上手くいかない。

そこで、やむなく店員さんにお願いしたところ、あまりご機嫌が良くなかった(笑)。

これからは黒猫さんに荷物を持ち込むときは「タッチペン」が要るなあと、ついでの時に「100均」に立ち寄ったところ便利な代物を発見。



1本で五役を兼ねた優れものです。しかも「100円」ですよ!

調子に乗って「5本」買い占めました(笑)。



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はたして長生きはいいことなのだろうか

2023年01月24日 | 独り言

「1に健康、2、3が無くて4に音楽&オーディオ」をモットーにしながら、日頃から健康対策に腐心している。

毎日「8000歩」前後のウォーキングは欠かしたことがないほどで、「亡くなる前日まであんなにオーディオを楽しんでいたのに~」というのが理想だが、ことはそう単純なものではなさそうだということが分かってきた。

その理由についてだが、先日の日本経済新聞に次のような記事が掲載されていた。

       

これを読んでいただくと分かるが、(細かい字を読むのは)面倒くさいという方もいそうなので(笑)、要約してみよう。

「喫煙する人は健康を害して医療費が余計かかると思われているが、総じて早死にの傾向にあるので総体的な医療費はむしろ抑制される。

その一方、禁煙対策をして健康に留意している人は寿命が延びるのはいいものの70歳以上になると喫煙以外の理由、たとえば加齢によっていろんな疾患に罹ったり認知症になったりするので、生涯にかかる医療費や介護費の総額は喫煙者に比べて逆に増える。」

平たく言えば、医療費の抑制という観点からするとまるで不健康の見本みたいな喫煙者の方が早死にをすることで禁煙者よりも総体的に優っているというわけだ。

何しろ現役の東大教授の説だから信用が置ける記事だろう。

こうなると70歳以上の、ほとんど社会のお役に立たない老人が下手に健康対策をして延命を図るのも考え物である。

第一、国家の財政に迷惑をかける(笑)。

今でこそ長寿者はそこそこ敬愛される存在になっているが、これからもさらにその割合が増えてくるとなると次第に社会のお荷物になり逆に「疎まれる時代」がやって来ることも十分考えられる。

いや、むしろご本人が気づかないだけで今や現実のものなのかもしれない。

たとえば「老害」で、変に頑張りすぎて後進の育成を阻害している場合だってきっとあるに違いない。ほら、政治家や学問の世界での大御所、経済界など、枚挙に暇がないほど。


そのうち「80歳を越えたら病院通いは止めよう」「自分で死を選べるようにしよう」なんて、物騒なキャンペーンが一斉に張られる時代がやってくるかもしれない。

おお、怖っ!

ただし、そうはいっても「総論賛成、各論反対」で自分だけはどれだけ医療費がかかっても長生きをして「音楽&オーディオ」を楽しみたいので、これからも健康対策はユメユメ怠りなくやる積もりだ(笑)。

なお、以前のニュースで「日本老年学会が超高齢社会を迎え、現在65歳以上とされている<高齢者>の定義を75歳以上に引き上げたうえで、それより若い人たちには就労やボランティアなどの社会参加を促すべきだとする提言をまとめました。」とあった。

その発表の背景には「定年延長、年金支給開始の延期、保険医療費の抑制」の思惑が透けて見えるような気がするのは自分だけかな~。

それにしても、異様に高齢者の死亡率が高い「コロナ禍」は、もしかして「天の配剤」かもですね(笑)。
 



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「黄金の組み合わせ」の極め付き

2023年01月23日 | オーディオ談義

前々回のブログ「ウィスキーとバラの日々」のことがちょっと気になっている。

こんなことを書いていた。

「口幅ったい言い方になるがこの世に完璧なオーディオ機器は存在しないと思っているし、言い換えると、どんな名器でさえも何がしかの欠点がある。」

フン、偉そうに~(笑)。

真意を述べておこう。

オーディオは一言でいえば「音を出す道具」だが、いろんな役割を持った機器によって構成されている。

つまりスピーカー単体では音は出ないし、レコードやCDなどの前段機器、微小電流を増幅するアンプなどの組み合わせによってはじめて音が出る仕組みになっている。

したがって、単体の評価をする際にも他の機器との相性がもの凄く重要になる。

いわば「単体だけの性能を云々するのは無理がありますよ」ということが暗に言いたかったというわけ。

そういえば、昔は「黄金の組み合わせ」というのがあった。往年のオーディオファンであればきっと覚えておられることだろう。

「タンノイⅢLZ(イン・キャビネット)」+「ラックスの真空管アンプSQ38FD」がそれ。

ステレオサウンド誌で、あの五味康佑さんがこの組み合わせを激賞したので一気に広まったが、「ⅢLZ」のやや線の細い神経質な音と「38FD」のややぼんやりした音とが上手く混ぜ合わさって聴きやすくなっていた、という感じかな。

もちろん当時は五味さんの「信奉者」だったので、我が家でも使っていたが年齢的に(30代のころ)は「感性と技術」が未熟でその良さを十分引き出せないまま、いつの間にか消え失せてしまった。

いずれにしろ、これはそれぞれの欠点が組み合わせ次第でプラスの方向に作用する事例の一つ。

つまるところ、オーディオの妙味って何かというと「相互の機器のマイナス面を補う合う」ような「組みわせ」にあるのではなかろうかという気がしてならない。

もちろん、そもそも「マイナスかどうか」の判定は各自の好み次第なのは言うまでもない。

そこで翻って現代にも「黄金の組み合わせ」ってあるんだろうか・・。

まあ、無理でしょうね。

往時と違って今やオーディオ機器の数が果てしなく多くなっており、組みわせそのものが多様化しているのがその理由。

したがって、スピーカーもアンプも決め手がないまま、これさえ使っていれば大きな外れはないだろうという安易な雰囲気が横溢しているといってよかろう。あえて、「安易」という言葉を使わせてもらいますよ(笑)。

たとえば、スピーカーではクラシックなら「タンノイ」、ジャズなら「JBL」「アルテック」あたりかな。

ちなみに、我が家では「タンノイ」はユニットと箱が一体化して販売されており、それらを組み合わせる楽しみが削がれるので、自ずから箱の制約が無いグッドマンやワーフェデールに傾注している。

つまり、ここではマイナーな視点になるが「ユニットと箱」との組み合わせの妙味があることにも注目して欲しい。いわば「組み合わせ」といっても小さなものから大きなものまで、さまざま~。

そして、真空管アンプなら「これさえ使っておれば大外れはない」の代表選手が「300Bアンプ」かな~。

真空管アンプ愛好家ならまずは「避けては通れないアンプ」だろう。

というわけで、ようやくここまで引っ張ってきました(笑)。



この画像を見て目敏い方ならお気づきのことと思うが前段管が「71A」から「GS112A」に代わっている。

つまり「71A+WE300B」から「GS112A+WE300B」の組み合わせに代えたところ、音の重心がぐっと下がって「好みの音」に変身~。

さっそく「北国の真空管博士」にご注進。

すると「ご承知のとおり71Aは酸化被膜のフィラメントですが、GS112Aはトリタン・フィラメントです。音のスピードがはるかにトリタンの方が上です。レンジは71Aのほうが広いと思いますが、スピード効果でそういう現象が起きたのでしょう」

しばらくこのコンビでウェストミンスターを駆動するとしよう。ブルックナーの8番(チェリビダッケ指揮)がこの上なく身近になりましたよ。



この「GS-112A+WE300B」が、我が家の「黄金の組み合わせ」の極め付きになってくれるといいのだが・・(笑)。 



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人の心を動かす「感染力」

2023年01月22日 | 独り言

新型コロナの勢いがなかなか止まらない。全般的に軽症度の傾向にあるとはいえ、感染力が強く「第八波」が続行中で、もういい加減にしてほしい~。

で、今回は「感染力」の負のイメージから脱却して、楽しくて大好きな「ミステリーとオーデイオ」の感染力に目を向けてみよう。

まずはミステリーから。

我が家の書斎といってもオーディオ・ルームを兼ねているが、ご承知のとおりオーディオ機器で溢れかえっているので、本などを置くスペースはごく限られている。

したがって、仕方なく寝室や物置などに分散しているが、これ以上本を増やせないのは至上命令である。

当然、図書館頼みになって読みたい本を予約するか、あるいは新刊コーナーでたまたま目に入った本を借りてくるスタイルがずっと続いている。

ところが、借りてきた本のうちどうしても返すのが惜しくなるのが出てきてしまう。

たとえば、丁度1年前のこと、「米澤屋書店」がそれで、とうとうネットで注文して購入してしまった。



ミステリ―作家「米澤 穂信」氏の読書歴が紹介してあって、ミステリーの魅力が満載の本だった。

昨年末に帰省した娘が「お父さん、面白そうだからこの本貸して~」と、持って行ったほど。

そして、丁度1年後の今回はこの本が該当した。



新進気鋭のミステリー作家「阿津川 辰海」氏の読書日記で、面白そうなミステリーが満載だったので、図書館に返却後一も二もなく購入した。

両者の本の共通点は、何と言っても「ミステリーに対する熱意」が並はずれていて、通読中まったく「煽られっぱなし」だった。

「(推薦があった)この本を是非読みたい」という気にさせるのだから、その感染力は大したもの。

やはり、人の心を動かすのは理屈だけじゃなくて「熱意なんだよなあ」と改めて感じ入った。

そして、次はオーディオ。

このブログも17年目を迎えているが読者にどれだけ「オーディオ熱」を感染させているか・・、となると「?」かな(笑)。

どうせ内容は大したことはないのだが、せめて「熱意」だけは伝えたいという気持ちが常に頭の片隅にある。

で、実際におよそ6年ほど前のこと、2名の方から「オーディオ熱は感染しますね」というメールをいただいてたいへんうれしく思ったものだが近年はとんと音沙汰なし(笑)。

ところが、このほど関東地方の方から次のメールが届いた。

「先日のブログ(「JBLとヴァイオリンは水と油ではなかった」)は感激です。ヴァイオリンの音色を知る貴兄だからこそ到達しましたね。JBLから引き出した音はJBLでしか出せない音色ではないのかな。

高音の濡れたような響き、AXIOM80とは違い、力を感じる音色でしょうか、素晴らしい。

毎回、思うのですが妥協せぬ精神力に脱帽です。私など2基のレコードプレイヤーの調整でも1台上手く鳴ればそのまま継続、もう一つは聴かない。もし調整が必要になると時間がかかるので、かなりダルです。」

ありがとうございます。

これからも簡単に妥協しない「
熱意」に向けて精進します(笑)。


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ウィスキーとバラの日々

2023年01月20日 | オーディオ談義

「自縄自縛」(じじょう じばく)という言葉がある。

広辞苑によると「(自分の縄で自分を縛る意)自分の心がけや言行によって自分自身が動きが取れなくなり、苦しむこと」と、ある。

自ずから「オーディオ」に関しては「不肖の身」を自認しているが、これとそっくりのことを体験したので縷々述べてみよう。

このところ、大いに気に入っている「JBLシステム」。

この立役者は何と言っても久しぶりに登場した「PX25シングル」アンプ。



とはいえ、口幅ったい言い方になるがこの世に完璧なオーディオ機器は存在しないと思っているし、言い換えると、どんな名器でさえも何がしかの欠点がある。

このアンプも例外ではなく、インターステージトランス(UTC「A19」)が、やや非力なためパワーの面で十分な能力を発揮できていない憾みがある。

今回の場合は駆動対象の「D123」(口径30cm)の能率が「100db」前後(通常はせいぜい95db前後)と高かったため、うまくいったと秘かに睨んでいる。

で、このアンプでウェストミンスターを駆動したらいったいどういう音が出るんだろうと、ふと気になった。

これまで散々実験してきたはずだが、周辺環境も変わっていることだし、再度トライしてみようかな。

こうなるとどうにも止まらない。せっかくJBLシステムから「いい味」を引き出しているのにと、後ろ髪を惹かれながらもさっそく実験に取り掛かった。

な~に、スピーカーをちょいと動かすだけだからものの5分もあれば十分だ。

ただし、問題がある。このシステムはクロスオーヴァーを700ヘルツ前後に設定しているのだ。

つい最近のブログで「200~1000ヘルツの間にクロスオーヴァーを設定し、マグネットの違うユニットを混ぜ合わせるのは・・」と記載したばかり。

お前は「言うこと」と「すること」が違うじゃないかと責め立てられると一言もない、まさに「自縄自縛」(笑)。

で、窮余の一策として低音域用のユニット「スーパー12」を200ヘルツ前後でハイカットしてみた。



ムンドルフのコイル「6.4mh(ミリヘンリー)」は丁度200ヘルツあたりでハイカット(-6db/oct)できる計算になっている。

これに対して中高音域を受け持つ「175ドライバー」(JBL)は900ヘルツでローカットしている。

これでは「200~900ヘルツ」の周波数帯がスカスカになるはずと誰もが思うのだろうが、2台のアンプのボリュームを上手く調整すると意外にもそこそこ聴けるんですよねえ(笑)。

大きな箱の響き効果もあるのだろうか、「200×2=400ヘルツ」まで「6db」の減衰だが、それに留まらずずっと上の周波数まで伸びている感じがするし、その一方「175」も「900÷2=450ヘルツ」まで「6db」の減衰になるが、それぞれ両者の減衰帯域で響きが程好く収まっている、としか思えない。

そして、今回のテスト盤は「風のかたみ」で、チェロ奏者「藤原真理」さんの入魂の演奏であり、収録されている曲もすべて素晴らしい。



ウェストミンスターとチェロの相性がとてもよくて、その昔「酒とバラの日々」という映画があったが、それにちなんでもう毎日が「ウィスキーとバラの日々」~。

やっと「自縄自縛」から解き放されましたぞ!(笑)。



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二件の訃報

2023年01月19日 | 独り言

☆ 作家「加賀乙彦」氏

昨日(18日)のネットで次のような訃報が目に入った。

「宣告」などの小説で知られる作家で精神科医の加賀乙彦(かが・おとひこ、本名小木貞孝=こぎ・さだたか)さんが12日、老衰のため死去したことが17日分かった。93歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。

 陸軍幼年学校在学中に敗戦を迎え、戦後、東京大医学部を卒業。東京拘置所医務部技官などを経て、1967年に「フランドルの冬」を刊行した。

死刑囚の心理を描き、信仰と人間の救済を見つめた「宣告」で日本文学大賞、「帰らざる夏」で谷崎潤一郎賞、自伝的な大河小説「永遠の都」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。日本ペンクラブ副会長などを務めた。日本芸術院会員、文化功労者。

「加賀乙彦」さんといえば、「小説家が読むドストエフスキー」を題材に15年前にブログに搭載した覚えがある。



以下、要約すると、


本書で解説されている作品は「死の家の記録」「罪と罰」「白痴」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」の5作品となっている。いずれも実に懇切丁寧に読者に分かりやすい内容になっており、著者のドストエフスキーに対する畏敬の念もしっかりと伝わってきた。

さらに著者が精神医学の専門家の視点から癲癇(てんかん)の病気もちだったドストエフスキーの「死」に対する人間の描き方、宗教的な主題に独自の分析をしているところに本書の最大の特色があると思った。

断片的になるが印象に残った語句を紹介。

・世界の全ての小説の中で「白痴」が一番の傑作(72頁)

・「白痴」が分かると「悪霊」が分かりやすくなり「悪霊」がわかってくると最後の大作「カラマーゾフの兄弟」が分かりやすい。(102頁)

・20世紀の作家は全てドストエフスキーの肩の上に乗っている。ドストエフスキーを読まずに小説を書きはじめた人は私の周辺を見回してもいない。(116頁)

・ロシア的なキリスト教の形のもとで、いずれの作品ともに犯罪、殺人が主題になっており、罪の極点を描くことで逆に神の愛が描かれている。罪も愛も無限定で極端で途方もないエネルギーに満ちていて、この作品群の究極の姿、総決算が「カラマーゾフの兄弟」です。「カラマーゾフ万歳!」(212頁)

合掌

☆ 女優「ジーナ・ロロブリジーダ」

昨日(18日)の読売新聞に訃報が載っていた。





当時「世界で一番美しい女優」と呼ばれていたが、往年の洋画ファンにとっては「官能的で妖艶」というイメージのもと、強く記憶に残っている方もきっと多いに違いない。

たしか「ジョージ・ペパード」(名作「ティファニーで朝食を」の主役)だったと思うが、記者から「100万ドルあったとしたら何に使いますか」の問いに対して「そうだな、ジーナと一晩でいいから遊びたいな」と答えて、物議を醸したことがあった。

享年95歳といえば天寿を全うしたといえよう。

合掌


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「JBLとヴァイオリン」 は 「水と油」ではなかった

2023年01月17日 | オーディオ談義

このところすっかりのめりこんでいる「JBL」システム。

どうせ1週間もすれば別のスピーカーへ交替させるのが我が家のパタ~ンだが、どうやらその気配もなさそうで喜ばしい限り(笑)。



日頃、イギリス系のスピーカーばかり聴いているので、物珍しさも手伝って一時的なフィーバーというのも考えられるが、どうもそればかりでもなさそうである。

何よりも音の解像力がいい。実に細かい音を拾うし、スピード感も抜群で歯切れも申し分なし。そして、まるで炊き上がったばかりの「ご飯」のような「粒立ち」の良さを感じさせる。

「D123」(口径30cm)と箱とのマッチング、075ツィーター(削り出しのステンレス・ホーン付き)などの相乗効果によるものだろう。

そして「サブウーファー」(口径20cm)を後ろ向きにして「100ヘルツ以下」の量感を稼いでいることも無視できない。

ここで、なぜ「100ヘルツ以下」の量感が欲しいのか、ちょっと言及してみよう。

通常、3ウェイ構成のJBLシステムの場合、クロスオーヴァーを500ヘルツあたりに設定すると、こういうサブウーファーなんて要らないほどの量感が得られる。

ただし、マイナス面もあって人間の耳にとって敏感な「200~1000ヘルツ」の帯域でマグネットが違うユニットをクロスさせると相互のユニットが繋がる周波数帯で「濁り」(響きと音色の両面で)が発生するので、それを避けるために我が家では現状のようなサブウーファー方式にしている。

これは聴感上というよりも「気のせい」かもしれない、それほど優れた耳を持っているわけでもないし~(笑)。

しかし、そういう先入観があるのでどうしても気になる。

もちろん、いいとか悪いとかいう話ではなくて、気になるかならないかだけの問題なので、ご本人がそれでよければそれでよろし。

かくして、サブウーファーの課題が解決し(我が家のJBLに)最後に求めるのは前々回のブログ「たかがヴァイオリン、されどヴァイオリン」で述べたように、ヴァイオリンの「いぶし銀」のような響き。

まあ、無いものねだりだろうが「いぶし銀」とまではいかないまでも、気にならない程度までには攻めたいところ。

対策その1



「D123」と「075」のクロスをこれまで「コイルとコンデンサー」を使って「7000ヘルツ」(-6db/oct)に設定していたのだが、ふと以前使っていた「小道具」を思い出した。

「8000ヘルツ」の「ローパスフィルター」で「肩落ち」が「-12db/oct」というのが気に入った。それだけ双方のユニットの干渉が少なくなるから。

右チャンネルだけこのフィルターを使い、左チャンネルは従前のままで試聴すると、明らかに右チャンネルの方が爽やかな響きがしたので、左チャンネルも交換。

対策その2

「D123」を駆動するアンプをいろいろ試してみた。「WE300Bシングル」「2A3シングル」「6AR6シングル」(三極管接続)、いずれも甲乙付け難しだったが、とうとう決め手がないまま最後には「PX25シングル」の出番となった。

昨年(2022年)の11月にオーディオ仲間(福岡)がお見えになったが、その時以来の出番になる。

 

出力管に「PP5/400」(英国マツダ)を使ってもいいのだが「D123」を「8000ヘルツ」でハイカットしているので、弟分の「PX25」で十分だろう。

そして、このアンプでヴァイオリンに耳を澄ませたところ、あっと驚いた。透明感、艶、色気・・、十分揃っているじゃないか!

さすがはイギリスの真空管で、陽気で開放的なJBLを思慮深い内向型へと手なずけた感じがしたが、最初からこのアンプにしておけばよかったなあ(笑)。

対策その3

「押してもだめなら引いてみな」で、逆に自分の耳をJBLサウンドに馴染ませることにした。



バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ」では最高峰とされる「ヘンリク・シェリング」の演奏で、このソナタをリピート再生にして延々と繰り返し耳に叩き込んだ。

一段落したら、次は「みどりアンコール」に移ってこれもリピート再生でじっくり聴きこんだ。



こういう涙ぐましい努力のもと、「JBLとヴァイオリン」はけっして「水と油」でなかったと思えるようになりましたよ(笑)。



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明日は明日の風が吹く

2023年01月15日 | 独り言

昨年(2022年)の12月がメチャ寒くて、これでは1月が思いやられると心配していたところ、予想外にも元旦から高い気温が続いていて、「心臓血管」が細めの人間にはうれしい悲鳴。

このまま春まで持ち越してくれるといいのだが、おそらくそうは問屋が卸すまい。

ところで、2日ほど前に12月分の電気代の請求書が来たので一瞥したところあまりの高額に驚いた。

通常の冬の電気代は1か月あたり「2万5千円」(夫婦二人)ぐらいだと記憶しているが、何と「4万円」にもなっていた。

このところの物価高だが、中でも電気代の値上がりは異常ですね。

どうせ家人が払うのだから自分の懐が痛むわけではないが、その余波で「オーディオの電気代」まで「白い目」が向けられると困るなあ。

立場上「俺が稼いだ金だからつべこべ言うな」とは、言えないところがつらい(笑)。

という前置きのもと、今回の話題は「節約」といこう。

以下、いささか「みみっちい」話になるがどうか悪しからず。オーディオには見境なくお金を突っ込むんですけどね~(笑)。

で、まず身の回りのことで節約できることとなるとクルマがらみになる。


☆ クルマに乗る機会を減らす

現役時代は通勤に使っていたので年間2万キロほど走っていたが、現在は半分に減っておよそ約1万キロの走行距離となった。

使い道は運動ジム、図書館、買い物、オーディオ仲間のところへの往来が主体だが、走行距離をもっと減らそうということで、まず標的を「運動ジム」に絞り込もう。

片道7キロほどの所だがわざわざ行かなくても、家の周りをウォーキングすればいいし、筋トレだって身の回りの小道具を使えばいいというわけで、これまで皆勤賞のところをほぼ削減するとなれば、どのくらいの節約になるか計算してみると、

自分が乗っているハイブリッド車の燃費がおよそ17キロ/リットルだから、「ガソリン代174円÷17キロ」で1キロ当たりにするとコストが10円になる。

したがって運動ジムへの往復にかかるガソリン代は1回あたり「10円×14キロ=140円」。それに加えて「運動ジム」の入室料が1回あたり100円になるので、これも節約対象になる。

これらを合わせて削減分を換算すると「240円×30日」として、1か月あたりおよそ7000円の節約になる。

これは大きい。1年間、この調子でいくとかなり優秀なSPユニットが1ペア買えるほどだ(笑)。

まあ、せいぜいこんなところかな。


クルマの話が出たついでにもうひとつ。

我が家に試聴に見えられるお客さんはすべて男性だが、駐車場に入れるときは必ずといっていいほどバックで入られる。ところが我が家の家人はいつも前向きに入れてくる。

「おい、クルマを入れるときはバックで入れるクセをつけておいた方がいいぞ、出庫するときに楽なんだから。」と、口を酸っぱくして言うのだが「私のクルマなんだから、いろいろ言わないで!」と、えらい剣幕である(笑)。

ただ、家人ばかりでなくどうも前向きに駐車するのは女性ドライバーに多い傾向があることに以前から気が付いている。


以前のこと、オーディオ仲間が帰られるときに「女性というのは前向きに車を停める傾向があるようですね」と、水を向けると「女というのは目先のことが良ければそれでいいですからねえ」と、ポツリ。

苦楽に直面するときに「目の前の楽を先にとって苦を後回しにする」か、それとも逆にするか、これはとても些細な事例だが何だか男女の基本的な人生観の違いに通じるような話だと思う。

そこで思い出すのが「風と共に去りぬ」(原作:ミッチェル女史)のヒロインでビビアン・リー扮する「スカーレット・オハラ」が映画の最後のシーンでつぶやく極めて印象的な台詞。 

「明日は明日の風が吹くわ!」(Tomorrow is another day)

 

今回の記載にあたって、改めてググッてみると厳密な意味は「今どんな苦境にあっても、明日になれば物事はいい方向に転じるものである。」ことのようである。

そうか、女性は常に前向きで生まれつきの楽天家なんだ(笑)!



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たかがヴァイオリン、されどヴァイオリン

2023年01月14日 | オーディオ談義

このところ、サブウーファーを「後ろ向きに使う」シリーズを延々と展開しているが、前々回のブログで紹介した最終形は次のとおりだった。



とうとうグッドマンの「TRIAXIOM」まで動員する騒動になったわけだが、ここで参考のために我が家の6系統のスピーカーを「大中小」の視点から分類しておくと、

<大型スピーカー>

ウェストミンスター+175ドライバー(JBL)

<中型スピーカー>

「TRIAXIOM」、JBLコンビ(D123+075ツィーター)

<小型スピーカー>

「PL-100」(モニターオーディオ)、「AXIOM80」、「スーパー10」(ワーフェデール)

以上のとおりだが、「小型スピーカー」の実験がひととおり終えて、「TRIAXIOM」の登場とくれば同じ中型の「JBLコンビ」も登場させたくなる。

というわけで、「同軸3ウェイの見事なハーモニー」に大いに後ろ髪を引かれながらも「JBLコンビ」へと移行。



今回はそれぞれのユニットに真空管アンプを3台使う変則的な3ウェイマルチシステムの編成となった。

ちなみに、「D123」と「075」はクロスオーヴァーを7000ヘルツ(-6db/oct)あたりに設定している。また、サブウーファーは70ヘルツあたりでハイカット。

そして、全体的にスッキリとした爽やかなサウンドに思わず小躍りして、「ええなあ! やっぱりおいらはJBLが好きなんだよなあ・・。075ツィーターは最高だね~」。

ところが、大好きな「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K364」(モーツァルト)に移った途端に、何じゃこれは~。



「まるで蒸留水のような味も素っ気もないヴァイオリンだな、きれいな音は出すんだけど・・」。

「ピアノ、管楽器、ボーカル」についてはJBLコンビの方がすこぶるよろし、細かい音もよく拾うし総合的には上だが、ことヴァイオリンにかけては英国系ユニット独特の翳りある「いぶし銀」のような響きに一日の長がある。

もちろん個人的な感想ですよ~。

たかがヴァイオリン、されどヴァイオリン・・。

クラシック音楽はヴァイオリンの響きが生命線であることを今更ながら思い知らされた。

結局、こうして「TRIAXIOM」か「JBLコンビ」の二者択一を迫られてしまったわけだが、当面は「JBLコンビ」の方が楽器の適用範囲が広いので、何とかヴィオリンの「妖しい響き」を出す方向に傾注したいところ。

となると、必然的に駆動するアンプに目を向けざるを得ない。

まずは、プリアンプの交換といこう。

「マランツ7」型から「安井式」へ。これで随分と印象が変わってヴァイオリンの肉付きが少しばかり良くなった。しめしめ~。

次に「D123」(口径30cm)を駆動していた「WE300B」アンプのレンジが広すぎて、「075」ツィーターとの被りが多すぎるように思えたので、音の重心が少しばかり下がった「2A3シングル」へと変更。

この二段構え作戦でヴァイオリンの響きがかなり好みに近づいてきたのはありがたい。

当面はこれで推移するとしても、ほかに手立てはないかなあ。

あっ、3台のDACの使い分けも考えなくては・・。



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王朝日記の魅力

2023年01月13日 | 読書コーナー

誰しも「小・中・高」時代に習った国語の「教科書」の一節の想い出が、鮮明に、あるいは朧げかは別にしてある程度記憶として残っているように思う。



本書には「蜻蛉(かげろう)日記」「更級(さらしな)日記」「和泉式部日記」の三巻の解説が収められているが、「更級日記」の一節に触れてふとそういう思いに捕らわれた。

「走る走る、僅かに見つつ、心も得ず、心許なく思う”源氏”を一の巻よりして、人も交じらず、几帳の中に打ち臥して、引き出つつ見る心地、后の位も何にかは為(せ)む」

口語訳としては「あれほど読みたかった源氏物語をようやく1巻から読むことが出来た。カーテンを引いて夢中になって読んでいると、もう后(きさき)の位なんてどうでもよくなるわ」

「更級(さらしな)日記」の作者は「菅原孝標(たかすえ)の女(むすめ)で、あの「学問の神様」とされる「菅原道真」の子孫であり、こうして源氏物語を読む機会を得たのは彼女が14歳の時である。

史実によるとこれは「1020年」の話だそうで、たしか高校時代の「古文」の授業だったと思うが、当時「今から1000年も昔に、こんな読書好きの少女が居たんだ。今と少しも変わらないじゃないか」と、妙に記憶に残っていた。

ちなみに、本書によると「蜻蛉日記」の著者は「更級日記」の著者と姻戚関係(母方の伯母)にあたるとのこと。

現代の日本人にこういう読書好きの「DNA」がはるか1000年の時空を超えて脈々と引き継がれているかと思うと、何だか愉快になりませんかね(笑)。

そして、もうひとつ「教科書」の想い出となると次の「詩」が浮かんでくる。

のちのおもひに(立原道造)


夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に

水引草に風が立ち 草ひばりのうたひやまない しづまりかへつた午さがりの林道を

うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた ――

そして私は 見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……

夢は そのさきには もうゆかない

なにもかも 忘れ果てようとおもひ 忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには

夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう

そして それは戸をあけて 寂寥のなかに 星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう

わずか24歳で夭折(病気は結核)した詩人「立原道造」の名前が今ではほとんど出てこないのが残念。

「優れた芸術作品はその底流に死を内在させている」とは、心理学者の「河合隼雄」氏の言葉だが、その辺の雰囲気を感じ取って妙に記憶に残っていたのかもしれない。

ただし、細かな解釈についてはネットからそれらしき解釈を引用させてもらいましょう。

「作中使われている「夢」という言葉は、「魂」と置き換えてもよいであろう。動くこともままならず病床で死を迎える作者は、自らの魂を、かつて自分が愛したところへ彷徨させ、自分との別れを物語らせる。

その哀悼の彷徨を終え、魂が行き場を失ったとき、魂は凍りつくのである。すなわち、死、である。

生と死を隔てる扉から、魂は生の場より退場する。その先の世界は、寂寥に満ちた星くづに照らされた道であった。

ここで語られているのは、作者自身の死である。

作者は率直に自身の死を見つめ、自らの死の床を想像し、自らの死そして死の世界を考え、それらを表現する言葉を磨きぬき、完璧な詩に昇華させている。その徹底した冷徹な作業を行う、若き作者の精神の強さに私は慄然とする。

名作というもの、年を経れば、見えてくるものはまた違ってきて、新たな魅力を知ることができる。」



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