「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

番組視聴コーナー~「クラシック音楽喫茶」の名店紹介~

2008年07月26日 | 番組視聴コーナー

以前、「クラシック音楽喫茶」を開店してみたいという夢を書いたことがあるが、現実の存在として東京都内の三店を紹介した番組があった。

好奇心を満たしてくれたので紹介してみよう。

番組名      ハイビジョンのひととき「音楽名店探訪」

チャンネル    BS-i

と    き    2008年7月15日(火) 19時~19時54分

概    要    「名曲への誘い・東京クラシック篇」
           国分寺・吉祥寺・渋谷の名店

ジャズ喫茶は全国各地にあまねくあってそう珍しくもないが、「クラシック音楽喫茶」ともなるとファン層も限られていてそうそう簡単に成り立つ商売ではない。人口が密集した大都会ならではの賜物だろう。

地方に住んでいる自分には、こういう根が張ったクラシック愛好家に支えられた本格的な音楽喫茶があるのはまったくうらやましい限り。

音楽は基本的には自分の内面や過去の記憶と向き合って一人で聴くものだと思うが、ときには違った音質と広い空間で同好の士が集まって同じ曲を一緒に聴くのも捨てがたい味があるようにも思える。

番組の冒頭、
「ときの移ろいに流されることなく生き続けるこだわりの音楽空間」、「音楽文化の伝承者として今なお愛されている安らぎの場所」の見事なナレーションとともに名店紹介が始まった。

まず最初のお店。

 名曲喫茶「でんえん」(国分寺)

      
  外 観          店  内         店  主         実  演

まだ都内でも喫茶店が珍しい時代の50年前にオープン。夫婦二人三脚で始めたが、ご主人が27年前に他界され、現在は新井冨美子さんお一人で30席ほどを切り盛りされている。

バックに「田園」交響曲(ベートーヴェン)が流れる中でのインタビューで国分寺を選んだのは家賃が安かったからで、もともとは米蔵だった建物を改造。借り手がなかったので大家さんから拝み倒されたという。

何といっても売りは音響がいいことで、ソースはもちろんレコード。お客さんでありながら熱心なオーディオ愛好家の手作りのスピーカーが設置されてある。また、当時、美人のウェイトレスを常時3人置いていたことも魅力のひとつだったそう。

お客は一橋大学や津田塾などの学生が多かったそうで当時コーヒー一杯が50円、現在は450円というのがいかにも歴史を感じさせる。

たまに演奏会も催しており、当日は「三上 ヤスヒロ」さんのアコルデオンの生演奏を聴かせてくれた。大変お上手で、これは見事に音楽になっている!

最後に、今後の店の運営についてだが新井さん一代のつもりだが、お客さんの中で後を継ぎたい方がもしあればというコメントだった。自分が近くに居住していれば手を挙げるかも。ただし、現在の装置のままで引き継ぐというのがネックになりそう・・・。

 クラシック音楽鑑賞店「バロック」(吉祥寺)

       
   外 観         店 内           店 主        5台のアンプ

1974年開店。28席ある店内正面には2セットの大型スピーカーが設置され曲目に応じて使い分け。店内は私語厳禁で所蔵レコードはバロック期を中心に6000枚。

店内のアンプ(5台)は「伝説の真空管アンプ製作者」と呼ばれ、17年前に亡くなられたご主人「中村数一」氏が製作されたもので、1台あたり半年から1年かけて心血を注いで作られたそうで以後、妻の中村幸子さんがお一人でこれらの装置を守っておられる。

ご主人は享年53歳と比較的若死で、慣れない喫茶店の営業がストレスとなって命を縮めたのではと気にされていた。一時、お店を閉めたもののお客の熱烈な要望で再開されたという。

たまたまバックに流れている音楽が、コルトー、チボー、カザルスによる伝説の「大公トリオ」(ベートーヴェンop.97)で、この選曲を見てもお店の雰囲気の察しがつこうというもの。

自由帳(ノート)をおいてお客に感想を書いてもらうのも音楽好きだったご主人のアイデアで、レコードコレクションの傾向はバロック、古典派まででロマン派については他所の店で聴いてくれという姿勢。

「常連さん」へのインタビューでは、次のような熱烈な賛辞が贈られている
・貴重なレコードが一杯で最大の宝
・この店は心の支えで魂の癒しの場所
・席がすべてスピーカーに向いていて聴きやすく、来るたびに心が浄化される

中村さんは亡きご主人の製作したアンプが生きている間はこのお店を続けて生きたいとおっしゃっている。

 名曲喫茶ライオン(渋谷道玄坂)

       
  外 観           店 内          店 主          開店当時

開店から80年続く名曲喫茶の殿堂。立体的な音にこだわってレコードプレーヤーを特注し、高さ3mの巨大スピーカーは音の周波数まで技師と相談して決めたという。

店主の石原圭子さんが先代、そして亡きご主人の遺志を継いで運営されてきたが、開店当初はもの珍しさも手伝って大繁盛で地下から3階まで大入り満員だった。

現在はお客の数も随分減って、居住地のドーナツ化現象、しかも高齢化現象が追い討ちをかけている。しかし、熱心な人もいて毎週大阪から泊り込みで聴きに来る人もいるという。

とにかく全国区のお店として、地方から上京された方が「自分のふるさと」「まだあった」と喜んだり、「父がよく来ていたので」と子息が来たりするとのこと。

石原さんは、これからもゆっくり落ち着いてクラシック音楽に浸り、身体に音を浴びてリラックスできる雰囲気のお店にしていきたいとおっしゃっている。

以上、約1時間の番組で三店の紹介だったが、いろいろと符合することが多いのに気付く。

 CDではなくてレコードをソースにしている

 オーディオ装置にこだわりがあり個性的

 いずれも都内にあって長い歴史が刻まれ開店時の伝統が今なお生きている

 店主が年配の女性で、いずれも亡くなられたご主人の遺志を継いで経営している

特には偶然の一致にしては出来すぎている!

クラシック音楽喫茶の店主(男性)はなぜ長生きできないのか?


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釣り紀行♯30~他人が釣れた話は面白くない!~

2008年07月24日 | 釣り紀行

作家にして釣り師の「夢枕 獏」さんの著作「毎日釣り日和」(2008.5.15毎日新聞社刊)を読んでいたら241頁に次ぎのような記載があった。

「”だいたい、他人が釣れた話は面白くない”というのが、釣り人の一般的な考え方である。にもかかわらず、プロの釣り師は、あまり釣れなかった話は書きたがらない。しかし、ぼくは所詮素人だから、釣れなかった話や自分の技術が未熟であるという話を平気で書く。そこが面白いということらしい。しかし、こちらは面白い話を書くために、わざと釣らないのではない。本当は、たくさん魚を釣っていやがられるほど自慢話を書きたいのだ。」

夢枕さんの邪気のない風貌を見ているだけで、「この人は生まれついての楽天家で楽しいことばかりを思い描いて人生を送ってきた人だろうなあ~」といつも感じ入るのだが、ここに書かれていることはまさしく自分の心理にピッタリ。

とにかく釣れなかったときの話は正直言って書きたくないのがホンネ。いつもたくさん釣ってさりげなく自慢話を書きたいのだが、そうは問屋がおろさないのが釣りの世界。

自然が相手の釣りはそんなに甘いものではなく、どんなに、緻密な計画を立てても、そしていろんな工夫してみてもどうしても釣れない日がある。そういうときは、ブログにどう書こうかしらんと釣っている最中から脳裡をよぎっていく。

しかし、釣れないときは釣れないなりに何とか格好をつけるのが腕の見せ所だろう。それに「他人が釣れた話は面白くない」という強い後押しもある。むしろ、釣れなかったときの原因や状況を書くのもいいかもしれない!

さて、延々と予防線を張ったのでお分かりのとおり、7月22日(火)の釣行はまるで釣れない日だった。場所は前回の釣行で味をしめたF波止で、今回は最初から直行。午後の中汐の「下げ7分(ぶ)~上げ3分」を狙った理想的な時間帯なのだが、これがまったくうまくいかない。

一番の原因が強風。7月なのに前日に雨が降って低気圧が去り高気圧の張り出しによって気圧の差ができ海上ではときどき突風交じりの強風が吹き荒れた。竿さばきが困難、仕掛けのもつれ、釣りの小道具が吹き飛ばされるなどたいへん。(しかし、やや涼しかったのはありがたい)。

次にマズかったのが、稚鯛(6cm程度)が山のようにたくさん湧いていてお目当てのクロ(メジナ)がツケエに食いつく前に失敬してしまうこと。これではもう釣りにならず策の施しようがない。

場所を替えようにも、出発時間を遅らせたため時間帯が中途半端で移動時間と仕掛けの手間を考えるとまさに絶望的。

仕方がないので、考えられる最善の方法
「あっちこっち投法」をやってみた。

マキエを「あっちこっち」にできるだけ遠くに飛ばして稚鯛がいなくなった隙にクロを狙うという非常に忙しくて、しかも
なりふり構わない品の悪い釣り方。

しかし、こうすることでようやく釣果が得られるようになってきた。それでもポツリ、ポツリと手の平クラスのクロが上がる程度で我慢あるのみ。そのうちようやく、1匹大き目が来た。本日最初で最後のチャンス。

今回の竿は渓流用(ダイワの華厳5.3m)を海釣り用にガイドをつけ改造して初めてのトライだったが釣り味がまことに絶妙で一気に魚が寄ってきた。竿が短いのでタモ網の操作がしやすく一発でうまく掬えた。

この竿は弾力や、重心のバランス、軽くて取り扱いやすさなどが抜群でこれからメインの竿にすることにした。それに7.1mの竿を1日中振り回すと、釣行の後、いつも手首が痛くなるのが通例だったが今回はぜんぜん痛くならず、これは今回の大きな収穫だった。

       
               600g       釣り場(突端部)        対面の遠景

結局、全体で23匹、一番大きかったのが600gだったが、全般的に小ぶりでなんとも冴えない釣果だった。

それと、食味の話だがたった1週間の違いなのにクロ(メジナ)の脂分が抜け落ちていたのにはビックリした。カミサンが言うには料理しているときからヌルヌル感がないといっていたが、実際に食べてみると刺身も吸い物も淡白そのもの。いつもの脂分の3分の1程度だった。

なお、クロ(メジナ)が一番美味しいとされているのは寒グロ。海苔などを主食としているので磯臭さが抜けてたしかに超美味。その次が梅雨グロでこれは脂分がたっぷり乗ったおいしさが重宝される。

真夏のクロは番外の(粗末な)扱いだが、自分はむしろ淡白なほうが好みなので今ぐらいが丁度いい。

と き      2008年7月22日(火)、海上ときどき強風

ところ      Y半島F波止

釣り時間    12時30分~17時20分

汐        中汐(干潮15時前後)

マキエ      エサ取り用(ジャンボ1.5角、米ぬか2袋)
          本命用(オキアミ小粒1角、パン粉1kg、集魚材チヌパワー)

ツケエ      オキアミ小粒

釣 果      クロ23匹、うち1匹(600g)  

 


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釣り紀行♯29~猛暑対策に恥も外聞もなし~

2008年07月17日 | 釣り紀行

7月1日(火)から早くも2週間あまり、釣り師は常に釣行のチャンスを狙っている!

先週(6日~12日)、たった1日だけ「午後の汐の具合」がいい日があったので、カミサンに釣りに行こうかしらんとそれとなくお伺いをたてたところ、「こんなに暑いと日射病になりますよ」と猛反対を受けた。

やむなく釣行を諦めたが、自分の身を心配してくれるのはありがたいのだが、どうやらほかにも理由がありそうで、それはどうも
釣った魚の後始末。夕食後にウロコをとって内臓を取り出す作業が大変難儀のご様子。(35年も一緒に住んでいれば裏事情はピンとくる!)

そうはいっても、今週(13日の週)は汐が絶好調でどの日を選んでも釣行にはどんぴしゃり。誰がどう言おうと絶対行くと決めて14日(月)にしようか、15日(火)にしようかと迷ったが、ナント15日は全国的に一斉休漁日。

当然、釣りのほうも自粛せねばなるまいと思い15日を避けて14日に決定した。また、カミサンには釣ってきた魚はご近所、知人に配りまくることを匂わせてようやくOKをもらった。

なお、この一斉休漁日の設定は全国漁連の掛け声のもとに全国すべての漁船が一斉に漁を休業し燃料費の高騰によって経営が圧迫されている漁業の実情をアピールする狙いという。当然のことながら漁獲量が減って魚の値段が上がるので消費者にとってはあまりいい話ではない。

しかし、釣り人にとっては釣った魚が多少なりとも希少価値を帯びるわけだからこれはこれで有利な話。釣り人を大切にする風潮になるやもしれず、さらにはもしかすると釣った魚を元手に「もうけ話につながりはしないか」と
”さもしい根性”をおこしてしまった。

「何かものごとが起きたときに、大義を考えずに真っ先に自己の損得を優先させる人間を小人という」と何かの本で読んだことがあるが、まさしく自分は・・・・・。

おっと、反省はこのくらいにして釣行の話へ。

この猛烈に暑い日に釣りに行くのだからそれなりの準備が必要。まず、水分の補給は絶対でペットボトル4本を携行。うち2本は冷凍庫に入れてカチンカチンに凍らせたもの。

それと顔が日焼けしないように(どうでもいい顔だが皮膚がんになると困る)頬かむり用として普通の長さ以上の綿タオル、それも紫外線に効果がある濃色系の紺色を巻きつけた。いわゆる
盗人(ぬすっと)スタイルというやつ。とにかくこの猛暑の前には恥じも外聞もなし。

いつもの釣り場に着いたのは10時前後。海辺では少しぐらい風が吹きぬけているだろうとの見込みはやはり甘かった。ジリジリと照りつける太陽のもと微風もない中での釣り開始。

と、どうやら魚のほうもこの暑さに参っているのかしらんと思うほど、サッパリ釣れない。それにエサ取りの小魚の方は凄い群れでこれではまったく釣りにならない。ポツリポツリと手の平クラスのクロ(メジナ)が上がる程度。常に良型を見るこの釣り場ではこういう状況はホントに珍しい。どうも土曜、日曜にかけて釣り人が大量にマキエをばら撒いた(?)ので魚が満腹のご様子。

「下げ七分、上げ三分」の釣れる汐どきのセオリーもまったく通用せず、状況は悪くなるばかりで20匹前後を釣ったところでやむなく場所替えをすることにした。いさぎよく見切りをつけるのも釣り技のひとつ。時刻にすると13時半前後。

次の移動先は昨年、型が悪いなりに行くたんびに大量に釣れた馴染みのF波止へ。釣り開始は14時30分ごろからだったが、何とここでははじめから入れ食い状態。同じ海域でも場所によってこんなに違う。

それに、いつもの釣り方をやめて、型狙いを主とした釣りをやってみた。始めに沖のほうに遠く仕掛けを飛ばしてそれからマキエを打ち、徐々に仕掛けをマキエの場所に引き寄せる作戦。この釣法は手返しには時間がかかるが型のいいクロほど出足がよくてマキエに早く到達するので良型がかかる可能性が高い。

そのうち、狙いが功を奏してこの日一番の良型がかかった。当初迷ったのだが手元にタモ網を準備しておいてよかった。やはりどんな釣り場でも
「なめたらあかん」。

                      

結局この場所でバタバタと30匹ぐらい釣れたが、この一番の良型を家に帰って計測したところ波止にしては上出来の520gあった。(右の写真)。全体では54匹で大型クーラーで6分目程度。(左の写真)

納竿は16時20分頃、日暮れになると大物が出てきそうな雰囲気で名残惜しかったがマキエも切れたことだしまあまあ納得のいく釣行だった。

それにしても今回は暑くて暑くて、用意していたペットボトル4本はすべて呑み尽くしてそれでも足りないくらいだった。次回は5本程度持って行くことにしよう。

なお、夜の19時30分からは今年の4月から地元自治会の役員(会計担当)をしているので校区の防犯パトロールに狩り出されて30分程度の行進の列に加わったが、朝から夜まで大忙しの一日だった。

と     き      2008年7月14日(月) 海上無風、午後から微風

と  こ  ろ      Y半島K地区神社横空き地 → F波止

釣 り 時間      10時20分~16時20分

汐            中汐(干潮:11時30分前後)

マキエ          オキアミ1角、ジャンボ2角、パン粉、集魚剤グレパワーV9

ツケエ          オキアミ

釣    果       クロ(メジナ)54匹

メ     モ       次回も暑さ対策に万全を。飛ばし浮きはGTRを使用のこと
              集魚剤はチヌパワーかV9か迷うところ
 


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愛聴盤紹介コーナー~ハ短調ソナタK・457の聴きくらべ~

2008年07月15日 | 愛聴盤紹介コーナー

今年の九州地方の梅雨は例年に比べて早く終わったようで7月初旬から真夏の太陽がガンガンと照りつけている。

こう暑いと、日中からクラシック音楽を聴く気にもなれずオーディオ装置のスイッチを入れるのも億劫になる。それにエアコンに頼りきって部屋に閉じこもるのも不健康だし、こういうときは風通しのいい木陰でミステリー小説や好きな本でも読むに限る。

というわけで我がオーディオ・ルームの片隅では最近購入したDVDやCDが聴くことなく、たまる一方だが、土曜日(12日)は朝から曇り空で珍しく涼しい気配が漂って、体感的に気持ちがいい日。

カミサンは用事があって朝から外出、91歳の母は週3回のデイケア施設(8時~16時)ということで家中ただ一人になったので久しぶりにのんびりと音楽を聴く気になった。

まずは最近購入したクラウディオ・アラウのモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。その中から早速、お目当の第14番ハ短調K457の第二楽章をピックアップ。

わずか9分前後の小品だが、これまでにも書いてきたとおりここにはモーツァルトの虚心坦懐な独白(と思うが)が吐露されているところが気に入っている。

おそらく失意のときに作曲されたと思うが淡淡と音楽が紡がれていきながら終盤のクライマックスのところで胸がキュンと締め付けられるような
「切なさ」を感じるフレーズがある。このフレーズの処理が奏者によって違うのが聴きどころ。

アラウの演奏はきちんとした折り目正しさと情緒的な豊かさを織り込んだもので大家らしい風格が漂う。やっぱり購入して正解だったと自己満足の世界に浸る。こうなると本腰を入れて他のピアニストが弾いた同じハ短調(第二楽章)はどうだろうかと聴き比べたくなる。

早速、つかの間の競演会となった。

 クラウディオ・アラウ       録音:1974年   演奏時間:8分39秒

 ワルター・ギーゼキング     録音:1953年   演奏時間:7分37秒

 内田光子             録音:1983年   演奏時間:8分11秒

 マリア・ジョアン・ピリス      録音:1990年   演奏時間:7分25秒

 グレン・グールド         録音:1973年   演奏時間:12分12秒

                  

                      

いずれも、歴史に名を刻むといってもよい大ピアニストばかり。このうち今なお存命なのは内田さんとピリスの二人だけ。

本命はグールドでこれまで耳にタコができるほど聴いてきたが、いまだにあのハミング(弾くときのうなり声)が耳にこびりついて離れない。真打登場は一番後回し。

ギーゼキングは脚本家石堂淑朗氏の一押しの奏者で、確かに立派な演奏だがやや録音が古い(モノラル)。しかし、聴けば聴くほど味が出てくる演奏。

内田さんは世界をまたにかけて活躍している日本出身のピアニスト。外交官令嬢として小さい頃からの外国暮らしで完璧な国際人。日本人の感性と外国人の感性が調和した「内田節」はいつ聴いても魅力的。

自分は指揮者の小澤征爾が嫌いなので彼女の活躍がことのほかうれしい!他のピアニストに比べて少し格落ちかなとやや心配したが、こうやって並べて聴いてみても十分伍していけるのがわかった。それにフィリップス・レーベルの録音の秀逸さには改めて唸った。

ピリスの演奏は鋭いの一言。先鋭的な感性がほとばしって闇夜の中でひと筋の光がキラリと輝きながら奥の方まで切り裂いていくような印象を受けた。

最後に聴き慣れたグールドだが、こうやって4人の後に聴くとえらくスローテンポ。それもそうだろう、演奏時間が12分にも及び一番短いピリスと比べると約5分も違う。

たった9分前後の小品なのに5分も違えば間延びしている印象を受けるのも当たり前。ここではじめて、これまで
「至上の扱い」としてきたグールドの演奏に「これでいいのかしらん」と疑問符がついた。

たしかにロマンチック極まりない演奏なのだがこのテンポの遅さは他の演奏と並べて聴くといささか古さを感じさせるのである。

ひと通り聴いた後で最初に戻ってアラウを聴いてみて、この演奏が一番中庸をいっていると思った。残念なことにアナログ録音のため、演奏中かすかに<サーノイズ>が入るがこの豊かな芸術性に比べればほんの小さな瑕疵にすぎない。

なお、アラウのこの全集は曲目によってアナログ録音とデジタル録音が混在しているので始めから全集として企画されたものではなく、有り合わせでまとめられたものだろうが、デジタル録音に該当する曲目は、これもフィリップス・レーベルだけあって物凄く音質がいい。モーツァルトのピアノ・ソナタが好きな方は一度聴いておいてもハズレはないと思う。

結局、5人の演奏を聴いてみて簡単に誰が一番とは言えず、その日その日の気分によってという感じだったが、何といってもこれまで随分長かった(20年以上!)<グールドの呪縛>から解き放たれた(?)のは収穫だったかな。


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読書コーナー~「夜明けの睡魔」~

2008年07月06日 | 読書コーナー

人後に落ちないミステリーファンだと自覚しているが、音楽、オーディオをやって、釣りともなると、とても時間が足りず(老母の介護もある!)出版された本をすべて手当たり次第に読むというわけにもいかない。

どうしてもしっかりした専門家の紹介本をガイドにして面白そうな小説に狙いを定めることになる。

そういった良本の紹介を専門にした本のうち、「夜明けの睡魔」(1999年5月、創元ライブラリ)というのがある。

著者は瀬戸川猛資(故人:せとがわ たけし)さん。あの有名な「ミステリマガジン」誌上に昭和55年から30回にわたって連載された本格推理小説のガイド本と聞けば、「まあハズレはなかろう」と期待が持てるところ。

それに題名が洒落(しゃれ)ている。
『ミステリーの面白さに夢中になって、つい読みふけってしまい気がついてみたらもう夜明け!やっと睡魔が襲ってきた。』

これがおそらく「夜明けの睡魔」の由来だろう(こちらの勝手な想像だが・・)。

著者の中途半端ではないミステリー中毒振りを髣髴(ほうふつ)とさせる微笑ましい情景がいかにも目に浮かんでくるようで自分も同類項(若いときは!)だったのでよく分かる。

本書をひと通り読んだ後で、すでに読んだ本を除外して、推薦本の題名と作家名のメモを取ったところ全体で20冊ほどになったがそのうち早速手に入れたのが以下の4冊。

ブライアン・フリーマントル「消されかけた男」

ギャビン・ライアル「影の護衛」

コリン・デクスター「ウッドストック行き最終バス」

P・D・ジェイムス「ナイチンゲールの屍依」

ただし、
他人の好みと自分の好みが完全に一致するのは本当に珍しくて、最初から幾分かは割り引いておくのが常識というもの。これまでの苦い経験がしっかりとその辺を教えてくれる。

推理小説に限らず音楽の好みにも似たところがあって、評論家も含めて他人が
「これは大変な名曲」というので聴いてみたところ期待はずれだったというのは決して珍しくない。

個人ごとに遺伝子も違うし、育った環境も異なるので違うのが当たり前で、こういう場合自分の好みに合わなかったということで決して推薦者を責められず、自分なりのフィルターを常に用意しておく「心のゆとり」というか「ダメで元々」という気構えが必要だろう。

さて、以上の4冊を読んでの感想は次のとおり。ただしあくまでも私見。

ウッドストック行き最終バス」(早川書房)コリン・デクスター

本書の裏表紙の概要にはこうある。

『夕闇の迫るオックスフォード。なかなか来ないウッドストック行きのバスにしびれを切らして、二人の娘がヒッチハイクを始めた。その晩、娘の一人が死体となって発見された。もう一人の娘はどこに消えたのか、なぜ名乗り出ないのか?次々と生じる謎に取り組むテムズ・バレイ警察のモース主任警部が導き出した解答とは・・・・・。魅力的な謎、天才肌の探偵、論理のアクロバットが華麗な謎解きの世界を構築する現代本格の最高傑作』

「現代本格の最高傑作」なんて言葉に随分弱い自分だが、読後感としては正直言って手放しで称賛というわけにはいかなかった。

たしかに面白くて中盤あたりまではぐいぐいと息もつかせず読者を引っ張ってくれるのだが、終盤になって残念なことに筋の展開が二転三転しすぎてドタバタしすぎる印象を受けた。考えすぎて小手先の変化に走りすぎ大局観を見失った感じがする。

それに、このミステリーの展開の基軸は男女関係(不倫、それもダブルというのがミソだった!)になっているのだが、推理の背景にこういう特殊な状況(?)を持ち込むのは個人的にはあまり感心しないし、真犯人の設定にもこじつけ感があって無理があり自然な流れではない。

結局どっしりとした重厚感がない印象に尽きる。この重厚感というのは作家の頭の中で小細工をしすぎると醸し出されない類(たぐい)のもので作風となって表れる。

やっぱり
純粋な謎解き、それに「文学的な香り」が加われば申し分なしというのが自分の”ものさし”になる。

というわけで、ちょっと辛口になってしまったが、この「ウッドストック・・・」はまあ「並」よりちょっと上というところだろうか。

☆「消されかけた男」(新潮文庫)ブライアン・フリーマントル

どこから見ても風采の上がらない英国情報部の部員を主人公にしたスパイ・スリラーだった。

東西の冷戦も終結し、いまや「文明の衝突」によるテロの時代になっている、いまさらスパイものでもあるまいとの気持ちが先立つのも止むを得まい。

冴えない主人公の印象もあって中盤まで読むのに結構根気が要る。折角読み始めたので最後まで努力してみようかと続けると、これが終盤になってようやく報われる。

息も継がせぬサスペンスとはこのことで大逆転の鮮やかな結末!

ウーン、これには見事に1本とられました。こんなにいい「スパイ小説」がまだ埋もれていたのですね~!

「影の護衛」(早川書房)ギャビン・ライアル

これはあまりピンとこず、途中であっさりと放棄。

「ナイチンゲールの屍衣」(早川書房)P.D.ジェイムズ(女性)

ある看護婦養成所で起きた看護婦2名の殺人事件を敏腕警視が解決していくもので、所内の複雑な愛憎関係を重厚な筆致で描いていて、謎解きよりも動機の解明に比重が置かれている。これはたいへんな秀作で面白かったの一言。

瀬戸川さんが「夜明けの睡魔」の中で一気に読まないと面白さが伝わらないとあったが、そのとおりで一気呵成に読み上げた。途中で「巻をおくこと能(あた)わず」といった印象。

文学的な厚みも充分で、「P.D.ジェイムズ」恐るべし。

結局、打率2/4だったが他人の推薦が当たる確率はまあこんなものでしょう。それにしても以上の4人の作家はすべて英国出身だったのには驚いた。

                   



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音楽談義~「輸入盤3点購入で25%オフ」

2008年07月04日 | 音楽談義

このところ、CDやDVDを購入するのはHMV(ネット)からと決めているが、つい先日、顧客にあてた個別メールが入ってきた。

「○月○○日午前○時までに輸入盤CD3点を購入すると25%オフ」との魅力的(?)な見出し。

こういう割引セールにはことのほか弱くて
ダボハゼのようにすぐ飛びついてしまう。

今のところ特別お目当ての盤はないのだが、この際だから何か仕入れてみようとすぐにHMVのホームページを開いて、まずはモーツァルトのピアノ・ソナタからチェック。

そこで早速、
クラウデイオ・アラウが弾くピアノ・ソナタ全集を発見。以前、あれほど探し回っても見つからなかったのに、輸入盤としていつの間にかちゃっかり追加されたものとみえる。実に幸先のいい滑り出し。

とりあえず、カートには直接入れず「ウィシュリスト」に保管して3点ためてからまとめて「カート」に入れることにした。

これに勢いを得て珍盤が発見できるかもと次にモーツァルトのオペラ部門に移動してくまなくチェック。

そしたらまず、信じられない低価格のセットを発見。

「コシ・ファン・トゥッテ」 カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー

「フィガロの結婚」 エーリッヒ・クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニー

「ドン・ジョバンニ」 ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーンフィルハーモニー

「魔笛」 フィレンツ・フリッチャイ指揮 ベルリンRIAS交響楽団

以上の4大オペラ(10枚セット)が収録された価格が何と1804円!

これ、皆さん信じられますか?

輸入盤はとにかく安い。フリッチャイ指揮の「魔笛」とクリップス指揮の「ドン・ジョバンニ」はすでに手持ちだが、お目当ては何といってもクライバー指揮の「フィガロの結婚」。

ベーム指揮の「フィガロ・・」を持っているが、このクライバー盤はあのシエピがフィガロ役なので聴き逃がせないところ。

それに、この「フィガロ・・」は評論家たちがダントツの1位として推薦している名盤だったことが注文した後でわかった。クリップス指揮の「ドン・・・」もほぼ同様。

それにベーム指揮の「コシ・・・」も楽しみ。このセットも「ウィシュリスト」にためて3点まであと1点。

フリッチャイは大変優れた指揮者だと思うがこの「魔笛」に限っては、深読みしすぎて全編に亘ってお通夜みたいな印象であまり感心できない。

そして最後にようやく大魚を射止めた。

モーツァルトの究極のオペラともいうべき「魔笛」の44セット目の新盤をついに発見。

オペラ「魔笛」の主役として全体の浮沈のカギを握るタミーノ役(テノール)については43セットの魔笛を試聴した結果、最高のA+評価として次の4名を挙げておいた。(あくまでも私見。2007.4.14付け魔笛視聴コーナー~CDの部まとめ2~)

 ヘルゲ・ロスヴェンゲ(ビーチャム盤、トスカニーニ盤ただしライブ)
 アントン・デルモータ(カラヤン盤1950年)
 フリッツ・ヴンダーリヒ(ベーム盤1964年)
 ペーター・シュライアー(サバリッシュ盤、スイトナー盤、デービス盤)

いずれも甲乙つけがたしの名歌手ぞろいだが、ビロードのような艶のある美声の持ち主ヴンダーリヒは4名の中でも独特の不思議な光芒を放っている。

惜しいことに若くしての不慮の事故(深夜、階段から転落死)のため録音が少なく発売されたCDはこれまで1964年のベーム盤だけなので残念極まりない思いがしていたのだが、そのヴンダーリヒが出演した魔笛のライブ盤がヨーロッパで2003年に発売されていたのだ!

指揮者と主な配役は次のとおり。

指揮者      ヨーゼフ・カイルベルト
タミーノ      フリッツ・ヴンダーリヒ
パパゲーノ    ワルター・ベリー
ザラストロ    ゴットフリート・フリック

1960年ザルツブルグ音楽祭のライブとある。
「ヴンダーリヒのタミーノ役がまた聴ける、それもライブで」こんなうれしい情報はそうそうお目にかかれない。

急いで、「ウィシュリスト」に入れて3点まとめて「カート」に入れたのはいうまでもない。

すぐにHMVからメールが入りこの「魔笛」は在庫中(1セット)だったのですぐに発送可能だが、残る2つのCDは取り寄せでまとめて1週間~2週間後に配送とのこと。

いずれにしてもこの「割引セール」のメールのおかげで貴重な盤が手に入ることになり感謝感謝。

まさにネットさまさまの時代だが、その反動で地方の独立店舗のCD店が次々に姿を消している現状には少しばかり淋しい気もする。

しかし、ネット(HMV)ではまとめ買いすれば割引があるし送料不要、しかも珍しい輸入盤が一望のごとく見られて欲しい盤がすぐに発見できるので、そのメリットは計り知れず自然淘汰は仕方がないところだろう。

(6月29日になって注文した盤が到着)

                 
  アラウ・ピアノ・ソナタ全集      四大オペラ(10枚)        魔   笛

 


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釣り紀行♯28~最後までリズムに乗れず~

2008年07月02日 | 釣り紀行

梅雨も中休みという感じで、30日(月)、7月1日(火)と連続して好天に恵まれた。
30日は雨天明けの曇りのち晴れで強風が吹き荒れたので、釣りにはなるまいと自重。1日になって「よっこらしょ」と腰を上げてみた。

釣りにとって一番大切な汐の状況は中汐。前回の6月23日(月)のときも中汐で好釣だったので、柳の下のどじょう狙いで同じ場所のY半島神社横空き地に行ってみた。確実に釣れる場所を見つけておけばあえて他所で冒険する必要はない。

現地には10時ごろに到着。珍しくも30歳前後とおぼしき釣り人が1人いてルアーによるハマチ狙い。釣り方が全然違うしスペースも十分空いているので、邪魔にはなるまいと思い、「横で釣っていいですか」とおことわりすると、やや困った微妙な表情ながら声を出さずにウンとうなづいた。

申し訳ないけども、こちらも別府から片道100km以上の道のりをわざわざやってきたので結構元手がかかっている。釣果は場所選びに大半が依存しているので遠慮は禁物。まあ、仁義をきっただけでも勘弁してもらおうと、もくもくと釣り座を設置。

干潮が12時30分なので10時30分ぐらいから釣れどきになると踏んでいたのだがこれがさっぱり。マキエを撒いても魚の動きが鈍くゆっくりとエサを追いかけている。食欲がない証拠で、とにかく魚の食い気がないことにはまったく釣りにはならない。

今日の汐は良くないと直感した。前回も同じ汐だったのにこの様変わり。これだから釣りはまったく当てにならない。風も微風なのでよくない。もっと吹いて小さな漣が立つ程度は欲しい。

干潮が12時30分前後でこの辺を境に汐が動き出してようやくマキエの効果によって食い気が立ってきた。

型のいいクロ(メジナ)が偏光グラスを通してチラチラ浮いてきだした。ようやくチャンス到来、ジャンジャン釣るぞという意気込みとは裏腹に、どうもうまくリズムに乗れない。

「エサ取り用のマキエを手前に撒く」→「15m前後の先にウキを投入」→「ウキの手前廻りにマキエを撒く」→「しばらくしてウキが海中に没する」→「魚を驚かさないように軽く竿を立てて合わせる」→「すぐに竿の先を一気に空に向けてリールで強引に巻き取る」。

この一連の流れがうまくいかない。まず道糸がウキごと2回ブチ切られた。これは大きいと勇んで釣り糸を張った途端にプツンという感じ。引きがものすごかった上にどうも糸に傷が入っていたようだ。1500円のウキが2個紛失で3000円がパーとなった。ウーン、悔しい。

釣り針に直結しているハリスもたびたびブチ切られた。それに切られるごとに糸が竿にきつく巻き付いて仕掛けを作り直すのに一苦労。「竿さばき」をはじめ、とにかくうまくいかない。

「何やってるんだ!」と口に出して自分にカツをいれながらハリス1号、道糸1.5号のサイズでは魚のパワーと勝負できないとようやく見切りをつけた。糸が細いと、竿のガイドや水中の流れの抵抗に有利なので十分メリットはあるのだが一方で大物が来たときに糸を切られる可能性が高い。
釣りの小道具の選択はすべてプラス、マイナスの裏表がある。

道糸の変更は、時間がかかるのでとりあえずハリスを1号から1.2号にサイズアップした。喰いは悪くなるが、これなら簡単には切れまい。

案の定で、ようやく取り込む率が大幅にアップしたがそれでもどうもしっくりこず最後までリズムに乗れなかった。

釣果の方は最後にどうやら帳尻を合わせた感じだが釣りにはこういう日もあると帰りの道すがら自分自身を慰めた。
それにしても取り逃がした魚は大きかった!

今日のチェック・ポイント
道糸の太さ、ハリスの太さ、釣り針の大きさ(小さい方が良い)、タナの取り方など主に4つの要素でミスった。

                  
             1                2              

1  釣り場に行く途中の対面から眺めたもの。左の小さな岩山の前が釣り場。

2  比較的大き目を並べてみた。500g~600gが10匹前後

と   き      2008年7月1日(火)  晴天、海上微風

釣り時間      10時30分~15時50分 

と こ ろ      Y半島K地区神社横の空き地

汐          中汐(干潮12時30分前後)

マ キ エ      オキアミ(小粒)1角、ジャンボ1角、パン粉2kg、集魚剤

ツ ケ エ      オキアミ小粒

釣   果      クロ25匹前後、丸ハゲ1匹、アジ3匹

メ   モ       この場所は良型が出るので次回からは道糸1.75号~、ハリ 
            ス1.2号~、にサイズアップのこと

 


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