CuriosityがGaleクレーターで3火星年(約6地球年)に亘る「SAM」による大気測定でメタンを下図のとおり測定してました。
当ブログ「有機ある活動!」でも記載してます。
(C)NASA / JPL
そして、2019年4月1日にESAがMarsExpressによる火星大気中のメタン測定結果の再分析を行い、Curiosityが2013年6月15日に観測したメタンの強い信号を、その翌日Galeクレーター上空を通過したMarsExpressが惑星フーリエ分光計によって観測していたことが分かり、Curiosityの測定の裏付けがされました。
その記事がNatureにも載りました!
ESAの記事
Nature
https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/12903
でも、でも、4月25日のNatureには「火星にメタンは見つからなかった」という記事が載っています。
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/98545
主な趣旨は、以下の通りです。Curiosityが観測したGaleクレーター内のメタン濃度とMarsExpressが測定した火星大気上層のメタン濃度との整合性が取れないということです。
Nature記事の一部「火星では過渡的で局地的なメタン濃度の上昇と、大気中メタンの背景濃度の季節変動の検出が報告されているが、これらを、火星大気の化学と物理に関する現在の理解に基づいて予想されている均一なメタンの分布と容易に両立させることはできない。」
Curiosityが見つけたメタンは、どこへ行ったのか??
*ESAの最初の記事が4月1日だったので、、、