火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

みんな本気なんだ!まずは、105日間!

2009-02-28 19:31:24 | 520MARS


2月26日、ESAが今年の後半に始められる予定のMars500Studyの先行シュミレーション(3月31日から105日間を予定している)のためのメンバーを発表しました。主メンバーは、Oliver Knickel(ドイツ陸軍の機械技師)と、Cyrille Fournier(フランスの定期航空パイロット)です。バックアップ要員としてCedric Mabilotte と Arc'hanmael Gaillard(両者ともフランス)が選任されています。実に約5,600人の中から選ばれたそうです。
上記写真の右からCyrille Fournier、Oliver Knickel です。あとの3人は、ロシア人。Star City(モスクワ近郊のthe Russian centre for cosmonaut training)で3日間の訓練をしたときの写真です。

http://www.esa.int/esaCP/SEMS3LBDNRF_index_0.html



いよいよ始まるんですね。Mars500Studyは、ESAのHuman Spaceflightの部局とBiomedical Problemsのためのロシアの研究所(IBMP)の間の共同プロジェクトの一部として、実施されています。KnickelとFournier は、4人の選出されたロシア人乗組員に加わります。上の写真は、彼らが入る施設ですが、どういう構造か今一良く分からないですね。とにかく105日間の隔離期間中、6人の乗組員は、シミュレートされた火星探査ミッションのすべての要素を経験することでしょう。それは、火星への飛行、火星の周回軌道を回ること、火星の地表への着陸と地球への帰還を含んでいます。
乗組員は、乗組員同士の個人的接触とシミュレートされたコントロールセンター及び家族と友人達との声の接触があるだけの環境に置かれます。 コントロールセンターとのコミュニケーションは、惑星間ミッションをシミュレートするために20分の遅れが組み込まれるでしょう。そして、乗組員は国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と同じ食物を食べるとの事です。



上の写真は、シュミレーションに向けて訓練を受けているところです。

Mars500Studyの目的は、いつか本当に火星へ行くための準備をするためのデータ、知識、および経験を集めることです。
隔離が様々な心理学的で生理的な局面に持っている影響を調査する事を学術調査の目的としています。ストレス、ホルモン調節と免疫、睡眠の質、心理状態そして栄養補助食品の効果などが対象です。

みんな本気なんだ!本当の冒険がここに有ります!!ワクワクしますね。3月末からの105日間そして、09年末から520日間の隔離は、どんなことを我々人間に突きつけるのでしょうか?この間、実際の外は見れないにしてもバーチャルな星空を見れるのでしょうか?ぜひ、星間風景を見せてあげたいですね。
ところで
105日間は、3/31に始まって終わりが7/14。これって巴里祭ですか?巴里祭のイベントですかね。
520日間は、開始日が分からないけど2011年の5月1日メーデーの可能性がありますね!
ヨーロッパ人だからこの位やることでしょう!

栄養補助食品としては、SpaceRefさんのサイトにNASAが認めたカルシウムが紹介されてます。

http://www.spaceref.co.jp/

http://www.ennex.jp/pincta/

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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楽しそう (taka)
2009-03-07 20:48:29
欧米人って、真剣にやるときは徹底してやるので楽しいですね。
日本もモグラたたきやののしりあいばかりやってないで、本当に未来に夢が描けるプロジェクトをやって欲しいです。

あまりにも現実的なものばかりやり過ぎです。

若田さんもいいけども、結局は米国の居候ですよね。

なんかもっとリスクを負って挑戦する人が登場して欲しいです。個人的には小心者ですのでダメですが。
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羨ましいですね (観無量)
2009-03-09 00:15:26
コメント有難うございます。
日本もやっと月への有人探査を発表しましたが、なんとなく弱い印象です。世界的にはインパクトのあるニュースになってないようです。
火星の情報は、着々と集められています。
必ず、本当に有人火星探査が実現するでしょう。丸山茂徳さんの「火星の生命と大地46億年」を読みましたが、面白かったです。

お話の通り日本は、システム疲労を起こしていて問題多いですね。それでも、何とかやってくれる人たちもいることを信じましょう。
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