火星への道

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2013-04-20 22:12:14 | Weblog

旧聞ですが、4月11日にマルス3号と思しき物体をMROのHiRISEが撮影した画像がNASAから発表されました。
マルス3号は、1971年12月2日、人類史上初めて火星地表面への軟着陸に成功しました

この件に関しては、スペースサイトさんが詳しいのでこちらを見てください。
米ソが凌ぎを削っていた火星探査の当時の様子が詳しく載っていますし、後半の[追加情報 04.12.2013]には今回の情報が詳しく紹介されています。

個人的には、この件をきっかけに火星探査の歴史を振り返ることとなり、大変興味深かったです。
特に今回のMROによる発見に至る経緯は、人々の熱意が、あることを成し遂げる原動力になることを教えてくれて大変励まされました。
2007年11月にMROのHiRISEが着陸地点と予想される南緯45°、東経202°のPtolemaeusクレーター内を撮影したデータがNASAから公表されていました。
その画像をもとに、ロシアの火星ファン達が5年に亘って解析して、2012年12月に今回の発見にこぎ着けたとのこと。
更にそのことをMROの担当者に連絡して、2013年3月に再度HiRISEによる撮影が行われて今回の画像が得られたと言うことです。
まさに米ロの共同作業であり、官民を越えた連携でもあり、真実の探求に国境はない、ということが証明されたことにもなりますね。
NASAが情報の公開や受入れに前向きに取り組んでいることも評価できます。

コメント
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