火星への道

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温室効果満点!

2011-06-06 22:43:32 | 植物工場
6月2日のMarsTodayに極寒の地球の南極で植物工場を運営していたことが紹介されています。
South Pole Food Growth Chamber (SPFGC)と言ってますが、日本語だと南極食物栽培室とでも言うのでしょうか?
SPFGCについては、Arizona大学の Controlled Environment Agriculture Centerで紹介されてますね。

下記は、南極のSPFGCの中でのSusan MacGregorさんです。



この植物工場は、水耕栽培で月や火星での運用を目指しているそうです。南極では、6-8ケ月外界から途絶されるので、その時の栄養補給用という効果だけでなく、滞在している科学者達隊員の精神的癒しの効果があるとのことです。

月や火星での農業を研究しているArizona大学のCEAC(Controlled Environment Agriculture Center)は、現在PⅡです。
UA's Campus Agricultural Centerのthe CEAC Extreme Climate Labに設置されているプロトタイプのlunar greenhouseは、Sadler Machine Co.という会社が作ったそうです。
維持管理は、Raytheon Polar Servicesがやっているとのこと。
sodium-vapor lights(ナトリウム蒸気ランプ)を使用しているため、非常に電力を喰い、多量の熱を発生するので取り扱い難いようですね。
アメリカの研究者とSadler Machine Co.は、下記のイタリアの2社とも共同研究しています。
Thales Alenia Space(ISSのハードウエアを製造)、Aero Sekur(空気で膨らませる膨張性の構造物を製造)

どうも、月での実施を優先している感じですね。
それも水耕栽培ということです。
事務局も植物工場に興味を持って、少しずつ勉強中ですが、出来れば火星の土で栽培したいと思ってます。
Phoenixが火星の土を掘って、いろいろ調べた結果は当ブログの2008年6月27日に下記の通り書きましたがアルカリで塩化物が多い土でした。

*「地球の南極大陸の乾いた谷で見つかる表層土の乾燥した土と類似しています。pHは、8-9のアルカリで、まだ完全に確定されていないがマグネシウム、ナトリウム、カリウムと塩化物を含む塩類のいろいろな構成要素を見つけました。」一回目のこのサンプルは表層から1インチの層からサンプリングされたものです。*



当時は、火星の土でアスパラガスが栽培できると大きな反響を呼びましたね。

最近は、東北地方での津波による農地の塩害対策として、塩トマトの栽培などが試されています。
その他、検索すると 塩キャベツやわざわざ土に塩を混ぜ込んで塩野菜を作っているところもありました。
塩野菜には、じゃがいも、タマネギ、きゅうり、オクラ、ゴーヤ、なす等いろいろあります。
火星での農業の可能性ありますね。
コメント
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