柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

2005新潟「第九コンサート」

2005年12月25日 | 音楽など
 昨日、吹雪の中を新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)コンサートホールに向かいました。

 午後2時開演です。
コンサートホールは満席となっていました。やはり「第九」を聞かないと年を越せないと思っている方が多いようです。今年で自主公演になって6回目のコンサートとなっています。

 新潟交響楽団、300人を越える新潟第九合唱団、指揮は新通英洋。
コンサートホールは、演奏ステージを囲むようにアリーナ形式です。
正面パイプオルガンの下の席は男性合唱のメンバー、ステージを囲むように両サイドの席には女声合唱のメンバーが勢揃いしました。

 今年は、はじめに新潟市の砂浜を詠った北原白秋の「砂山」を山田耕筰、中山晋平のそれぞれの作曲になる作品を後藤丹編作で「二つの砂山」として合唱付きで演奏された。
繰り返し押し寄せる合唱によるハーモニーと交互に聞き慣れたメロディーが現れてきました。うっとりと聞き惚れました。地元を詠んだすてきな詩があることにうれしさを感じました。

 いよいよ緊張の中にタクトが動き始めました。第九第一楽章の出始めはなぜか私もすごく緊張します。きれいに流れていきます。ほっとします。
 ちょっとテンポが速いかなと思うくらいで、音の流れに身を任せて、第二楽章くらいになると、うとうととなりました。
 第三楽章からは4人のソリスト達も加わり、いよいよ緊張感が高まります。
ついに第四楽章、力強いバリトンのソロが始まりました。一気に高揚した「歓喜の歌」がオーケストラと合唱団から次々と怒濤のように押し寄せてきました。
私の体も熱くなってきました。なんという崇高な曲なのでしょう。
まさにこの「第九は人類の遺産」だと思いました。

 コンサート実行委員会のみなさまに感謝します。
今年も第九が聞けました。幸せです。
来年もぜひぜひ聞きに来たいものです。

 4時に終了して会場を出ました。相変わらずの吹雪状態でした。
途中、クリスマスケーキを求めました。冬休み早々にやってきた孫とのクリスマス・イブを楽しみました。