サンパウロ新聞2017年8月21日
来社した武林団長、殿村さん、清水さん、白石さん(左から)
慶応義塾大学医学部の学生団体「国際医学研究会」(IMA、武林亨会長)第40次派遣団の清水俊志さん、殿村駿さん、白石哲郎さんが団長の武林会長(同大学教授)と共に来伯し、10日、あいさつに来社した。
同派遣団は、医学部6年生3人で構成され、研究調査のために毎年ブラジルを中心とした世界各国を訪れていて、今年で40年目となる。
7月16日に着伯し、これまでにマット・グロッソ州クイアバやシングーインディオ国立公園、セアラ州アラカチなどを訪れ、インディオの伝統医療の現場を調査したり、眼科健診などを行った。今後はサンパウロ州内の大学や医療機関を訪れる他、ロライマ州ボア・ビスタ市とアマゾナス州マナウス市を訪れ、医療関係機関見学や、現場実習などを行う予定だ。
同研究会は「医の原点の実体験」と「医学、医療を通じた国際交流」を基本理念として掲げて活動しており、「文化的・社会的背景に応じた理想医療の探求」をテーマに背景の異なる複数の先住民族の調査を行っている。
初来伯となった団長の武林氏は、「40年前の(同派遣団の)人たちは今の医学界のリーダー。帰国後に先進医療を学んでも、心の中にアマゾンでの経験が残っている。今回、ブラジルの風土や人と接しながらそのことがよく分かった」と語り、今回の派遣団の学生が聖市内の学生とも積極的に交流を図っていることにも触れ、日伯間の交流と医療実習の経験を次世代につなげていくことに期待を寄せた。
世話人として一緒に来社したサンパウロ日伯援護協会巡回診療医師の肥田ミルトン正人氏は、40年続く同派遣団に対し、環境の変化や先住民の自然との付き合い方と触れることで「毎年(同派遣団の)何かが大きく変わる」と指摘し、学生らの成長を確信していた。
http://saopauloshimbun.com/%E6%85%B6%E5%A4%A7%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E7%AC%AC40%E6%AC%A1%E6%B4%BE%E9%81%A3%E5%9B%A3%E3%81%8C%E6%9D%A5%E4%BC%AF%E3%80%80%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%97%8F%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E5%8C%BB/
来社した武林団長、殿村さん、清水さん、白石さん(左から)
慶応義塾大学医学部の学生団体「国際医学研究会」(IMA、武林亨会長)第40次派遣団の清水俊志さん、殿村駿さん、白石哲郎さんが団長の武林会長(同大学教授)と共に来伯し、10日、あいさつに来社した。
同派遣団は、医学部6年生3人で構成され、研究調査のために毎年ブラジルを中心とした世界各国を訪れていて、今年で40年目となる。
7月16日に着伯し、これまでにマット・グロッソ州クイアバやシングーインディオ国立公園、セアラ州アラカチなどを訪れ、インディオの伝統医療の現場を調査したり、眼科健診などを行った。今後はサンパウロ州内の大学や医療機関を訪れる他、ロライマ州ボア・ビスタ市とアマゾナス州マナウス市を訪れ、医療関係機関見学や、現場実習などを行う予定だ。
同研究会は「医の原点の実体験」と「医学、医療を通じた国際交流」を基本理念として掲げて活動しており、「文化的・社会的背景に応じた理想医療の探求」をテーマに背景の異なる複数の先住民族の調査を行っている。
初来伯となった団長の武林氏は、「40年前の(同派遣団の)人たちは今の医学界のリーダー。帰国後に先進医療を学んでも、心の中にアマゾンでの経験が残っている。今回、ブラジルの風土や人と接しながらそのことがよく分かった」と語り、今回の派遣団の学生が聖市内の学生とも積極的に交流を図っていることにも触れ、日伯間の交流と医療実習の経験を次世代につなげていくことに期待を寄せた。
世話人として一緒に来社したサンパウロ日伯援護協会巡回診療医師の肥田ミルトン正人氏は、40年続く同派遣団に対し、環境の変化や先住民の自然との付き合い方と触れることで「毎年(同派遣団の)何かが大きく変わる」と指摘し、学生らの成長を確信していた。
http://saopauloshimbun.com/%E6%85%B6%E5%A4%A7%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E7%AC%AC40%E6%AC%A1%E6%B4%BE%E9%81%A3%E5%9B%A3%E3%81%8C%E6%9D%A5%E4%BC%AF%E3%80%80%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%97%8F%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E5%8C%BB/