先住民族関連ニュース

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ブラジル、アマゾンの広大な国立保護区を鉱物採掘に開放

2017-08-25 | 先住民族関連
BBCニュース2017年08月24日
ブラジル政府は23日、アマゾンにある4万6000平方キロに及ぶ地域への国立保護区の指定を解除し、鉱物資源の採掘を可能にすると発表した。アマパー州とパラー州をまたぐ地域で、金などの鉱物が豊富だとみられている。
政府は、対象地域内にある9つの保全地区と先住民族保護区は今後も法的に保護されるとしている。
しかし活動家は、こうした地域の現在の状態が大きく損なわれるのではと懸念を示している。
ミシェル・テメル大統領による法令は、「銅及び類似鉱物の国立保護区(Renca)」と呼ばれる地域の指定を解除した。
保護区はデンマークの面積を上回る。このうち約3割の地域で採鉱が可能となる。
鉱業・エネルギー省は、保護森林および先住民族保護区には影響ないとしている。
同省は発表文の中で、「この政策の目的は、新しい投資を引きつけ、国に富をもたらし、社会に雇用や所得を生み出すことであり、持続可能性の考えに常に基づいている」と述べた。

アマパー州とパラー州の位置
しかし野党のランドルフ・ロドリゲス上院議員は今回の動きを、「アマゾンに対する過去50年で最大の攻撃」と非難したとポルトガル語日刊紙グロボは伝えている。
自然保護団体「世界自然保護基金」(WWF)のブラジル支部のトップ、マウリシオ・ボイボジック氏は7月、同地域での採掘は「人口爆発、森林破壊、水資源破壊、種の多様性の損失、土地紛争の種」につながると警告していた。
(英語記事 Brazil opens vast Amazon reserve to mining)
http://www.bbc.com/japanese/41037001

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旭川でアイヌ木彫りクマ展(動画)

2017-08-25 | アイヌ民族関連
北海道放送HBC 8/24(木) 12:45配信
北海道の観光土産品として人気を集めた木彫り熊の作品展が旭川のアイヌ民族の資料館で開かれています。
おなじみのサケをくわえたクマに、戯れる親子のクマ。旭川にある川村カ子トアイヌ記念館には、戦前に作られた作品も含めおよそ100点の木彫り熊が展示されています。旭川の木彫り熊は市内の近文地区にあったアイヌコタンで作られ始めたといわれ、会場にはその創始者とされる松井梅太郎が戦前に彫った作品も展示されています。この木彫り熊の作品展は、今月27日まで開かれています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170824-00000003-hbcv-hok

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アイヌ民族の装身具「ガラス玉」14点 松前・武家屋敷付近で出土

2017-08-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/24 17:00

 【松前】渡島管内松前町の武家屋敷跡地付近の遺跡から、アイヌ民族が装身具として使うためのガラス玉が14点発掘された。和人がアイヌ民族と物々交換するために用意したものとみられる。松前町教委によると、ガラス玉はアイヌ民族の遺跡から出土するのが大半で、和人の生活圏から見つかるのは珍しい。発掘を担当する弘前大の関根達人(たつひと)教授は「松前藩とアイヌ民族を結びつける貴重な史料で、ガラス玉の生産地や移入ルートの研究につながる」と話している。
 遺跡は松前城から約300メートルの住宅地や墓地に囲まれた地区にある。江戸時代は近くに武家屋敷があり、ごみ捨て場として利用されていた。関根教授のほか、同大人文社会科学部・文化財論研究室の学生ら14人が、19日から25日まで調査している。
 発見されたガラス玉は直径6、7ミリ。青や赤などの色が付き、穴が開いている。北前船の交易で運ばれた伊万里焼などと一緒に出土し、19世紀の幕末期のものとみられる。
残り:428文字/全文:844文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/127631

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遺骨返還、京大へ質問状 文書開示請求も 琉球民族研究会

2017-08-25 | ウチナー・沖縄
琉球新報2017年8月24日 11:24
 旧帝国大学の研究者が県内から持ち出した琉球人の遺骨が返還されていない問題で、琉球民族遺骨返還研究会の松島泰勝代表(龍谷大教授)らは23日、今帰仁村の百按司(むむじゃな)墓から1928~29年に持ち出された遺骨を保管しているとみられる京都大学(京都市)に公開質問・要望書を提出した。9月末までに質問に回答するよう求めている。遺骨に関する文書(人骨番号表)の開示請求も行った。京都大側は面談で、遺骨の保管状況などを明らかにしなかった。
 公開質問・要望書は遺骨の持ち出しについて「先住民族の権利に関する国連宣言に反しており、国際法に違反している」「伝統的な信仰や生活を無視した死者への冒涜(ぼうとく)だ」と批判。遺骨の保管状況について5月に松島教授が問い合わせた際、京都大側が回答を拒否したことには「植民地主義的な対応だ」と指摘した。
 さらに琉球民族独立総合研究学会が4月に国連人権高等弁務官事務所に遺骨の返還を求める請願を行ったことを例示。台湾大学が遺骨を沖縄側に返還する意向を示していることも挙げ、京都大に琉球民族への遺骨の返還と謝罪を求めた。
 要望は(1)遺骨の保管状況(2)保管することになった経緯(3)遺骨を用いた研究の結果(4)台湾先住民族の遺骨の有無-など6項目を明らかにすること。同研究会と大学側の対話の場を設定することも要求した。
 松島教授は「大学の事務職員が要望書を受け取ったが、面談では遺骨に関する情報や大学側の見解は示されなかった。今後も県選出国会議員や台湾の研究者と連携し、返還を求めていきたい」と話した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-561186.html

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アイヌ文化発信「今がチャンス」…知事に手作り品

2017-08-25 | アイヌ民族関連
読売新聞 2017年08月24日

高橋知事(右)にストラップを贈った熊谷さん(23日、道庁で)
 アイヌ民族に関する国立施設「民族共生象徴空間」開設に向けてPRしようと、地元・白老町の町商工会女性部とアイヌ文様刺しゅうサークル「フッチコラチ」のメンバーらが23日、道庁に高橋はるみ知事を訪ね、手作りのネックストラップを贈呈した。
 同部とサークルが共同で企画したもので、プレートなどをつけるストラップにアイヌ文様の刺しゅうが施されている。同サークルの岡田育子代表(68)は「アイヌ文化の発信は今がチャンス。がんばります」と話した。同部の熊谷あき子部長(68)は高橋知事に対し、視察に訪れる人々にアイヌ文化を紹介する事業を説明した。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20170824-OYTNT50030.html

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象徴空間予定地視察 白老町訪問 /北海道

2017-08-25 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年8月24日 地方版
 石井啓一・国土交通相は23日、初めて白老町を訪れ、2020年4月の開設準備が進むポロト湖畔の民族共生象徴空間予定地など3カ所を視察した。
 同省が所管する「国立民族共生公園」や慰霊施設の整備状況確認などが目的。隣接するアイヌ民族博物館と昨年の台風10号で護岸ブロックが越波被害を受けた、同町北吉原の災害復旧現場も訪ねた。
 博物館を見学後、取材に応じた石井国交相は「象徴空間は、国民がアイヌを理解する重要な施設。古式舞踊を拝見し、アイヌ文化の素晴らしさを体験した」と感想を述べた。
(全文404文字)
https://mainichi.jp/articles/20170824/ddl/k01/010/019000c

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白老町商工会女性部が道庁訪問、高橋知事にネックストラップ贈る

2017-08-25 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2017/8/24配信
2020年4月24日にアイヌ民族に関する国立施設「民族共生象徴空間」がオープンする白老町の商工会女性部の熊谷あき子部長らは23日、道庁を訪れ、高橋はるみ知事に同女性部が取り組む「おもてなし交流事業」を報告したほか、制作を進めるアイヌ文様刺しゅうのネックストラップを贈った。
 熊谷部長のほか、ネックストラップを共同で制作するアイヌ文様刺しゅうサークル「フッチコラチ」の岡田育子代表と小美浪フミさんらが訪問し、知事と懇談した。
 熊谷部長は、全国商工会女性部の「おもてなしプラン」事業を活用し、14年度からアイヌ文化や特産品など白老町の魅力を発信する「おもてなし交流事業」を展開していることを報告。昨年度まで3年間で全国の女性部員たちを計27件、391人受け入れたことを説明した。岡田代表も「民族共生象徴空間のオープンは、アイヌ文化を発信するチャンスだと思って頑張っています」と語った。
 知事は象徴空間の愛称を検討していることも示し、「女性の皆さんたちが盛り上げてくれることを大変うれしく思います」と話した。
 この後、熊谷部長が高橋知事にプレートなどを付ける手作りのネックストラップを贈呈した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/12019/

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帝京大大学院1年・大塚誠也さん /栃木

2017-08-25 | 先住民族関連
毎日新聞2017年8月24日 地方版
ゲームで言語伝える 大塚誠也さん(22)
 使用人口が極めて少なく、将来消えてしまうことが懸念される「消滅危機言語」。その保存をゲームを楽しみながら行うアイデアが、全国コンテストで優秀賞に選ばれた。考案したのは、帝京大大学院1年の大塚誠也さん(22)=宇都宮市。ゲームを使って楽しみながら社会問題を解決するアイデアを競うコンテストで高評価された「夢のゲーム」だ。アイデアに込められた思いなどを聞いた。【野口麗子】
 --なぜゲームを研究対象としたのですか。
 ◆元々は電気回路に興味があって大学に入学しましたが、3年生の頃に筋肉の電気を使った実験をした際に生体情報を使うのも面白いなと思いました。それがゲームに興味を持つようになったきっかけです。当時、ゲーム中の生体情報を調べる研究をしていた小川充洋先生(帝京大理工学部情報電子工学科講師)に声をかけていただき、4年生の時に実験を手伝い、本格的にゲームサイエンスの研究をしようと思いました。
 --優秀賞を受賞したアイデアは、どのようにして思いつきましたか。
 ◆私は海外旅行によく行きます。たまに現地の言語、例えばタイ語などが聞こえてくることもありますが、どの国に行っても基本的に使うのは英語だと思いました。そこで、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が定義しているアイヌ語や琉球語などの消滅危機言語を後世に残せるゲームを作れないかと考えました。
 --ゲームの内容を教えてください。
 ◆オンラインで行う大規模なロールプレーイングゲームです。主人公は冒険しながら物語を進める中で、武器屋などに行きます。その際に、例えば店主が使うアイヌ語を理解しないと強い武器を手に入れられないとか、他の消滅危機言語を理解しないと冒険のヒントを得られないなどと考えました。やり取りした文章や会話をデジタルアーカイブなどで保存できれば詳細に後世へ残すこともできます。外国の先住民など消滅危機言語を話す人を雇うことで、賃金を払うこともできると考えました。
(全文1241文字)
https://mainichi.jp/articles/20170824/ddl/k09/040/050000c

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